ファースト&DH:2019年MLBポジション別選手ランキング


5位:ジャンカルロ・スタントン

ヤンキース:29歳:2018年=3位(ライト):(全体12位)

rWAR fWAR WARP
4.0 4.2 3.6

足に不安を抱えながらのプレーしていたことを考量しても期待外れと言わざる負えない成績。春季キャンプ時からヤンキースタジアムの狭い逆方向(ライト方向)を意識しすぎており、野球IQが低いために修正しきれないままシーズン終了。

技術というよりも持ち前の身体能力を武器にプレーしてきた選手なだけに衰えも早そうですが果たして?


4位:ジョーイ・ボット

レッズ:35歳:2018年=1位(全体6位)

rWAR fWAR WARP
3.5 3.5 3.7

将来の殿堂入りが有力視されるこの15年間を代表する強打者の一人ですが、MVP投票2位となった2017年とは打って変わって何ともいえない成績に。年齢が年齢だけに衰えと捉えるのが自然ですね。

それでも出塁率.417は7度目のリーグトップであり、xwOBAも.393と非常に優秀な成績。選球眼に関する指標にも大きな変わりはなく、今シーズンもなんだかんだでトップクラスの打撃成績を残すんじゃないですか、たぶん。


3位:J.D・マルティネス

レッドソックス:31歳:2018年=5位(ライト):(全体43位)

rWAR fWAR WARP
6.4 5.9 6.3

5年1億1000万ドルの大型契約の1年目でしたが、キャリアベストの活躍を見せレッドソックスのWS優勝に貢献する形に。MVP投票では4位に入りレフト、DHと2つのポジションでシルバースラッガー賞を受賞しています。

右打者有利のホーム球場フェンウェイ・パークとアウェイ球場で打撃アプローチを大きく変えるなどさすがの打撃職人っぷりを披露しましたが、元々レベルの低かった外野守備は加齢によりさらに悪化。もはやDHとしての起用以外はリスクが高すぎ。

ちなみに、前述した5年契約には2019年シーズン終了後にオプトアウト権があり、今シーズンも好成績を残すようなら来オフのFA市場の目玉の一人となるでしょう。


2位:ポール・ゴールドシュミット

カージナルス:31歳:2018年=2位(全体15位)

rWAR fWAR WARP
5.4 5.1 4.1

アンソニー・リゾーと同じように怪我に強く成績が安定している選手ですが、例年通りの好成績を残し来オフのFAが楽しみに。ただ、細かいところを見ると対変化球成績や選球眼成績は悪化しており、年齢的な衰えは着実に進んでいるのかも。

ダイヤモンドバックスのフランチャイズプレーヤーとも呼べる選手でしたが、FAまで残り1年ということもあってカージナルスへ放出。ダイヤモンドバックスでは勝負を避けられることが多かったですが、カーペンターらを擁するカージナルスではどうなるか?

ちなみに、ダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドは2018年からボール湿度調整器を導入したことで打者不利化がみ、ゴールドシュミットのホーム成績とアウェイ成績には大きな差がありました(ホームOPS.782、アウェイOPS1.053)。


1位:フレディ・フリーマン

ブレーブス:29歳:2018年=3位(全体18位)

rWAR fWAR WARP
6.1 5.2 4.4

2017年はシーズン途中までMVPの最有力候補だったものの手首への四球により117試合の出場に終わりましたが、シーズン前にレーシック手術を受けて挑んだ2018年はキャリア2度目となる全試合出場を達成してMVP投票では4位に。守備でも自己ベストの成績を残しゴールドグラブ賞を受賞(アンソニー・リゾーと同時受賞)しています。(ちなみに、4月には2017年と同じく手首に死球を受けヒヤッとさせました)


本来は外野手であるマルティネスとスタントンがチーム移籍によりDH中心で起用されたためにランクイン。強打者揃いの興味深いメンバーとなりました。

コメント

  1. クスリ・デービス(本物) より:

    普通にマルティネスが1位だと思ってました。
    私はワースト1位ですかね?