強打攻守の選手が揃いもはや現代野球界の花形ポジションともいえるサード。とりわけ若手選手の活躍が著しく、2020年代も2010年代と同様にサードの時代となりそうです。
各ランキング一覧表 | |||
2019年版のランキング | |||
2020年MLB選手ランキングTOP100 | |||
ファースト/DH | セカンド | サード | ショート |
レフト | センター | ライト | キャッチャー |
先発投手 | リリーフ投手 | ||
イントロダクション |
サード(三塁手)
10位:ジャスティン・ターナー
ドジャース:35歳
2018年:4位 → 2019年:6位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 4.9 | 4.2 | 5.4 |
2019 | 4.1 | 3.4 | 4.5 |
太ももの故障により135試合の出場に終わりましたが、実はこれは2016年の151試合出場に次ぐキャリア2番目の数字。つまり、ターナーにしては例年よりも健康体だったわけですね。
今オフにはアストロズの不正行為に関して積極的にコメントするなど話題に。
9位:ヨアン・モンカダ
ホワイトソックス:24歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 1.3 | 2.1 | -0.2 |
2019 | 4.8 | 5.7 | 5.2 |
セカンドからサードにコンバートされたのが功を奏したのか、かつてのNo.1プロスペクトがとうとうブレイク。
三振率を2018年の33.4%(217三振・MLBワースト)から27.5%まで大幅に下落させたわけですが、アプローチが向上したというよりは早いカウントからより積極的にスイングしていった結果。あまりこのような成功が長続きするようには思えませんが、身体能力&ポテンシャルはまだまだ開花の余地あり。
とは言っても、一塁到達タイムやSprint Speedを見る限りマイナー屈指と謡われたその俊足に急激な劣化が見えているため、身体面に関しては早熟な可能性も大。
8位:ラファエル・デバース
レッドソックス:23歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | -0.1 | 1.0 | 2.8 |
2019 | 4.9 | 5.9 | 5.6 |
若干22歳ながらも史上12人目となる200安打・50二塁打・30本塁打を達成(サードとしては史上初の快挙)。
相変わらず左投手を苦手としていますが、将来的にはwRC+150クラスのバッターへの成長を期待。
7位:エウヘニオ・スアレス
レッズ:28歳
2018年:ランク外 → 2019年:8位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 4.2 | 3.9 | 3.8 |
2019 | 3.9 | 4.5 | 4.4 |
2018年の打撃改造に加え2019年は引張方向へのフライを増やしたことによりホームランを量産。138年の歴史を誇るレッズ球団史の中でも歴代2位タイとなる49本塁打を記録しました。
ただ、今オフはスイミングプールで肩をケガ→骨片を取り除く手術を受けたため開幕戦に間に合わない可能性も。(スイミングプールで転倒して肩をぶつけたのか水泳中に痛めたのか詳しい理由は未発表のため不明。)
6位:ホセ・ラミレス
インディアンズ:27歳
2018年:6位 → 2019年:1位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 7.6 | 8.0 | 6.6 |
2019 | 3.4 | 3.3 | 3.6 |
2017年~2018年にかけて2年連続でMVP投票3位となり2019年もMVPの有力候補でしたが、開幕から大スランプに陥りMLB定着後では自己ワーストの成績に。
とは言え、下のように月別成績を見てみると後半戦は一気に調子を上げているので、今年は2017年~2018年級の成績を期待できるかもしれません。
月別OPS
3・4月: .557
5月: .725
6月: .620
7月:1.020
8月:1.077
(9・10月:3試合のみの出場)