ヤンキース:プロスペクト・ランキング:トップ100:2024年開幕版



100位 ➡ 86位 85位 ➡ 71位
70位 ➡ 61位 60位 ➡ 51位
50位 ➡ 41位 40位 ➡ 31位
30位 ➡ 21位 20位 ➡ 11位
10位 ➡ 1位

60位Kiko Romero

キコ・ロメロ:30 FV
2000年9月生(23歳6か月):180cm:3B
Low-A:2023年ドラフト7巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 60 35 ? ?

3年間短期大学でプレーした後に4年目(2022-23年度)から強豪アリゾナ大学へ転向。同大学で年下達を相手にカンファレンス上位の打撃成績を残し、ドラフト2日目にNYYから指名を獲得しました。

本拠地が非常に打高投低なアリゾナ大学での成績を鵜呑みにすべきではありませんが、トラッキングデータを重視するエバリュエイターからの評価が高く、幾度となく110 mph EVや450 ftを計測。シーズン終盤には112 mph×44° LAのJoey GalloライクなHRも。

ただ、プロ入り後はMax EVが105.2 mphに留まり、Contact%も67.9%に低迷。以外にも速球に対し脆さを露呈しました。

アリゾナ大学では1Bに固定されていましたが、高校時代はSSとC、短期大学時代はRF/LFも経験しており、NYYが3Bを守らさせている点は興味深いなと。

59位Gabriel Terrero

ガブリエル・テレーロ:30 FV
2005年9月生(18歳6か月):168cm:2B
DSL:ドミニカ:2023年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 35 50 ? ?

ミニマムサイズの非アスリート体型は致命傷に近いファクターですが、スイッチヒッターとして両打席で期待を大きく超える打棒を披露。

DSL NYY傘下最多となるシーズン7 HRを記録しました。

ちなみに、HRは全てLHBで放ったものですが、RHBの方がK/BBやスラッシュラインは優秀。

成績を見る限り守備はあまり期待できません。

58位:Danny Flatt 

ダニー・フラット:30 FV
2004年6月生(19歳9か月):193cm:SP/RHP
FCL:2023年ドラフト14巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
50 45 50 ? ?
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 l-90s l-80s m-70s ?

高校ではなくアカデミー出身のスリーパー・ピック。

長身のオーバースローから最速95~96 mphのFFを投げ下ろすだけでなく、SLとCBは3000 rpm前後を計測。

標準的な高卒プレーヤーと比べ年齢は高めですが、フィジカル的にも更なる球威向上が見込まれます。

ただ、これだけのツールを誇りながらもドラフト前にほとんど注目されず後半ラウンドまで残っていたということは、制球面に大きな課題を抱えているのかもしれません。

57位Rafael Flores

ラファエル・フローレス:30 FV
2000年11月生(23歳4か月):193cm:C
High-A:2022年ドラフト外
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 45 35 45 40

短期大学とサマーリーグなど日陰での活躍を評価され、ドラフト外にてNYYと契約。

メカニクスの完成度こそ高くありませんが、巨体を活かして強打を披露しており、EVスタッツは平均超の数字。

全体的な打撃成績は至って平均レベルとは言え、9月に1つギアを上げたままシーズンを終えました。

キャッチャー守備の評価は芳しくなく、個人的にも拙守かと思います。

56位Jesus Rodriguez

ヘスス・ロドリゲス:30 FV
2002年4月生(21歳11か月):175cm:3B/C
High-A:ベネズエラ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 40 50 55 45

これまでプロ入り後全てのシーズンで素晴らしい打撃成績を残している傘下屈指のインゲーム・パフォーマー。

Max EV 106.4 mph、95th EV 102.9 mph、3.1 Barrel%、xwOBA.321とLow-AにおけるStatcastスタッツは宜しくありませんでしたが、シーズン終盤にHigh-Aにて.356/.464/.533の大爆発。ベネズエランWLでも好成績を残しました。

キャッチャーの割には身体能力が高く、キャッチャー守備について個人的にはあまり酷い印象を持っていないものの、2023年シーズンは1B/3BやOFでの起用も増加。

走塁も悪くないだけに評価が難しいプレーヤーです。

55位:Brendan Beck

ブレンダン・ベック:30 FV
1998年10月生(25歳5か月):188cm・92㎏:SP
High-A:2021年ドラフト2巡目(全体55位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第33位

FB SL CB CH Cmd
40 50 45 40 55
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 90~91 83~84 78~79 84~85

今オフの下記投稿にて詳細なプロファイルを取り上げましたが、その後トミー・ジョン手術のフォローアップ手術を受け、またもや長期離脱へ。

2年間の長期離脱を経て2023年夏に実戦復帰を果たした2021年ドラフト2巡目指名選手ブレンダン・ベック(Brendan Beck)について。

54位Hans Montero

ハンス・モンテロ:30 FV
2003年12月生(20歳3か月):175cm:SS
FCL:ドミニカ:2020年国際FA(契約金$1.7M)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第49位

Hit Power Run Arm Field
40 40 60 55 40

175㎝の小柄な体格に筋肉を付け、順調にパワーナンバーが向上。Gleyber Torresを彷彿させる初動から繰り出すハイエフォートなリフトスイングは見応え十分。

Roderick Arias Enmanuel TejedaKeiner Delgadoら上位のティーンエージャIFに匹敵するアプローチスタッツを残している点も印象的。

ただ、SS守備成績は依然として酷いもので、世間的な高評価との乖離をどう扱うべきか?

53位Christopher Familia

クリストファー・ファミリア:30 FV
2000年6月生(23歳9か月):180cm:LF
High-A:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
40 55 30 45 35

故障によって開幕から2ヶ月近く出遅れるも、Low-Aでは21試合に出場し驚異の1.401 OPSを記録。Statcastスタッツも非常に優秀で、7本の400ft超HRと13本のBarrelを残し、xwOBAは.463にハネました。

High-A昇級後は117 wRC+にとどまるも、47試合の出場で11 HRを放ち、シーズントータルで見ると68試合・22 HR。フルシーズンプレーしていれば、Estevan Florialの傘下最多28 HRを上回っていたことでしょう。

ただ、やはり低レベルな守備走塁によってバリューが限られており、オフに参加したドミニカンWLでも活躍することはできず。

52位:Elijah Dunham

イライジャ・ダナム:30 FV
1998年5月生(25歳10か月):180cm:LF

AAA:2020年ドラフト外
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:第40位

Hit Power Run Arm Field
35 45 55 40 40

AAAで開幕を迎えるも、AAまでは通用していたコンタクトスキルがハマらず、Everson Pereiraに押し出される形でAAで降格。

降格後のパフォーマンスもハネることはなく、再昇級を見送られたままシーズンエンド。

平均を下回るOF守備についても改善は見受けられず。

51位:Angel Benitez

アンヘル・ベニテス:30 FV
2003年9月生(20歳6か月):201cm:SP/RHP

DSL:ドミニカ:2021年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2023年Mid版ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
55 45 55 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 94 m-80s 88

Michael Pinedaを彷彿させる巨体とメカニクスからプラスピッチとなり得るFF&CHを投げ下ろすハイフロアー型。

2022年にプロデビューからたった1ヶ月でトミー・ジョン手術を受け、今オフーズン中にライブピッチングを再開しており、FCL開幕までにXSTから吉報(凶報)が聞こえてくるはず。