ビリー・マッキニー:ヤンキース・プロスペクト

 
ビリー・マッキニー
 
 
23歳/185㎝・93㎏/左投左打/ファースト(ライト)/AAA
2013年ドラフト1巡目(全体24位・アスレチックス)
MLB.comプロスペクトランキングチーム内・23位
 
Hitting        :    40/45
Power    :  40/45
Run           :  45/45
Arm     :  40/40
Fielding   :  40/40(ライト守備)
(ファースト守備はコンバートされたばかりのため不明)
総合     :  40/45

 
 高校時代から有名なプロスペクトで、OAK入団後ジョン・レスターとのトレードでCHCに移籍。そして去年のチャップマンとのトレードでグレイバー・トーレスとともにNYYに移籍してきました。元々は各媒体のプロスペクトランキングで100位内に入るようなトッププロスペクトでしたが、膝をひび割れ骨折した影響で2016年に打撃成績を落とし評価が急降下。
 しかし今年に入り、とりわけ後半戦に好成績を残し評価を取り戻しつつあるプロスペクトです。現在はアリゾナフォールリーグに参加中で打率321、OPS965を記録しており、守備ではファーストとレフトでプレーしています。
 
 コンタクトとスウィングスピードは平均レベル、高校時代から選球眼の評判が良く、長い長いトレックレコードのおかげで打撃力に信頼がおけるのはプロスペクトとしては大きい。少しバットを短めに持ちノーステップからスムーズなスウィングでフライを打ち上げるのが得意で、とくに引張方向に長打力を発揮するプルヒッターです。
 今シーズンまでは選球眼を生かして待球型の打者でしたが、今シーズンからは早いカウントから積極的にスウィングしていくスタイルを取り入れそれがハマったのか、四球率は大幅に低下したものの他成績(特に長打力)が飛躍的に向上し、去年の不調からMLBの控えでプレーできるかもしれないレベルまで復活しています。
 
 
 

 
走塁は平均を下回るような印象。2014年まではセンターを守っていましたが2015年からは両コーナーを守り、打球判断や守備範囲は平均以下。肩も弱いので外野を守るならMLBではレフトオンリーでしょう。ただNYYの外野陣が飽和状態のためか、AAAシーズン終了直前からファースト守備に挑戦しており、アリゾナフォールリーグから初めて実戦でプレーしています。
 
 

 
来シーズン中のMLBデビューは間違いないですが、今年のルール5ドラフトの対象になるので来シーズンにはヤンキースの選手ではなくなっている可能性も非常に高く、このAFLがNYYで最後の雄姿となるかもしれません。