2018年MLBタイトル予想

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 今回はMLB開幕まであと1か月ということでMVP、サイヤング賞、新人王の予想を行いたいと思います。各タイトル各リーグごとに有力候補1位~5位と大穴2人、個人的な希望の3分野を考えています。
 
 

 
MVP(アメリカン・リーグ)
 
1位:マイク・トラウト
2位:カルロス・コレア
3位:ムーキー・ベッツ
4位:ホセ・アルトゥーベ
5位:フランシスコ・リンドーア
 
大穴1:マット・オルソン
大穴2:ヨアン・モンカダ
 
希望:アーロン・ジャッジ
 
 
 2017年シーズン、トラウトとコレアは怪我さえなければアルトゥーベ&ジャッジ以上の成績を残していたでしょうから、やっぱり今年のALはこの二人が中心になるかと。
 ヤンキースの強力デュオ「スタントン&ジャッジ」も有力視されていますが、スタントンはどうせ怪我するでしょうし、ジャッジも去年の再現は厳しいでしょう。二人ともDHでの出場が増えることによりWARを稼げないと予想されるのも5位以内にランクインさせなかった理由の一つ。
 
 オルソンはマイナー時代から評価の低かった守備で何故か好成績を残しましたが、これが本物ならワンチャンスあるかも(まあ偽物だろうけど)。モンカダは8月以降によく打ちました。
 
 
 
MVP(ナショナル・リーグ)
 
1位:ブライス・ハーパー
2位:クリス・ブライアント
3位:フレディ・フリーマン
4位:コリー・シーガー
5位:ノーラン・アレナード
 
大穴1:ホゼ・マルチネス
大穴2:アーロン・アルテア
 
希望:ブライス・ハーパー
 
 
 ハーパーには最上級の成績を残してFA市場に出てほしいところです。フリーマンは手首への死球さえなければ2017年はMVPだったかも。
 
 マルチネスは知られざる強打者であり、xwOBAで0.404を記録していますが、この数字は2017年MLB全体で5位にランクイン(20打席以上、1~4位はジャッジ、ボトー、トラウト、J.D・マルチネス)しています。ただ、出場機会がね・・・。アルテアは身体能力を考えれば、走攻守にまだポテンシャルを秘めているはず。ただ、この選手も出場機会がね・・・。
 
 

 
 
サイヤング賞(アメリカン・リーグ)
 
1位:コリー・クルーバー
2位:クリス・セール
3位:ジェームズ・パクストン
4位:ルイス・セベリーノ
5位:カルロス・カラスコ
 
大穴1:ホセ・ベリオス
大穴2:ブレイク・スネル
 
希望:チャド・グリーン
 
 
 万年サイヤング賞最有力候補止まりのセールが今年こそは・・・。というか、上位二人の頭が飛びぬけているからNLと比べて面白くないよね。
 
 グリーンはスプリングトレーニングを見る限り先発としては期待薄ですね。実際にブーン監督がリリーフとしての起用を決めてますし。
 
 
サイヤング賞(ナショナル・リーグ)
 
1位:マックス・シャーザー
2位:クレイトン・カーショウ
3位:スティーブン・ストラスバーグ
4位:ノア・シンダーガード
5位:アーロン・ノラ
 
大穴1:ルイス・カスティーヨ
大穴2:ジョン・グレイ
 
希望:スティーブン・ストラスバーグ
 
 
 薄っすらと衰えを見せ始めたカーショウですが、2018年オフにオプアウトの権利を持っており注目。ただ、今年で30歳ですし急激に衰えが進む可能性も。シャーザーもすでに33歳ですし、あっさりとカーショウ&シャーザー時代が終わるかもしれませんね。
 
 カスティーヨは被xwOBAでシャーザー、カーショウに次ぐ数字(0.253)を残しており、多くのファン・媒体に大ブレイク候補とみなされていますが果たして・・・。
 
 

 
 
新人王(アメリカン・リーグ)
 
1位:大谷翔平
2位:マイケル・コペック
3位:フランシスコ・メヒア
4位:ウィリー・アダメス
5位:オースティン・ヘイズ
 
大穴1:タナー・スコット
大穴2:ディエゴ・カスティーヨ
 
希望:マイク・フォード
 
 
 どうせ大谷でしょう。ただ、去年の後半戦に制球力が向上しAA&AAAで圧倒的なピッチングを見せたコペックが早期昇格できれば、大谷の対抗馬になるのでは。あと個人的にはウィリー・アダメス>グレイバー・トーレス。
 
  話が変わりますが、最近のMLBは若手投手のイニング制限や球数制限が厳しく、新人王争いにおいて投手は不利になりやすくなっていますから、そろそろ新人王を投手部門と打者部門に分けるべきではないでしょうか。
 
 スコット(BAL)とカスティーヨ(TB)は粗削りな剛腕リリーバー。ダスティン・ファウラーやホルヘ・マテオなどマイク・フォードも)元ヤンキースの選手にも頑張ってほしいところ。
 
 
新人王(ナショナル・リーグ)
 
1位:ビクター・ロブレス
2位:ロナルド・アクーニャ
3位:スコット・キンガリー
4位:ルイス・ブリンソン
5位:ウォーカー・ビューラー
 
大穴1:ハリソン・ベイダー
大穴2:ブラクストン・リー
 
希望:ニック・センゼル
 
 
 アクーニャは多くの媒体でNo.1プロスペクトに選ばれていますが、走塁・センター守備がすでにMLBトップクラスと完成度の高いロブレスを1位にしました。キンガリーもセカンド守備が良くスプリングトレーニングでも好調ですが、同ポジションにセザー・ヘルナンデスがいるので出場機会が問題。