ヤンキースがルイス・セベリーノと契約延長

FAまで4年を残していたもののスーパー2制度により今オフが年俸調停対象1年目となっており、ヤンキースの提示額440万ドルに対し525万ドルを要求していたルイス・セベリーノですが、その年俸調停を回避し「4年4000万ドル(バイアウト275万ドル)+1年の球団オプション(1500万ドル)」の契約延長に合意したようです。

契約金:200万ドル
2019年:400万ドル
2020年:1000万ドル
2021年:1025万ドル
2022年:1100万ドル(バイアウト275万ドル)
2023年:1500万ドル(球団オプション)

もし5年目の球団オプションが行使されなければ契約前と同様に4年後の2022年オフ(28歳)にFA、行使されれば1年延びて2023年オフ(29歳)にFAとなります。

先日にもセベリーノより1歳年上であるフィリーズのアーロン・ノラが4年4500万ドル+1年の球団オプションという条件で契約したばかりでしたね。

Standard Pitching
Year Age Tm W L ERA G GS IP H HR BB SO ERA+ FIP WHIP H9 HR9 BB9 SO9 SO/W Awards
2015 21 NYY 5 3 2.89 11 11 62.1 53 9 22 56 141 4.37 1.203 7.7 1.3 3.2 8.1 2.55  
2016 22 NYY 3 8 5.83 22 11 71.0 78 11 25 66 74 4.48 1.451 9.9 1.4 3.2 8.4 2.64  
2017 23 NYY 14 6 2.98 31 31 193.1 150 21 51 230 152 3.08 1.040 7.0 1.0 2.4 10.7 4.51 AS,CYA-3
2018 24 NYY 19 8 3.39 32 32 191.1 173 19 46 220 129 2.95 1.145 8.1 0.9 2.2 10.3 4.78 AS,CYA-9
4 Yr 4 Yr 4 Yr 41 25 3.51 96 85 518.0 454 60 144 572 125 3.38 1.154 7.9 1.0 2.5 9.9 3.97  
162 162 162 15 9 3.51 36 32 195 171 23 54 215 125 3.38 1.154 7.9 1.0 2.5 9.9 3.97  
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Generated 2/16/2019.

もしセベリーノがここ2年間通りの成績を2019年~2022年の4年間でも順調に残せれば、この4年間で約5500万ドル稼いでいたはず。故障のリスクを差し引いても25歳という年齢に加えて1年の球団オプションが付いているだけにこれまでの感覚だと安く感じる内容ですが、ここ2年間におけるFA市場の停滞っぷりや今オフに同じような状況で契約延長を結んだアーロン・ノラの内容も考えると今現在では妥当なものなのかもしれませんね。

これまで2022年以降も契約が残っていたのはスタントンだったのでセベリーノで2人目に。ちなみに、2022年オフではアーロン・ジャッジやゲーリー・サンチェス、2023年オフではミゲル・アンドゥハーやチャド・グリーンがFAとなる予定。また、この契約延長により2019年におけるヤンキースの贅沢税対象総年俸は約2億2000万ドルとなっています。