ソニー・グレイがヤンキースからレッズへトレード移籍!



上の記事でソニー・グレイが放出間近だと書きトレード内容についても判明している範囲で書いたはずだったのですが、記事執筆後にトレード内容が大きく様変わり。

当初はヤンキースとレッズ間のトレードだったはずがマリナーズも入り込んで3チーム間でのトレードとなりました。



ニューヨーク・ヤンキース

ジョシュ・ストワーズ (CF・A-所属) from マリナーズ

2019年ドラフト指名権(全体36位) from レッズ

🔃

シンシナティ・レッズ

ソニー・グレイ(RHP) from ヤンキース

レイバー・サンマーティン(LHP・A+所属) from ヤンキース

🔃

シアトル・マリナーズ

シェド・ロンング(2B・AA所属)from レッズ



ヤンキースはソニー・グレイとプロスペクトとしての評価は低いレイバー・サンマーティンをレッズに放出。引き換えに2018年MLBドラフトで2巡目(全体54位)で指名され入団したばかりのジョシュ・ストワーズと2019年MLBドラフトの1巡目補完ラウンド(全体36位)指名権を獲得しました。突然この2チームに入り込んできたマリナーズが何故かストワーズを放出したっだけでシェド・ロングを獲得するという大儲けをしているのは謎。まあ流石ディポートGMと言っておくべきなんでしょう。

また、グレイはレッズ移籍と同時に2020~2022年における3年3050万ドル(2023年に1年1200万ドルのチームオプション)の契約延長に同意しています。

Standard Pitching
Year Age Tm W L W-L% ERA G IP HR BB SO ERA+ FIP WHIP H9 HR9 BB9 SO9 SO/W Awards
2013 23 OAK 5 3 .625 2.67 12 64.0 4 20 67 146 2.70 1.109 7.2 0.6 2.8 9.4 3.35  
2014 24 OAK 14 10 .583 3.08 33 219.0 15 74 183 120 3.46 1.192 7.7 0.6 3.0 7.5 2.47  
2015 25 OAK 14 7 .667 2.73 31 208.0 17 59 169 143 3.45 1.082 7.2 0.7 2.6 7.3 2.86 AS,CYA-3
2016 26 OAK 5 11 .313 5.69 22 117.0 18 42 94 72 4.67 1.496 10.2 1.4 3.2 7.2 2.24  
2017 27 TOT 10 12 .455 3.55 27 162.1 19 57 153 122 3.90 1.207 7.7 1.1 3.2 8.5 2.68  
2018 28 NYY 11 9 .550 4.90 30 130.1 14 57 123 89 4.17 1.496 9.5 1.0 3.9 8.5 2.16  
6 Yr 6 Yr 6 Yr 59 52 .532 3.66 155 900.2 87 309 789 110 3.74 1.247 8.1 0.9 3.1 7.9 2.55  
162 162 162 13 12 .532 3.66 35 203 20 70 178 110 3.74 1.247 8.1 0.9 3.1 7.9 2.55  
OAK OAK OAK 44 36 .550 3.42 114 705.0 62 225 607 114 3.56 1.200 7.9 0.8 2.9 7.7 2.70  
NYY NYY NYY 15 16 .484 4.51 41 195.2 25 84 182 98 4.40 1.416 8.9 1.1 3.9 8.4 2.17  
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Generated 1/20/2019.

ヤンキースが獲得した21歳(来月で22歳)のジョシュ・ストワーズは上で述べたようにまだ1シーズンしかプレーしておらず評価の難しい選手。ドラフト指名時の評価は5巡目前後であり、マリナーズは相場よりも高い評価を与えていたというわけですね。

パワーの評価は平均以下ですが野球IQが高く、アマチュア時代&プロ入り後共に高出塁率を記録しているのでコンタクトと選球眼がベストツールのよう。スピードは平均以上のようですが肩が弱いのでもしセンターに留まれなければレフトを守ることになると予想されています。

一応プロ入り後は評価が上昇しており、MLB.comとベースボールアメリカではマリナーズ傘下10位、Fangraphsには18位の評価を受けていたみたいですね。ただ、マリナーズよりプロスペクトの層が厚いヤンキースではもっと低い順位になるでしょう。というか、ヤンキースがゲットしたメインピースはこのストワーズではなく2019年ドラフト全体36位指名権でしょう。

ちなみに、2019年MLBドラフトでのヤンキースの最高順位指名権は1巡目全体30位です。

Register Batting
Year Age AgeDif Tm Lg Lev Aff G PA AB R H 2B 3B HR RBI SB CS BB SO BA OBP SLG OPS TB GDP HBP SH SF IBB
2018 21 -0.1 Everett NORW A- SEA 58 244 200 32 52 15 0 5 28 20 4 37 57 .260 .380 .410 .790 82 2 3 2 2 0
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Generated 1/22/2019.


グレイの放出によりヤンキースの贅沢税対象総年俸は約2億1200万ドル(セベリーノの調停年俸も含む)に。2019年の贅沢税ラインは2億600万ドルなので約600万ドルのオーバーですね。

とりあえずこれ以降の大きな補強・放出は無いでしょうから2019年の総年俸は上の数字で確定だと思われます。

また、グレイの代わりにオッタビーノが40人ロースターに入ると思われます。


現ヤンキースの25人ロースター

野手

C  :ゲーリー・サンチェス
1B:ルーク・ボイト
2B:DJ・ラメイヒュー
3B:ミゲル・アンドゥハー
SS:グレイバー・トレース
LF:ブレット・ガードナー
CF:アーロン・ヒックス
RF:アーロン・ジャッジ
DH:ジャンカルロ・スタントン

ベンチ
C  :オースティン・ロマイン
1B:グレッグ・バード
SS:トロイ・トゥロウィツキ
OF:クリント・フレイジャー

投手

先発

1:ルイス・セベリーノ
2:ジェームズ・パクストン
3:J.A・ハップ
4:田中将大
5:CC・サバシア

リリーフ

1:アロルディス・チャップマン
2:ザック・ブリットン
3:デリン・ベタンセス
4:アダム・オッタビーノ
5:チャド・グリーン
6:ジョナサン・ホルダー
7:スティーブン・タープリー