グレイバー・トーレスがAAAに昇格!!

追記(2017年11月9日)
↓詳しい選手内容は以下の記事へ
ヤンキースのNo.1プロスペクト、MLB全体でもヨアン・モンカダに次ぐ評価を受ける有望株の
グレイバー・トーレスが昨日AAからAAAに昇格しました。

グレイバー・トーレス  SS/2B/3B  20歳

去年の夏にチャップマンとのトレードで獲得したジーターとも比較される目玉選手、アリゾナ・フォールリーグでは史上最年少の20歳でMVPに選ばれ、今年は初めてAAでプレーしていました。AAでは、怠慢プレーでベンチに下げられることなどもありましたが、wRC+139を記録したった6週での昇格となりました。
プロスペクトランキングではMLB.com、ベースボール・アメリカとともにモンカダに次ぐ全体2位との高評価を受けており、ジーターの再来との評価も頷けます(ジーターはベースボール・アメリカでは最高が全体4位)
大きなレッグキックと豪快なスウィングのおかげでプラスープラスのバットスピードを誇り、これまで約20%だった三振率が今年15.1%まで改善されISOも約0.09上昇するなど、コンタクト・パワーともに著しい成長が見受けられます。明らかにフライボールを打つのが上手くなっており、これまでの予想以上のパワーヒッターに成長するかもしれません。
守備ではショートを守っており、肩の強さとグラブさばきは高い評価を受けていますが、足の速さは平均レベルで守備範囲が狭いとアメリカのスカウトは見ているようです。確かに試合を見た感じでは、同じAAAのウェイドのほうが守備はいい様に思えました。
キャッシュマンのインタビューによると、6月のMLBデビューを見据えての昇格などではなく、AAで好成績を残したための判断だったようですが、アメリカのメディア・ファンの間では5月に入ってから精彩を欠くヘッドリーやトレイエズの代わりに6月にデビューするのではないかという憶測も広がっています。
個人的にはAAAの内野には絶好調のタイラー・ウェイドがいますし、まだトーレスは20歳で40人ロースターに入っていないので、さすがにそこまでの早期昇格はないように思えます。また、もしデビューしても2019年シーズン後FAのグレゴリウス、18年シーズン終了後FAのカストロ、ヘッドリーなどレギュラー~レギュラー平均以上レベルの内野陣と折り合いがつくのかは疑問です。これほどの有望株を控えで使うのはもったいないですから。
トレードデッドラインでの放出も・・・と考えてしまいますがし、スタインブレナーはトレードデッドラインでヤンキースが買い手になることを示唆しています。
トーレスの将来はどうなるにせよ、まずAAAでのプレーを見てみないと!
(AAAデビューは24日になります)