今日4月22日、とうとうヤンキースNo.1プロスペクトであるグレイバー・トーレスのMLB昇格が決定しました。代わりにどの選手がマイナーに降格するのかはまだ不明ですが、恐らくタイラー・ウェイドになるでしょう。
グレイバー・トーレス
21歳/185㎝・79㎏/右投右打/ベネズエラ/ショート(サード、セカンド)
2011年国際FA(カブス・契約金170万ドル)
BAプロスペクトランキング2018年・6位
MLB.comプロスペクトランキング2018年・5位
Fangraphsプロスペクトランキング2018年・12位
Baseball Prspectusプロスペクトランキング2018年・3位
Keith Low’sプロスペクトランキング2018年・5位
↓さらに詳しい選手紹介
今シーズン、トレースは約7か月ぶりの実践復帰となった春季キャンプで12試合、出塁率.286、長打率.313と低成績に終わりましたが、AAA開幕からは14試合で出塁率.393、長打率510、二塁打3、三塁打1、本塁打1本と好調をキープしています。
これで2017年も含めてAAAでの通算成績は37試合、打率.323、出塁率.401、長打率.477と素晴らしい数字になっていますが、AAAでのBABIPは4割を超えており(AAまでは3割前半でした)運に恵まれている印象。加えて、個人的には長打力がまだ育ち切っていない印象もあり、AAAでも上の成績ほど強打できているようには感じません。長打も飛距離があるというよりはギャップヒットによるものが多いような気がします。よって、現状的にMLBで長打率を残せるかは微妙。まあ、今のところ出塁率はトーレス>アンドゥハー、長打率はアンドゥハー>トレースって感じですかね。ただ、トレースはまだ21歳なので伸びしろはまだまだあるんでしょうけど(21歳で開幕をAAAで迎えること自体が凄いですからね)。
また、守備ではショートで27イニング、セカンドで24イニング、サードで54イニングを守っていますが、ショートにグレゴリウスがいることと、サードのアンドゥハーがこの数試合絶好調であることを考えると、MLB昇格後はセカンドでのレギュラー起用が予想されます。
明日のヤンキースのスタメンはトレースを含めて下のような感じになるんではないでしょうか。(敵先発は左のハイメ・ガルシア)
1:左:ブレット・ガードナー
2:右:アーロン・ジャッジ
3:遊:ディディ・グレゴリウス
4:指:ジャンカルロ・スタントン
5:捕:ゲリー・サンチェス
6:中:アーロン・ヒックス
7:一:タイラー・オースティン
8:三:ミゲル・アンドゥハー
9:二:グレイバー・トーレス
7番~9番は全員ルーキー。もう地区優勝の可能性もゼロになっちゃいましたし、今シーズンは若手の成長に期待して2019年以降に繋げてほしいものです。