タイロ・エストラーダ
21歳/178㎝・84㎏/右投右打/ベネズエラ/ショート(サード、セカンド)/AA
2012年国際FA(契約金4万9000ドル)
MLB.comプロスペクトランキングチーム内・17位
ヒッティング : 35/50
パワー : 30/35
ラン : 55/55
アーム : 55/60
フィールディング : 45/60
総合 : 35/45
若干21歳ながらもAA(122試合)で好成績を残し、評価上昇中の内野手プロスペクト。アリゾナフォールリーグに参加後、今週にルール5ドラフトからのプロテクトのため40人ロースターに追加されています。
ヒッティング : 35/50
打撃は年齢以上に成熟しており、バットコントロールが一番の魅力。大きくなレッグキックにも関わらずメカニクスは安定しており、様々な球種・コースに柔軟に対応し、ゴロ&ライナー性の当たりを広角に打ち分けます。。またアプローチは少しアグレッシブで、結果として今シーズンは三振率10.2%という数字を残しています。バットコントロールは将来平均レベル以上を期待できますが、四球を選ぶことが少ないため出塁能力は平均レベル止まりでしょう。ちなみに今シーズ後半戦は成績を落とてしまいましたが、9月にはサイクルヒットも達成しています。
パワー : 30/35
小さな体格とゴロ率の高さのため長打力には欠け、ISOは通算で0.1以下。ただここ2年間は長打数が増加しており、MLBでも最低限のレベルはクリアするはずです。またヤンキースのAAチーム(トレントン・サンダー)の本拠地は打者不利であることを忘れてはいけません。
ラン : 55/55
純粋な足の速さは平均以上ですが、インスティンクトはイマイチなのか今シーズンは盗塁企画21回中8個しか成功しておらず、改善が必要だと言われています。
フィールディング : 45/60
バットコントロールと同様に守備も年齢以上に成熟しており、フットワークは軽くグラブさばきも安定しています。またショート、セカンド、サードの3つのポジションを守ることができるのも大きな魅力で、併殺プレー時のセカンドベース上での動きも悪くありません。本人も守備には自信を持っており、一部の有識者から内野守備はヤンキース傘下でNo.1とも言われています。ショートかセカンドどちらがよりフィットするかは意見の分かれるところですが、私はショートでも十分にMLBで通用すると思いますが・・・。
アーム : 55/60
肩の強さは平均~平均より上、ショートしてもMLBで通用するレベルで、コントロールも安定しています。
(その他)
練習熱心でストイックかつ、リーダーシップも高く評価されています。
2018年2月で22歳になりますが、この若さで来シーズン中でのAAAへの昇格は間違いなし。将来的にはMLBで、ロナルド・トレイエスに守備力をプラスしたような内野のユーティリティー控え選手として期待できそうです。