将来のMLB最速投手候補たち:パート2


「将来のMLB最速投手候補たち」の記事をこのページにまとめていきます。    とりあえず今オフ中にパート10まで投稿する予定。   ...

今週23日発売のiPad Air 第4世代を予約注文していたのですが、よくよく考えたら特段必要はないような気がしてきました。もう発送されてしまったので手遅れなんですけど。

64GB・Wi-Fiオンリーモデルで約7万円。7万円といったらBasbeball Referenceの有料サービス8年、Baseball Americaなら9年、SABRなら10年、The Athleticなら11年分。

GAFAの中でも唯一MLBと直接的な関係性が薄い🍎にお布施を納めるなんてMLBファンとして失格ですね。ニワカから脱出できる日は本当に来るのでしょうか?




ハンター・グリーン

Hunter Greene:21歳(1999年8月生):193㎝・97kg
RHP:レッズ傘下(Aクラス)
最高球速:103.1マイル

高校時代に最速101~102マイル、2018年にはフューチャーズ・ゲームにて1.0イニングを投げ18歳ながらもStatcastにて最速103.1マイル・平均101.3マイルを計測。103.1マイルは実戦登板における10代最速記録であり、他のアマチュア選手やマイナリーガーらと異なりStatcastで計測している点も👍

2019年の4月にトミー・ジョン手術を受け剛腕として大きな借金を背負ったものの、今年の3月に投球を再開すると6月にはRapsodo(ラプソード)にて最速101.5マイルを計測。

もちろんマイナリーグは中止となったため実戦登板ことないものの、レッズ傘下マイナー組織での模擬登板ではすでに100イニング以上分を投げ込んでいるとのことで、来シーズンでの完全復活に大きな期待。



メルビン・アドン

Melvin Adon:26歳(1994年6月生):190㎝・111kg
RHP:ジャイアンツ傘下(AAAクラス)
最高球速:103マイル

国際FAによるプロ入りが2014年(20歳時)と遅くれたものの2016年に初めて100マイルを計測。さらに2018年には新たに102マイルを計測すると2019年の春季キャンプではStatcastにて102.1マイルを計測。そして7月のイースタンリーグ・オールスターゲーム(AAクラス)にて自己最速となる103マイルを計測しました。

AAAクラスでは四球過多によって醜い成績に終わり今年の春季キャンプでも炎上するなど上位クラス相手での成果は無くMLBデビューも果たしていませんが、剛速球には珍しく故障も少ないだけに27歳でMLBに定着し最速104.0マイルを記録したタイロン・ゲレーロのような活躍を来シーズンは期待。

ただ、ジャイアンツはこの夏にフォーシーム主体のピッチングをツーシーム主体に転向させたとのことで、来シーズンは2019年のような球速を期待できない可能性が大。

つまんねえ。



ジョアン・デュラン

Jhoan Duran:22歳(1998年1月生):196㎝・104kg
RHP:ツインズ傘下(AAクラス)
最高球速:101マイル

2017年~2018年に最速98マイル(ベースボールアメリカによると最速100マイル)を計測していましたが、2019年は最速101マイル・平均97マイルを記録するなど急成長を見せ各メディアのプロスペクト・ランキングでもトップ100入りするようなトッププロスペクトに。

また球速には関係ありませんが、デュランの持ち球の中にはスプリッターの握りでシンカーのように変化する平均93~94マイルの変化球があり、デュランがアリゾナ傘下時代(~2018年)に習得したこの球はSplitterとSinkerの名前を合わせて”Splinker(スプリンカー)”と呼ばれているとのこと。

今年の夏にダルビッシュがツーシームとスプリットの間の球を新球”スプリーム”として公開していましたが、写真や映像を見る限りデュランのスプリンカーとダルビッシュのスプリームはほぼ握りが同じ。シンカーと2シームという表現の違いこそあるもののスプリームはスプリンカーと同種として扱うべきかと。

というわけで、ダルビッシュがスプリーム(スプリンカー)を生み出した(考案した、開発した)という考えは大きな間違いだと言えるでしょう。まあダルビッシュ本人が”スプリームを初めて投げたのは自分だ”なんて言っているわけではないですけど。



タナジ・トーマス

Tahnaj Thomas:21歳(1999年6月生):193㎝・86kg
RHP:パイレーツ傘下(ROKクラス)
最高球速:101マイル

2018年オフにインディアンズからパイレーツにトレード移籍。この時点では最速96マイル・平均92~95マイル程度でしたが、2019年に入ると最速101マイル・平均90マイル台後半を記録するなど一気に成長。さらに球速だけでなくコマンドも大きく向上したことによりプロスペクトとしての評価も急上昇中で、FagGraphsのプロスペクト・ランキングにおいて既にトップ100入りを果たし、他のメディアのランキングでも近いうちにランクインすることになるでしょう。

身体能力も抜群と評され、さらにこの2年間で体も大きく(今現在、公表体重の86kgを大きく超えていること確かでしょう)なったものの未だ体格面の成長の余地を感じさせるだけに来シーズンはAクラス以上での101マイル越えも期待。

また、現在は先発としてプレーしていますが変化球のレパートリーに欠けることもあり、MLBデビューまでにリリーフに配置転換される可能性も。先発として100マイル近くを連発するんですからリリーフとして投げれば・・・。



ライリー・パイント

Riley Pint:22歳(1997年11月生):196㎝・102kg
RHP:ロッキーズ傘下(Aクラス)
最高球速:102マイル

高校時代に最速102マイルを計測し2016年ドラフトにて全体4位指名でロッキーズ入りするも、制球難とスぺ体質に苦しみAクラスすら未だ卒業できない有様。

昨シーズンに至ってはシーズン序盤にリリーフ転向するも17.2イニングを投げ31四球・6死球・18暴投・ストライク率44%を記録。今シーズンも肩の故障が再発するなど成長は見られず、MLBデビューまで漕ぎ着ける可能性は1%にも満たないでしょう。

そもそも”将来のMLB最速投手候補”などと題してパイントを取り上げるのはアレですが、以前100マイルを計測するフォーシームだけでなくカーブやスライダーも一級品であるためプロスペクト・ランキングでは結構上位にランクインしてますね。