「ジュラシック・ワールド2/炎の王国」興行収入&評価

日本では13日の金曜日に公開ですが、全世界のほとんどの国と地域で6月7日~22日に公開している「ジュラシック・ワールド/炎の王国」。ジュラシック・パークシリーズの5作目でありジュラシックパ・ワールドの続編となる今作は評論家・一般客から共に低評価(一部では酷評)を受けていますが、興行成績は大成功と言える数字。

ということで、この興行大成功作品の日本以外での興行成績を見ていきましょう。


北米興行収入

初週週末:1億4800万ドル(1位)

公開1週合計:2億400万ドル(1位)

2週目週末合計:6100万ドル(1位)

公開2週合計:3億500万ドル(1位)

3週目週末合計:2900万ドル(2位)

今日までの合計(7/9):3億3600万ドル(約375億円)


全体的な興行収入は前作の約2/3。しかし、前作は「ジュラシック・パーク3」から14年ぶりとなる超話題作だったこともあり、当時の歴代北米興行収入2位(1位はもちろんアバター)を記録をするほどの大成功だったので、その2/3の数字でも十分に好成績だと言えます。また、作品の評価が悪いにも関わらず思いのほか2週目以降に伸び悩むこともありませんでした。
このペースだと最終的な北米興行収入は4億ドル(約450億円)前後となるのではないでしょうか。

ちなみに、アメリカ大手メディア評論家の作品評価平均点は100点満点中約51点。レビューサイトで「良かった」と評価した人は全体の56%でした。前作の評論家の評価は100点満点中平均59点であり、「良かった」と評価した一般客は78%だったので、今作は前作よりも評価を大きく下げていることになります。これでジュラシック・パークシリーズは2作目から4作連続でイマイチな評価を受けていることに・・・。


北米外興行収入
合計:7億2800万ドル(約810億円)

全世界興行収入
合計:10億6000万ドル(約1180億円)


中国だけで2億5000万ドル近くを稼ぎ出すなど、本場アメリカよりもヨーロッパ&アジアで好調な興行成績を残しています。このペースなら日本での興行収入も含めて最終的な全世界興行収入は約12億ドル台前半(約1350億円)となるのではないでしょうか。この数字なら今作の興行成績は2018年の年間第3位となるでしょう。(1位は「アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー」、2位は「ブラックパンサー」)

ちなみに、フランスや中国でも作品の評価は同じような感じですが、フランスでは前作よりも評価は上。中国ではアメリカと同じように前作よりも評価は下となっていました。日本ではどうなるんでしょうね?楽しみです。

Embed from Getty Images