2019年アカデミー賞有力作品 その3

その1

その2


Backseat
(バックシート)

公開日:12月14日
配給:アンナプルナ・ピクチャーズ
監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーブン・カレル、サム・ロックウェル

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」で脚色賞を受賞したアダム・マッケイの新作。ジョージ・W・ブッシュ大統領の下で副大統領を務めたディック・チェイニーの伝記映画であり、「マネー・ショート」と同様に非常に豪華なキャストが集まりました。「マネー・ショート」でも好演技を見せた主演のベールはチェイニーを演じるためにまたもや肉体改造を行い体重を大きく増やしています。

そのベールは主演男優賞の有力候補と言われていますが、アカデミー賞5回ノミネートと初受賞まであと一歩のエイミー・アダムス(チェイニーの妻役)も注目。また、ドナルド・ラムズフェルド役(国防長官)のスティーブ・カレルはこの映画よりも、ティモシー・シャラメとの共演作である「Beautiful Boy」(下で紹介)の方がノミネートの可能性が高そうです。


Widows
(ウィドウズ)

公開日:11月16日
配給:フォックス
監督:スティーブ・マックイーン
出演:ヴァイオラ・デイビス、ミシェル・ロドリゲス、リーアム・ニーソン

スティーブ・マックイーン監督の5年ぶりの新作。脚本を「ゴーン・ガール」のギリアン・フリン、音楽をハンス・ジマーが担当しており幅広いカテゴリーでノミネートを期待できそう。

(すでに日本版Wikipediaのページが作られていましたので、詳しい作品内容はそちらで)


ブラック・パンサー

公開日:公開済
配給:ディズニー
監督:ライアン・クーグラー
出演:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ

個人的にはそこまで良い作品だとは思わなかったんですが、客観的に見れば作品賞「人気映画」部門の受賞はほぼ間違いなしの状況。

でも、作品賞以外でとれそうな部門無いですよね。


Beautiful Boy
(ビューティフル・ボーイ)

公開日:9月7日(トロント国際映画祭)、10月12日(一般公開)
配給:アマゾン・スタジオ
監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン
出演:スティーブ・カレル、ティモシー・シャラメ

作家デビッド・シェフが薬物依存症に苦しむ息子との生活を綴った回顧録を原作としたある種のノンフィクション作品。予告編を見る限りはカレルとシャラメの演技が俊逸で最優秀主演男優賞&助演男優賞のダブルノミネートが期待できそう。

ただ、制作過程でゴタゴタがあったようで編集作業に7ヶ月も要したとのこと