ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ55:2022年春版



55位 → 41位 40位 → 31位
30位 → 21位 20位 → 11位
10位 →  6位 5位  →  1位

40位:T.J・シッケマ

23歳8か月:183cm・100㎏:左投先発
Low-A:アメリカ::2019年ドラフト1巡目(全体38位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第45位

FB SL CB CH Cmd
45 50 35 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95 90~93 mid-80s low-80s

2020年のシーズン中止に続き2021年は広背筋の故障により全休。さらに今シーズンも開幕を故障者リストで迎えており、プロでのプレーは2019年ドラフト入団後のたった1か月間しかありません。

アンソニー・ボルピの契約金捻出を目的(?)としたオーバーピックだったとは言えドラ1でこの有様はねぇ。

39位:マディソン・サントス

22歳7か月:178m・74kg:右投左打:センター
Low-A:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第55位

Hit Power Run Arm Field
40 40 65 45 50

高い身体能力を武器に走攻守でエキサイティングなプレーを見せるアスリート型プロスペクト。

特にプラス超の走塁はヤンキース傘下でも屈指のツールであり、現在はジェイソン・ドミンゲスとチームメイトであるため両翼メインの起用を受けているものの、センターがメイン・ポジションでも問題ないかと。

昨シーズンはFCLでサイクルヒットを達成するなど圧倒的なパフォーマンスを残した後に早々とLow-Aへ昇格したものの苦手な左投手を攻略できず低成績に終わりましたが、今シーズンは好調なスタートを切っておりブレイクの予感。

38位:マルコス・カブレラ

20歳6か月:190m・85kg:右投右打:サード
Low-A:ドミニカ:2018年国際FA(契約金10万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第43位

Hit Power Run Arm Field
40 55 45 45 35

恵まれた体格にパワーが追いついてきた今シーズンの大ブレイク候補。

選球眼とプラスツールになり得るパワーは大きな魅力であり、昨シーズンはFCLリーグ3位かつチームトップとなる8本塁打を放つと、今シーズンもLow-Aにて開幕からホットなバッティングを披露しています。

ただ、サード守備はアホほどエラーが多くフリンジレベル。将来的なファースト転向は既定路線かと。

37位:ロベルト・チリーノス

21歳7か月:180m・78kg:右投右打:セカンド
Low-A:ドミニカ:2017年国際FA(契約金90万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第58位

Hit Power Run Arm Field
35 45 45 55 45

抜けた数字こそ残さないものの安定して及第点の成績を記録し着実にクラスアップを続ける元Int 4Aトッププロスペクト。

打撃面ではボール球スイング率が非常に高くアプローチの改善が必要ですが、内野の各ポジションを無難に守るだけでなく今オフのベネズエラ冬季リーグにおいて外野にも挑戦しており、控えのユーティリティプレーヤーへの成長を期待。

36位:マット・クルック

27歳5か月:193cm・102㎏:左投先発
AAA:アメリカ:2016年ドラフト4巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第57位

FB SL CT CH Cmd
55 55 40 35 35
FB/be FB/vel SL/vel CT/vel CH/vel
97 91~92 80~82 88~89 83~85

変化量大のシンカー、スラーブ、カッターをアバウトに投げ込みゴロと空振りを量産する稀有なプロスペクト。

5年ぶりに先発へ復帰した昨シーズンは左打者相手に圧倒的な強さを見せ、シーズン終盤はAAAで手が付けられない状態でした。

ロン・マリナチオJP・シアーズに敗れ40人ロースターに追加されなかったため本来であればルール5ドラフトにて流出していたでしょうが、ラッキーなことに労使協定交渉の遅延によってルール5ドラフトが中止となったため残留。

35位:アルフレッド・ベガ

21歳2ヶ月:185cm・76㎏:右投先発
Low-A:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第76位

FB SL CB CH Cmd
45 45 50 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
94 92 80 87

球威こそありませんが変化球(スラーブとチェンジアップ)はクオリティが高く、昨シーズンは制球難に苦しんだようですがコマンドのポテンシャルも悪くないかと。

個人的に今シーズンのブレイクを期待しているプロスペクトであり、てっきり開幕はLow-Aで迎えると思っていたのですがFCLスタートに。Low-Aスタートでなかったということは・・・😓

