ヤンキースの補強関連ニュース：（2018/12/24）

マニー・マチャド

契約先は実質的にヤンキース、フィリーズ、ホワイトソックスの3チームのみですがのはホワイトソックスだけが正式なオファーをすでに出している報じられており、ホワイトソックスからオファーされた契約総額は2億ドル台前半とのこと。フィリーズはすでに正式なオファーを出しているかは不明ですが、マチャド獲得に積極的で他チームのエグゼクティブはホワイトソックス以上の金額を提示すると予想しています。（マチャドは依然として3億ドル程度を要求しているようですが、それでもこの2チームの提示額が3億ドルに届く可能性は低そう。）

また、フィリーズとホワイトソックスはブライス・ハーパーともリンクしており、フィリーズは今週の土曜日にハーパーと面談予定。このスケジュールを考えるとフィリーズがマチャドにと契約するにしても来週以降になるはずですが、ホワイトソックスの番記者はマチャドの契約先決定は1週間以内になると予想しています。

もしフィリーズかホワイトソックスがハーパーと契約すれば契約チームはマチャドから手を引くことなるんでしょうが、一時はハーパー争奪戦から撤退したと思われていたナショナルズが今年に入って10年3億ドル以上の超大型契約をオファーしており、正直なところハーパーはナショナルズ残留の可能性が高いでしょう。

肝心のヤンキースは正式なオファーをしておらず交渉には非積極的。ヤンキースがマチャド争奪戦から完全に撤退したわけではないようですが、よっぽどのことがない限りマチャドと契約することはなさそうです。

アダム・オッタビーノ

ザック・ブリットンを獲得し既にMLBトップクラスのリリーフ陣を抱えているヤンキースですが、ブリットンだけでは飽き足らずアダム・オッタビーノを未だに狙っていると報道されています。

ブリットンのほかにデビッド・ロバートソン、ジュリウス・ファミリア、アンドリュー・ミラーなどの注目リリーフ投手の契約先が決まったことで残るオッタビーノとクレイグ・キンブレルの争奪戦が加速すると予想されていますが、オッタビーノ争奪戦にはヤンキースの他にロッキーズやレンジャースも加わっているようでヤンキースがフロントランナーというわけではないでしょう。

ヤンキースは2019年オフにアロルディス・チャップマン（オプトアウト権を行使した場合）とデリン・ベタンセスがFAとなりますが、1年早めに大物リリーフ投手を揃えておいてチャップマン＆ベタンセス流出のリスクを抑えようとしているのかもしれません。

ソニー・グレイ

サバシアが心臓の手術を受けたことによりヤンキースはソニー・グレイの放出を一時保留しましたが、その後の検査でサバシアはプレーOKとなっているので再び交渉が動き出すかもしれません。ただ、レッズは実質的に撤退しているとのことで、他にヤンキースと具体的な交渉を行ったチームはブリュワーズとパドレスだけですが未だにグレイ獲得に積極的かは不明。

サバシアやパクストンなど健康状態に不安の多い先発ローテを抱えているだけにバックアップとしてグレイを残留させるのではないかという話もありますが、個人的には彼の2019年・年俸約900万ドルを浮かしてオッタビーノなどに回してほしいところ。そもそもプロスペクトのジョナサン・ロアイシガやマイケル・キングの存在＆後半戦にジョーダン・モンゴメリーがトミージョン手術から復帰することを考えれば、別にグレイを放出してしまっても先発のバックアップは十分だと思うんですけど。

マイナー契約

前回の「ヤンキースの補強関連ニュース」後にヤンキースはレックス・ブラザーズ、ビリー・バーンズ、ダニエル・コーロムとマイナー契約を締結。外野手のバーンズがマイナーから昇格する可能性は限りなく低いでしょうが、今のところヤンキースの４０人ロースターで左のワンポイントリリーフはMLBで実績のないスティーブ・タープリーしかいないので左投げのブラザーズやコーロムがロースターに入る可能性はバーンズより圧倒的に大。