カイル・ヒガシオカ:ヤンキース・プロスペクト

カイル・ヒガシオカ



28歳/188㎝・91㎏/右投右打/キャッチャー/MLB
2008年ドラフト7巡目(全体230位・契約金50万ドル)
http://www.milb.com/player/index.jsp?player_id=543309#/career/R/hitting/2018/ALL
https://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=5517&position=C


ヒッティング    :   35/35
パワー       :   50/50
ラン        :   25/25
アーム       :   45/45
フィールディング  :   50/50
総合        :   35/35





 2008年高校生でヤンキースにドラフト指名され入団、今までヤンキース傘下一筋でプレーし、2017年シーズンにはプロ10年目27歳でMLBデビューを果たした現ヤンキース第3の捕手です。





ヒッティング : 40/40  
パワー    : 50/50

 
 フライの打球が多い打者でバットスピードも良く、2016年~2018年のマイナーでの145試合で34本塁打を記録している長打力は魅力的。また、思い切りのいいスイングにも関わらず、マイナー通算三振率が約16.5%(四球率は約8.9%)と低く、これはサンチェスやロマインよりも上の数字です。ただ、極端なプルヒッターであったり、後から述べるように鈍足のために打率などは良い数字を残せていません。また、2017年のMLBでは20打席で1本もヒットを打てませんでした。


ラン    : 25/25

 高校時代はそれほど鈍足ではなかったようですが、プロ入り後は11年556試合でたった3盗塁しか記録しておらず、現在は鈍足で最低レベル。(度重なる怪我の影響もあったのでしょう。)



フィールディング : 50/50
アーム      : 45/45

 
 パスボールは多めですが、平均~平均より上レベルのフレーミングの持ち主で、実際に2017年MLBでの守備機会48イニングにおいてフレーミングではプラスの成績を残しています。ただ、体の左側への投球に対するフレーミングはイマイチ。
 また、パスボールが多めとは言ってもキャッチングは堅実ですし、長い捕手経験に裏付けられた状況判断能力や野球IQは高く評価されています。よって全体的な守備力はMLBでも通用するのではないでしょうか。(まあ、所詮リードとか状況判断能力、野球IQの評価なんて印象論なんで、正確性には疑問符が付きますが)
 アームについてですが、マイナーでの通算盗塁阻止率は30%と平均的な数字。二塁送球タイムは基本的に2秒台のようで、肩の強さは平均より下、それを制球力である程度補っている印象です。





 実力だけなら総合「40」評価レベルの選手ですが、怪我が非常に多いために今ブログでの評価は「35」。実際に、最も出場試合数の多かったシーズンでも2016年の102試合で、去年も肩の怪我などで半シーズン以上欠場しています。もし耐久性があれば、もっとMLBでも出場機会があったでしょうね。