エステバン・フロリアル:ヤンキースNo.1外野手プロスペクト

エステバン・フロリアル
19歳/185㎝・84㎏/右投左打/センター
2015年ドラフト外(契約金20万ドル)
BAプロスペクトランキング2017年夏版・71位
MLB.comプロスペクトランキング・78位
Fangraphsプロスペクトランキング2017年夏版・77
Hitting           :   30/40
Power            :   35/65
Run            :   65/65
Arm       :   60/65
Fielding    :   45/65
総合                :   35/60
 
 


 元々は2014年の国際FAでヤンキース入りするはずで、ドミニカ出身のハニエル・デ・オレオという名のトッププロスペクトとして知られていましたが、実際はハイチ出身のエステバン・フロリアルという名前であったことが発覚し、経歴詐称でMLBからヤンキースとの契約を1年間禁止され、紆余曲折を経て翌年2015年に1年遅れでヤンキース傘下入りが許されました。契約金も20万ドルと安いですが、もし経歴詐称がなければ一桁上の契約金を手にしていただろうと言われています。
 
((経歴詐称の理由はMLBチームとの契約のためではなく、ハイチからドミニカに移ってきた際に、彼の経歴に関する書類が無く、学校に入れなかったかもしれなかったためで、年齢は偽っていませんでした。またドミニカに移った際に父親は家族を捨て、エステバンは母子家庭で育ちました))
 2015年のドミニカサマーリーグでデビューして活躍、ただ2016年はスランプに陥りプロスペクトランキングでもチーム内15位前後と低迷。しかし今年は開幕から好成績をキープして19歳ながらAAまで昇格し、アリゾナフォールリーグに参加すると4安打試合と3安打試合を1回ずつ記録するなどグレイバー・トーレスに次ぐ10代でのMVPも期待されます。今年のMiLB全体でも最も評価を上げた選手の一人であり、ラザフォード放出にも大きな影響を与えました。

 アッパースウィングかつプルヒッター、スウィングスピードは間違いなく平均以上で19歳ながら105マイル以上の打球を放ちます。
 ただ「彼の弱点は何か?」と100人に聞けば、100人全員がコンタクトと答えるほどコンタクトに問題があり、例年30%前後の被奪三振率を記録してしまっています。四球率では10%という平均以上の数字を残しますが、これが考えられないほど積極的なアプローチで振っていきます。
 ストライクゾーンの速球に対しては強打を発揮しますが、変化球の見極めに大きな問題があり、まるで去年のジャッジのように初球からでも変化球に対して大きく離れたところを振り回して空振りしてしまいカウントがすぐに悪くなります。また上半身と下半身の連動性が悪くタイミングを合わせるのが苦手なのも、空振りが多い理由の一つではないでしょうか。
 
 細身に見えますが、コンタクトとは対照的に長打力のポテンシャルは高く、将来20本塁打以上を見込めます。ただスウィング時の腕の位置が高いこと+コンタクトの悪さのため、アッパースウィングの割にゴロが非常に多く(ゴロ率は60%近い)、パワーを試合では充分に発揮できていません。
 
 

 盗塁成功率は低いですが非常に足が速く、そのおかげで内野安打が多くなり高いBABIPを誇ります。そのスピードは守備でも十分に発揮されており、一歩目の反応も非常に良く、間違いなく守備範囲はセンターでも平均以上でしょう。また、あまり見る機会はなかったですが肩も強いようで、長年にわたってセンターを守り続けることが出来るはずです。

 性格の良さ+練習熱心さ+リーダーシップに
も定評があり、チームメイトに手料理をふるまうなど家庭的な一面も。
 
 順調にいけば2019年終盤デビュー&2020年MLB定着。2019年シーズンオフにヒックスがFA権を手にするんで、すんなり入れ替わってくれればベスト。ただ、稀に見るギャンブル物件なので・・・。