タイロ・エストラーダがMLB昇格！

現地時間4月4日付でトロイ・トゥロウィツキが左ふくらはぎの故障によりIL（故障者リスト）入り。その代わりとしてAAAのロースターに入っていたプロスペクトの内野手タイロ・エストラーダがMLBに昇格しました。

タイロ・エストラーダ

23歳／178㎝・86㎏／SS・2B／ベネズエラ
2012年国際FA（契約金4万9000ドル）
MLB.comプロスペクトランキングチーム内・19位
MiLb.com選手ページ

タイロ・エストラーダの選手紹介（2017年11月投稿）

（上のリンクの選手紹介は2017年の11月に投稿したものなのでそれ以降の情報を補足しておきます）

2018年1月にベネズエラに帰郷していたエストラーダですが、そのベネズエラのレストランで銃を持った強盗に遭遇。そこで流れ弾を腰に受け重傷を負いました。その時点ではレストランで弾が腰に当たったことには気づいておらず、次の日になって初めて気づいたようです。

4月半ばに無事公式戦に復帰ししたがパフォーマンスは非常に悪く、4月の最終日にAAA昇格を果たしたもののそこでも低成績。5月の初旬～中旬には背中の故障によりDL（故障者リスト）入り。残りシーズンは全休となっています。

アリゾナ秋季リーグで実戦復帰を果たしたもののそこでも低調なパフォーマンスを見せ、プロスペクトとしての評価も大幅に下落しています。

今年の春季キャンプではそこそこのパフォーマンスを見せており復活を期待されていましたが、MLBロースターに故障者が続出したためAAAの開幕前にMLB昇格。

エストラーダはルール5ドラフトからのプロテクトのためにすでに40人ロースターに入ったわけですが、ディディ・グレゴリウス、トロイ・トゥロウィツキ、ミゲル・アンドゥハーがIL入りしているため40人ロースターに入っている内野手で残っていたのがエストラーダだけ。そういう事情によりAAA以上で全く実績がないにもかかわらずMLB昇格を果たしたということですね。

ちなみに、エストラーダの昇格に合わせてヤンキースはアスレチックスからリリースされていたベテラン34歳のクリフ・ぺニントンとマイナー契約を結んでいます。