ロアンシー・コントレラス:ヤンキース・プロスペクト

ロアンシー・コントレラス

18歳/183cm・79㎏/右投先発/ドミニカ出身/A
2016年インターナショナルFA(契約金25万ドル)
MLB.comチーム内:19位
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速球      : 50/65 (平均93~96マイル、最速98マイル)
スラーブ    : 35/50 (平均82~86マイル)
チェンジアップ : 30/50 (平均86~88マイル)
コマンド    : 30/55
総合      : 30/50


2016年のインターナションル市場でヤンキースと16歳で契約したプロスペクト。個人的には今後1年間でのヤンキース傘下最大のブレイク候補だと思っています。

昨シーズンにROKクラスでデビューを果たすと、今年には弱冠18歳ながらA-クラスでシーズンをスタートし好投を続けたった5先発でAクラスに昇格。Aクラス以上ではマイナーリーグ全体で最年少の投手となっています。最近の登板でもタイガースやパドレスのスカウトがチェックしていたようで、トレード交渉に含まれている可能性もあります。

ちなみに、このコントレラスだけでなくA+クラス以上で最年少の投手は当ブログでも紹介したヤンキースのデイビー・ガルシア(A+で1試合のみ登板)、AAクラス以上で2番目の年少投手も同じヤンキース傘下のアンソニー・バルガス(AA所属で1試合のみ登板)です。


速球      : 50/65 (平均93~96マイル、最速98マイル)
スラーブ    : 35/50 (平均82~86マイル)
チェンジアップ : 30/50 (平均86~88マイル)

昨シーズンは90マイル台前半の速球を投げていたようですが、今シーズンは球速が大幅に上昇して7月23日のAクラス・デビュー戦では自己ベストの98マイルを計測。安定して90マイル台中盤を計測しています。18歳8ヵ月の年齢を考えればこれからも球速が上昇することは間違いなし。将来的には最速100マイルを計測する可能性が高いのではないでしょうか。

スラーブはカーブとスライダーのどちらか微妙だったのでスラーブ表記としました。80マイル台前半~中盤を計測しており既に変化量も大きく、将来的にはプラスピッチまで成長する可能性も。

チェンジアップはスラーブよりも+3マイル程度の80マイル台中盤~後半を計測。スラーブよりも劣ると評価されていますが、左打者の外角に大きく変化していて第2の変化球としては理想的なピッチに成長するのではないでしょうか。

コマンド    : 30/55

シンプルかつスムーズな投球フォームのおかげか年齢以上にコマンド&コントロールが成熟しています。Aクラスでの先発試合を観た感じではスラーブよりもチェンジアップのコマンドが優れていると思いました。(その試合がたまたまそうだっただけかもしれないですけど。)

昨シーズンは四球率が2.9とそこそこの数字でしたが53.2イニングでワイルドピッチを12回、死球を3個記録。今シーズンはここまで四球率が2.3でワイルドピッチは2回、死球は1個となっています。


まだ18歳とは思えないほどの完成度を誇り、現在ヤンキースは低階級の投手育成が優れているのでコントレラスもその波に乗ることが出来れば、将来的にプロスペクトランキングTop100に入ることも期待できるんじゃないでしょうか。

個人的にヤンキース傘下で一番のお気に入り投手はコディ・キャロルでしたがブリットンのトレードで放出されてしまったので、今はこのコントレラスが一番のお気に入りになりました。これからも贔屓として当ブログで重点的に取り上げようと思います。