ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ55:2022年春版



55位 → 41位 40位 → 31位
30位 → 21位 20位 → 11位
10位 →  6位 5位  →  1位

5位:エバーソン・ペレイラ

20歳11か月:183cm・86kg:右投右打:センター
HIgh-A:ベネズエラ:2017年国際FA(契約金150万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第16位

Hit Power Run Arm Field
40 65 50 55 45

コロナ休止前は走攻守を兼ね備えたオールラウンダーと目されていましたが、肉体改造を行ったことでスピードと守備をある程度犠牲にし傘下トップクラスのパワーを身に着け、2021年シーズンは驚異的なペースでホームランを量産(49試合・188打数・20本塁打)。

コンタクト率が60%前後と悪く非常にリスキーなバッターであるだけでなく、スピード低下により近い将来センターから両翼にコンバートされるでしょうが、昨年披露したパワフルなスイングは上位にランクインさせるに十分すぎるインパクト。

4位:ロデリック・アリアス

17歳6か月:185cm・88㎏:右投両打:ショート
ドミニカ:2022年国際FA(契約金400万ドル)
選手ページ:Baseball Reference
2021年夏ランキング:入団前

Hit Power Run Arm Field
50 45 60 60 55

数年前からインターナショナルFA22021-22年クラスにおいて頭1つ抜けた評価を受け続けてきたドミニカの逸材中の逸材。

インターナショナルFAで同様に最高級の評価を受けていたジェイソン・ドミンゲスとは対照的に攻守ともに完成度が高くハイフロアーなプロスペクトですが、ヤンキースとの契約直前に身長が急激に伸び、5ツールに加え野手として理想的なフレームも持ち合わせたプロスペクトに。

今シーズンは夏ごろにDSLでプロデビューすることになるでしょうが、インターナショナルドラフトの導入が遅れてラッキーでしたね。

3位:ジェイソン・ドミンゲス

19歳1か月:178cm・86㎏:右投両打:センター
Low-A:ドミニカ:2019年国際FA(契約金510万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第1

Hit Power Run Arm Field
40 65 60 55 50

デビュー直後に年齢離れしたセンセーショナルな活躍を披露し夏ランキング作成時にはOPS.900超でしたが、その後大きくパフォーマンスを落とし終わってみればOPS.700強。

ボール球へのアプローチ、ゴロ打球過多、右打席などバッティングにおいて明白な課題が見受けられ、さらに外野守備でも稚拙なプレーを見せており、センターへのスティックに赤信号が。

とは言え、Low-A最年少級であったにもかかわらず何だかんだでクラス平均以上の打撃成績を残しているわけですから、マッシブなローツールの持ち主であることは間違いありません。

2位:オズワルド・ペラザ

21歳1か月:183cm・74㎏:右投右打:ショート
AAA:ベネズエラ:2016年国際FA(契約金17万5000ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第2位

Hit Power Run Arm Field
50 50 60 55 55

コロナ休止前は年齢以上のヒットツール、打球初速度、ショート守備、走塁を兼ね備えたハイフロアーなプロスペクトとして期待されていましたが、2021年シーズンには打球弾道の向上に成功しパワーナンバーが大幅にアップ。

良くも悪くも積極的なアプローチを見せるフリースウィンガーであるためハイフロアーな割にある程度のリスクも内包していますが、今シーズン中のMLB昇格は既定路線。

ただ、FAまで複数年契約を残すアイザイア・カイナー=ファレファグレイバー・トーレス、トッププロスペクトのアンソニー・ボルピらが開幕から活躍を見せるようであれば、トレードデッドラインで放出されることでしょうね。

1位:アンソニー・ボルピ

20歳11か月:180cm・81㎏:右投右打:ショート
AA:アメリカ:2019年ドラフト1巡目(全体30位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第3位

Hit Power Run Arm Field
60 55 55 45 55

2021年シーズン開幕前はヤンキース傘下15位前後のプロスペクトと目されていましたが、蓋を開けてみればマイナーリーグ全体でNo.1の野手成績を残し、ヤンキースではグレイバー・トーレス以来最も高い評価を受けるプロスペクトに。

今シーズン通してAA~AAAでのプレーが予想されているものの、昨シーズンと同等のパフォーマンスを見せればシーズン終盤にMLBへ到達することでしょう。

ただ、完成度の高さがウリの非常にハイフロアーなプロスペクトであるはずが、ショート守備時の内野送球精度に難アリ。オフシーズンに内野送球改善に重点を置いてトレーニングを行いったものの、春季キャンプでは向上しているように特に見えませんでした。

当ブログで何度も書いていますが、オズワルド・ペラザと併用するのであれば、セカンドへのコンバートが現実的かつ理想的。


アンケート

2022年開幕時点のボルピに次ぐNo.2プロスペクトは誰?
  • あなたの回答を追加する

コメント

  1. 匿名 より:

    今全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかなら別ですが

  2. CC より:

    全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかあったらさておき

    • 管理人 より:

      ほとんどのプロスペクトはまるで魔法が解けたかのように数字を落としていますね。
      昨シーズンは野手プロスペクトのブレイクが相次ぎ貴重なトレード要員となりましたが、間違いなく買い手へ回るであろう今年のTDLは打って変わって厳しいものとなりそうです。

      ロデリック・アリアスまでコケれば首吊って死にます。

  3. 匿名 より:

    管理人さんがおっしゃるように今年は買い手側に回るNYYにとって大誤算でしたよね。

    個人的に今年のトレードの目玉選手が全く検討つかず、(NYYは獲得が難しくても)Martin PerezやAndrew Benintendiなのかなと思いましたが、管理人はどのように考えられますか?

    • 管理人 より:

      目玉はMontasとかContreras辺りになるんじゃないですか。何にせよPS枠拡大のせいで売り手側をシーズン序盤の段階で判断するのは難しいですよね。