34位:ブレニー・エスカニーオ

19歳4か月:175m・65kg:右投両打:セカンド
DSL:ドミニカ:2019年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第58位

Hit Power Run Arm Field
40 35 55 55

2019年にInt FA契約直後ながらもJ. P. フェイエレイセンとのトレードでブリュワーズ傘下から加入した小兵。

小柄ながらも筋肉質な体にパワーを秘めたアスレチックな選手で、実戦デビューとなった昨シーズンはDSLにて走攻守に渡り好成績を記録。

今シーズンはFCLで開幕を迎えるでしょうが、Low-A未満の野手ではロデリック・アリアスに次ぐプロスペクトかと思います。正直ただの勘だけど。

33位:ジョニー・ブリート

24歳2ヶ月:183cm・92㎏:右投先発
AA:ドミニカ:2015年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏版ランキング:第82位

FB SL CB CH Cmd
50 40 50 60
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
97 95 80 87

ヤンキース傘下屈指のコマンドが最大の武器である軟球投手のはずでしたが、春季キャンプでは最速97マイル・平均95マイルを計測(昨シーズンは最速94~95マイル・平均91~93マイル程度)するなど急激な成長を見せました。

とは言え、シンカーは某球気味で第2の変化球カーブもクオリティがイマイチ。案外リリーフ向きな可能性も。

32位:フアン・カレラ

20歳4か月:190cm・84㎏:右投先発
Low-A:ドミニカ:2018年国際FA(契約金33万5000ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第17位

FB SL CB CH Cmd
55 50 40 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 92 81 85

マイフェイバリット・プロスペクトの1人。

FCL開幕前にインスタグラムで無茶苦茶良さげな投球映像をアップしていたいので勢い余って17位にランクインさせてしまいましたが、FCLでの好投を経てLow-Aではけちょんけちょんに打ち込まれました。

Low-A昇格後は平均92マイル程度に収まっていますが、拡張春季キャンプやFCLではコンスタントに95マイル弱を計測していたので、あと1段階高速化の余地が残っているかと。

31位:ヨエンドリス・ゴメス

22歳6か月:190cm・79㎏:右投先発
Low-A:ドミニカ:2016年国際FA(契約金5万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第75位

FB SL CB CH Cmd
60 55 50 45 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 95 84 80 87

速球と変化球3種の全てで先発投手として及第点のクオリティを誇り、クリーンかつスムーズな投球フォームから制球力のポテンシャルも感じさせるヤンキース傘下で数少ない真の先発投手プロスペクトであるはずですが、残念ながらクラーク・シュミット級のスぺ体質。

昨シーズンは肩の故障により開幕から出遅れると、復帰後たった1ヶ月でコロナ感染により離脱。さらには、離脱中に右肘を痛め秋頃にトミー・ジョン手術を受ける羽目となり、2022年シーズン全休が決定しています。

2020年オフに40人ロースターに追加されていますが上記のスぺ体質によりマイナーでの実績が乏しく、ここからMLBデビューまで大きく時間が掛かるでしょうから、ハッキリ言ってロースター上厄介な存在。

コメント

  1. 匿名 より:

    今全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかなら別ですが

  2. CC より:

    全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかあったらさておき

    • 管理人 より:

      ほとんどのプロスペクトはまるで魔法が解けたかのように数字を落としていますね。
      昨シーズンは野手プロスペクトのブレイクが相次ぎ貴重なトレード要員となりましたが、間違いなく買い手へ回るであろう今年のTDLは打って変わって厳しいものとなりそうです。

      ロデリック・アリアスまでコケれば首吊って死にます。

  3. 匿名 より:

    管理人さんがおっしゃるように今年は買い手側に回るNYYにとって大誤算でしたよね。

    個人的に今年のトレードの目玉選手が全く検討つかず、(NYYは獲得が難しくても)Martin PerezやAndrew Benintendiなのかなと思いましたが、管理人はどのように考えられますか?

    • 管理人 より:

      目玉はMontasとかContreras辺りになるんじゃないですか。何にせよPS枠拡大のせいで売り手側をシーズン序盤の段階で判断するのは難しいですよね。