ミゲル・アンドゥハルがヤンキースに昇格!

昨日のタイラー・ウェイドに引き続き、AAAでサードを守る有望株ミゲル・アンドゥハル(正式な読み方はアンドゥーハール)がMLB昇格を果たしました。特に左投手が得意というわけではありませんが、原因不明のアレルギー反応で体調を崩しているホリデイの代わりに対右投手として起用されると予想されています。個人的には早すぎる昇格だとは思いますが、すでに40人ロースターに入っていたのも大きかったのでしょう。

ミゲル・アンドゥハル   3B   22歳   右投右打

私のチームプロスペクト・ランキングでは第10位にランクした選手で、今月AAAに昇格してたった7試合しか出場していなため、高いレベルではまだまだ未知数の選手です。
バッティングスピードは平均以上でとりわけ低めの球にパワーを発揮します。ただバッティングフォームは褒められるものではなく不器用なスウィングでヒヤッとさせる場面もありますが、コンタクトは悪くないため三振も多くなく悪球でもヒットにできます。しかしその代わりにフリースウィンガーで四球が少ないことが選手として最大の弱点となっています。今年の傾向としては去年までよりも引張方向とゴロの打球が増加しています。フライを打つのがトレンドの最近のMLBではよい傾向とは言えませんね。まあ打者タイプとしては将来的には打率260~280、出塁率310~330、長打率400~440ぐらいの感じじゃないでしょうか。
 
足の速さは平均以下~平均レベル、サード守備では守備範囲、グラブさばきもともに平均以下~平均レベルの選手ですが、サード守備では彼のベストツールである強肩が大きな武器となっています。その強肩は多くの媒体で80スケールで70の高評価を受けており、投手としてプレーすれば95マイル以上投げられるのではないかと言われているほどです。
 
 

ここ5週間ほどのきつい連戦でけが人が続出してしまいポストシーズンが日々遠ざかっているヤンキースですが、よくよく考えれば今年はつなぎの年。ウェイドやアンドゥハル、オースティン、アダムス、ファウラー、フレイジャーなど有望株たちには今年中にでもヤンキースでの活躍を期待したいものです。(無駄なトレードで放出されなければよいのですが)