レフト:2019年MLBポジション別選手ランキング

・イントロダクション

(1)怪我をしないのも実力のうち(アクシデントによる怪我は別)
(2)セイバーメトリクスを重視
(3)最近のシーズンほど重みをつけて評価
(4)無意識にヤンキースの選手を優遇しているはず
(5)ポテンシャルとか伸びしろは評価せず
(6)不調に陥らないのも実力のうち
(7)運も実力のうち・・・ではない
(8)ポジションは守備イニング数が一番多かったモノ
 

レフト:2018年MLBポジション別選手ランキング


キャッチャー:2019年MLBポジション別選手ランキング

ファースト&DH:2019年MLBポジション別選手ランキング

セカンド:2019年MLBポジション別選手ランキング

サード:2019年MLBポジション別選手ランキング

ショート:2019年MLBポジション別選手ランキング


レフト(左翼手)


10位:コーリー・ディッカーソン

パイレーツ:29歳:2018年=9位

rWAR fWAR WARP
3.8 2.7 2.4

2017年は好成績の残しながらレイズの緊縮政策によりパイレーツへ放出されましたが、昨シーズンは同様の成績を残しています。とりわけDRS+16はNLのレフトの中ではダントツのトップであり、29歳ながらキャリア初となるゴールドグラブ賞受賞文句果たしました。

来オフにFA予定でありトレードデッドラインでの放出が有力的。また、来オフのFA市場は今のところ不作なので成績以上の人気を集めるかもしれません。


9位:エディ・ロザリオ

ツインズ:27歳:2018年=ランク外

rWAR fWAR WARP
3.6 3.4 3.6

6月終了時点で18本塁打、OPS.930を記録しTop5入りは間違いなしかと思われましたが、それ以降は6本塁打、OPS.642に終わりこの順位に落ち着きました。

守備範囲こそ大したことないものの(レギュラーの)レフトとしてはMLB・No.1の強肩であるため守備成績は👍


8位:マイケル・ブラントリー

アストロズ:31歳:2018年=ランク外

rWAR fWAR WARP
3.6 3.5 2.8

2016年~2017年は肩やら右足首やらの故障で計101試合の出場に終わったものの、昨シーズンは(開幕こそDLで迎えたものの)143試合に出場。年齢的には峠を過ぎる頃のはずですが2015年以前と同様の打撃成績を記録し、今オフにはアストロズとFAとして2年3200万ドルの契約を結んでいます。

ただ、アストロズの外野陣には好守のジェイク・マリスニックやマイルズ・ストロー、若手のトニー・ケンプなどがいるので、故障が多く鈍足のブラントリーはDHでの出場も増えそう。


7位:マイケル・コンフォート

メッツ:26歳:2018年=7位(全体100位)

rWAR fWAR WARP
2.9 3.0 1.8

2017年は24歳ながらwRC+147、オールスターゲーム出場を果たしたものの8月に左肩を脱臼し長期欠場。2018年もその影響が出てしまったのか何とも言えない中途半端な成績に終わりました。それでも、後半戦には68試合で17本塁打、OPS.895を記録しており今シーズンは期待。

守備力不足なもののチーム状況からセンターで起用されることも多かったですが、メッツは今オフにロビンソン・カノーの獲得により浮いたジェフ・マクニールの外野起用が増加予定。さらに、好守のキーオン・ブロクストンも獲得しており、コンフォートの起用法がより流動的になりそう。


6位:ブレット・ガードナー

ヤンキース:35歳:2018年=4位(全体56位)

rWAR fWAR WARP
2.8 2.5 2.6

バッティングの衰えが急激に進みましたが守備・走塁は共に35歳ながらMLBトップクラス。DRS+10以上はキャリア6度目であり、走塁指標BsRでの+8.9はホセ・ラミレスに次ぐMLB全体2位の数字。結果的に2014~2018年の4年5200万ドルの契約延長は大成功に終わりましたね。

オフにはキャリア初のFAとなりディスカウント価格の1年750万ドルで再契約。流石に来年にはランク外となりそうですけど・・・。