ヤンキース:プロスペクト・ランキング:トップ100:2024年開幕版



100位 ➡ 86位 85位 ➡ 71位
70位 ➡ 61位 60位 ➡ 51位
50位 ➡ 41位 40位 ➡ 31位
30位 ➡ 21位 20位 ➡ 11位
10位 ➡ 1位

40位:Engelth Urena

エンヘル・ウレーニャ:35 FV
2004年8月生(19歳7か月):180cm:C
DSL:ドミニカ:2022年国際FA(契約金$275K)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第29位

Hit Power Run Arm Field
35 55 ? ? ?

Baseball America(というかJosh Norris)だけがゴリ押ししているオフェンシブ型キャッチャー。

2022年のデビュー戦1回表にファールチップを受け右手骨折。同シーズンの出場試合数がたった11にとどまった上に、2023年は膝の手術によってシーズン全休。

Instgramで披露しているバットスピードは魅力的ですが、ここまで実戦経験が少ないと評価しようがありません。

39位:Jace Avina

ジェイス・アビーナ:35 FV
2003年6月生(20歳9か月):180cm:LF
Low-A:2021年ドラフト14巡目(MIL)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:入団前

Hit Power Run Arm Field
35 55 55 60 50

Jake BauersとのトレードによりMILからBrian Sanchezと共に加入。

バッティングの根幹であるコンタクトスキルとアプローチに問題を抱えるも、高い身体能力とハードヒッティングは魅力的。

高校時代に外野送球 98 mphを計測した強肩と60ヤード走6.6~6.7秒のスピードが活かされているのか、良好なOF守備成績を残している点も好印象。

今STでHRを放っていますが、他打席はウィークコンタクトばかりで、褒められたパフォーマンスではありません。

38位:Richard Matic

リチャード・マティック:35 FV
2007年7月生(16歳8か月):183cm:3B
-:ドミニカ:2023年国際FA(契約金$850K)
選手ページ:MiLB公式Baseball Reference・FanGraphs
2023年Mid版ランキング:入団前

Hit Power Run Arm Field
35 50 40 ? ?

Int FA 2023年クラスにてFrancisco Vilorioに次ぐボーナスを費やしたプロスペクトであり、恵体を活かしたパワフルなスイングが持ち味のオフェンシブ型。

契約時は身長188㎝との話だったのですが、契約後に発表された公称身長は183cmとなっており、ここら辺については期待外れ。外見上は本当に180㎝台後半に見えるんですけど…

また、フィールド上での動きはぎこちなく、その上この段階でSSではなく3Bを守っているということは、守備についても期待薄。

早生まれのため2023年クラスの中でも若齢な点はポジ要素。

37位:Sabier Marte

サビエル・マルテ:35 FV
2004
年2月生(20歳1か月):196cm:SP/RHP
DSL:ドミニカ:2022年国際FA(契約金$30K)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
55 40 50 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 l-90s ? ?

プロファイルはChalniel Ariasと似通っていて、極端な長身瘦躯ボディと完成度が低いローエフォートなメカニクスからマッシブなプロジェクションを感じるハイシーリング型。

また、反対に一部のツールにおいては高い完成度を誇り、DSLで非常に優秀なK-BB%を残しているだけでなく、空振りとGBの両方を生み出す決め球CHはクオリティ〇。

Int FA契約からまだ2年しか経っていませんが、プロ入りが遅れたため既に20歳をオーバー。

36位Willy Montero

ウィリー・モンテロ:35 FV
2004年8月生(19歳7か月):193cm:CF
FCL:ドミニカ:2021年国際FA(契約金$1.7M)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 45 50 ? ?

巨体から繰り出されるスイングはまだまだ不格好で、メカニクスの修正を繰り返していますが、意外にもバットコントロールは優れているようで、CPXクラスにおいて85パーセンタイルに当たる17.7 K%を記録。

さらにBABIPが上振れしたおかげで、FCLのシーズン最多安打に輝いています。

また、ドラフト組加入後にCFからRFへ移ったものの、守備成績は悪くありません。

35位:Justin Lange

ジャスティン・ラング:35 FV
2001年9月生(22歳6か月):193cm・99㎏:SP
Low-A:2020年ドラフト1巡目(SDP:全体34位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第34位

FB SL CB CH CT Cmd
60 60  40 40 50 30
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel CT/vel
102 95 83 80 87 87

球速もさることながら、プラスピッチのSLは驚異の63 Whiff%。これはLow-Aクラス・FSLで最高の値であり、CTも57%を記録しています。

約1年前に記したように単純なピッチクオリティだけならばClayton BeeterやCarlos Lagrangeを上回りNYY傘下No.1かもしれません。

しかし、変化量が大きなブレーキングボールと良くも悪くも大きなシンキングを見せるFF(SI)を全くコマンドできず、今後もコマンド&コントロールがSPの必要水準に達するとは思えません。

球威と身体能力がピークを過ぎる前にブルペンへ回して欲しいところ。

34位Jack Neely

ジャック・ニーリー:35 FV
2000年3月生(23歳9か月):203cm:RP/RHP

AAAA:アメリカ:2021年ドラフト11巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第33位

FB SL CB CH Cmd
60 50 30 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
100 95 86 85

NYY傘下屈指のライディングアクションを見せるフラットなFFと縦に落ちるSLのコンビネーションは強力で、2022年から引き続き2023年シーズンも40%近いK%を記録。

極端なフライ系投手のため、AA昇級後は一発病に苦しんだとはいえ、この勢いなら2024年シーズン中にMLBへ到達しても驚きではありません。

33位:Carlos Narvaez

カルロス・ナバエス:35 FV
1998年11月生(25歳4か月):180cm:C
AAA:ベネズエラ:2015年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第43位

Hit Power Run Arm Field
35 45 35 60 55

好守のキャッチャーとして細々と活躍を続け、2023年シーズンはとうAAAへ到達。

90th EVやBest SpeedなどEVスタッツは平均を下回ったものの、器用にも広角へ高いSweet Spot%を残し、Barrel%やxwOBAconは平均超の数字。

シーズンオフには40人ロースターに追加され、得意としているSTでも活躍を披露しており、期待値通り順当に第3の捕手の座を掴んだと考えていいでしょう。

32位:Zach Messinger

ザック・メッセンジャー:35 FV
1999年10月生(24歳5か月):198
cm:SP/RHP
AA:2021年ドラフト13巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第38位

FB SL CB CH CT Cmd
45 55 45 45 35 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel CT/vel
96 92 82 78 86 88

ドラフト13巡目指名ながらも。プラスピッチと評されるSLを始めとする多様なピッチレパートリーを武器に高いK%を記録。

しかし、長身ピッチャーらしくコンスタントに制球難に陥り、特に後半戦はBBだけでなくHBPやWPも連発。

早い段階でレパートリーを絞ってブルペンに回すのが正解かもしれません。

31位:Tyler Hardman

Tyler Hardman:35 FV
1999年1月生(25歳2か月):188cm:3B

AA:2021年ドラフト5巡目(全体153位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第36位

Hit Power Run Arm Field
35 55 40 50 45

アマチュア時代からタフなプレーヤーですが、7月末に死球を受け右手骨折。後半戦に入りHRを連発していただけに、最悪なタイミングでのアクシデントとなりました。

ただ、それでも26HRはAAクラス・Eastern Leagueにてリーグトップの数字であり、.322 ISOもMiLB全体で4位にランクイン(300 PA以上)する高水準。

オフシーズン中には高校時代からの彼女とゴールインしており、プライベートを追い風に復活を期待。