ヤンキース:プロスペクト・リポート:第8回(2022/8/14)

2022年「ヤンキース:プロスペクト・リポート」の第7弾

結構早い段階で面倒になったわ。



2022年ドラフト組

今年のドラフト入団選手20人のうち野手全5名がプロデビュー済み。

投手全15名は未だプロデビューしていませんが、恐らく例年通り一部の選手がシーズン最終盤に出場、残りが来シーズンまでMLBデビューを持ち越すことになるでしょうね。

Low-A配属

FCL配属

スペンサー・ジョーンズはNCAA時代と同様に高速ゴロを連発するもFCLとLow-Aでそれぞれホームランを記録。

テイラー・アギールはLow-Aデビュー戦で1試合2本塁打とスタートダッシュに成功。

反対にアンソニー・ホールはたった1打席しか出場しておらず、詳細は不明ですがスぺった模様。


AAA

オズワルド・カブレラ

7月12日のAAA復帰以降はOPS.976を残しているカブレラですが、今月に入りキャリア2度目となる外野起用を経験(1度目はAAA復帰前のLow-Aリハビリ出場にて)。

MLB昇格直前の内野ユーティリティを外野にて起用する流れはタイラー・ウェイドホイ・パクで見られた光景であり、今シーズン中のビッグリーグ入りを予感させます。

もちろんオズワルド・ペラザも選択肢の1つではありますが、左打者がアンソニー・リゾーアンドリュー・ベニテンディの2人しかいないことやサービスタイム、ショート以外での出場経験を考量すればカブレラの方が得策でしょう。

エステバン・フロリアル

🤗勝った🤗

2022 Player Batting Splits
Split G PA H 2B HR SB BB SO BA OBP SLG OPS
April 17 74 15 3 2 5 10 22 .234 .338 .375 .713
May 23 94 23 5 2 9 9 31 .274 .351 .405 .756
June 22 99 28 8 3 13 10 27 .318 .384 .534 .918
July 21 101 26 9 7 4 11 31 .289 .366 .622 .989
August 8 36 5 0 0 2 4 14 .161 .257 .226 .483


AA

エバーソン・ペレイラ

AA昇格後は11試合でOPS.575、38.7K%と大苦戦。

今週に行ったばかりの打撃フォーム改造が功を奏すか?

アンドレス・シャパーロ

故障からの復帰後は大きく三振を減らし成長を感じさせる一方、サード守備では稚拙なプレーを重ねるなど✖。

今オフにはルール5ドラフト対象となりますが、それでも流石にMLBフェーズで指名されることはないかと。

クレイトン・ビーター

移籍によってイニング(球数)制限緩和を本人も期待していたようですが、ヤンキース傘下初登板では対戦相手を圧倒するもたった3イニング・37球で降板。

トレードデッドラインで移籍した投手の初登板がショートイニングとなるのはよくあることですけど、このシーズン終盤に起用法を弄る必要もないわな。


High-A

ジェイソン・ドミンゲス

機械審判(Statcast)制のLow-Aから従来通り人間審判制のHigh-Aへ移ったことで急成長を見せていた打撃アプローチが狂わないか心配だったのですが、High-AではOPS.831・21.8K%・17.2BB%と何の問題も無し。

特に8月はOPS.971・16.7K%・25.0BB%💮💮💮

現時点でHigh-Aにてドミンゲス以上の打撃成績を残している10代のプロスペクトは1~2人しかおらず、何だかんだで打者としての実力は球界最高クラスのティーンエイジャーとなりました。

(守備はHigh-Aでもダメダメ)

フアン・カレラ

私個人推しのカレラも若干20歳ながらHigh-Aへ昇格。

初登板では5失点の大炎上により初回2アウトで降板となりましたが、2戦目は5.2回を零封。


Low-A

アントニオ・ゴメス

開幕から低調なパフォーマンスが続いていましたが、視力に問題があったとのことで、視力矯正(メガネ着用)を始めると成績向上。

だからと言って別に低弾道は改善されてないけど。

シェーン・ハーマン

FCLにて披露した完成度が高いピッチングはLow-Aでも通用。

Statcastデータを見る限り、クセがある投球フォームにもかかわらずリリースポイントが安定しており、コマンドも上々。

理想的な回転方向を持つシンカーは変化量が大きく、チェンジアップも中々のクオリティ。

ただ、スライダーは強打を受けており改善が必要か。

球種 割合
(%)
球速
(mph)
回転数
(rpm)
縦変化
(cm)
横変化
(cm)
SI 45 90.8 2201 +17.7 ー23.0
SL 43 83.4 2539 +0.9 +5.6
CH 12 86.2 1816 +6.0 ー24.1

ジャレッド・セルナ

打球が上がらず12試合でOPS.481と低迷。ドラフト組の加入に合わせてFCLに降格に。

ただそれでもLow-Aではハードヒット率36.0%を残しており、個人的にゲームパワーは期待以上でした。


FCL&DSL

メンドイ。省略。

コメント

  1. 匿名 より:

    昨年の1順目指名のスウィーニーはダメそうですか?