スティーブン・センズリー:ヤンキース・プロスペクト

スティーブン・センズリー

 

22歳/188㎝・100㎏/左投左打/ライト/A
2017年ドラフト12巡目(全体362位)
http://www.milb.com/player/index.jsp?player_id=642062#/career/R/hitting/2018/ALL
https://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=sa738492&position=OF


ヒッティング    :   25/35
パワー       :   45/60
ラン        :   40/40
アーム       :   45/55
フィールディング  :   30/35
総合        :   25/35


 ルイジアナ大学3年時に57試合で11本塁打、OPS.993を記録した打撃力を評価され、2017年ドラフトにおいて下位の12巡目でドラフト指名を受けた選手。
 

ヒッティング : 25/35  
パワー    : 45/60

 
 ベストツールは間違いなくパワー。昨シーズン終了後にはベースボールアメリカに「70」評価をけたほどで、ゆったりとしたオープンスタンスとがっしりとした体格から繰り出されるバットスピードは平均を超えており、ハマれば容易にホームランを放ちます。実際に、マイナー通算79試合で18本塁打を記録していて、ヤンキース傘下では一番のハイペースでホームランを放っている選手です。
 また、打席では辛抱強さがあるものの、ボールゾーンの球へのコンタクトはイマイチで三振も多め。階級が上がればさらに三振が増えそうです。さらに、引張方向への打球が多いプルヒッターで、シフトを敷かれることが増えれば打率などもその分下がりそう。ただ、左打者にもかかわらず全く左投手を苦にしていないのは魅力。


ラン       : 40/40
フィールディング : 30/35
アーム      : 45/55

 身体能力と体格に恵まれたアスリート型の選手で、高校時代は平均より上の脚力の持ち主だったようですが、最近の試合を見る感じでは平均より下に感じました。 ライト守備ではエラーが少なく堅実なプレーをすると評価されていますが、守備範囲が狭く守備指標はプロ入り後マイナス。ただ、肩の強さはライトでも十分なレベルです。まあ、将来的にはファーストにコンバートされる可能性が高いのではないでしょうか。





 全体的な評価は低く、アメリカでも大して話題になっていないマイナーな選手で、これまで紹介してきたプロスペクトの中でもワーストの選手だと思います。ただ、個人的にこういう一芸タイプの派手な選手が好きなので取り上げてみました。

—–