下の記事でも書いたように、当ブログ選出の歴代野球選手ランキングを発表したいと思います。まずは91位まで。
100位：マイク・ピアッザ
1992年～2007年：キャッチャー：rWAR=59.6、fWAR=63.7
MLBの歴代キャッチャーの中でも打撃力なら間違いなくNo.1。所属した全チームの本拠地が打者不利球場という不運の中で、これ程の打撃成績を残したのことはより評価されるべきです。また、盗塁阻止率が低かったりパスボールが多かったことで守備は低評価を受けていますが、データ上では平均以上だったようで再評価が進んでいます。
99位：エディー・マレー
1977年～1997年：ファースト：rWAR=68.7、fWAR=72.0
まさに安定感の塊のような選手であり、16シーズンで150試合以上に出場。20年間レギュラーとしてプレイし、通算3000本＆500本塁打をクリアした史上唯一のスイッチヒッターとなりました。
98位：ロイ・ハラディ
1998年～2013年：先発：rWAR=64.3、fWAR=65.2
肩の故障により急激に衰えたために通算成績はそれほどではありませんが、2002年～2011年の10年間に残した成績はTop100入りしてもおかしくないものでした。
97位：ジム・トーミ
1991年～2012年：ショート：rWAR=72.9、fWAR=68.9
非ドーピング左打者ではベーブ・ルース、ケン・グリフィー.Jrに次ぐ612本塁打を記録。本塁打王は1度だけですが、もし薬物時代以外でプレーしていればもっとタイトルを獲れていたはずです。また、恐らく100位内の選手の中で性格の良さはNo.1.
96位：ルーク・アップリング
1930年～1950年：ショート：rWAR=74.4、fWAR=72.7
好守、高出塁率という現代なら高く評価されそうな選手。約20年間に渡って安定して好成績を残し、第2次世界大戦で約2年間欠場することが無ければ3000本安打もクリアできていたはずです。
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95位：ロベルト・アロマー
1988年～2004年：セカンド：rWAR=67.1、fWAR=63.6
90年代No.1セカンド。現役時代は通算3000本安打間違いなしと言われていましたが、33歳ごろに急激に衰え通算成績は当初の予想以下の成績に終わりました。ゴールドグラブ賞を10度獲得しましたが、実際は守備範囲が狭かった模様。
94位：ロビン・ロバーツ
1948年～1966年：先発：rWAR=86.0、fWAR=74.7
1950年代のNo.1右腕。剛速球だけでなく制球力と投球術を生かした技巧派投手でした。全盛期に5年連続で投球回リーグ1位になったこともあり、そのためか劣化が早かったのは残念。
93位：クリストバル・トリエンテ
1912年～1932年：センター：ニグロリーグ
キューバ史上最高の選手。MLBで未プレーであり、主にニグロリーグとキューバリーグで活躍、5ツールに優れた強打者だったと称されています。
92位：ロン・サント
1960年～1974年：サード：rWAR=70.5、fWAR=70.9
投高打低の時代にプレーしたため数字の見栄えは決して良くありませんが、高出塁率・長打力・好守（GG賞5回）を兼ね備えた非常に優秀な三塁手でした。また、18歳で一型糖尿病と診断され1971年までそれを隠したままプレー。もしこの病気に苦しむこともなければ、さらに成績は伸びていたはずです。
91位：ロビン・ヨーント
1991年～2008年：ショート＆センター：rWAR=77.3、fWAR=66.5
ブリュワーズ一筋20年間プレー。キャリア前半はショートとしてプレーし、肩の故障によりキャリア後半はセンターを守りました。1982年のシーズン成績（MVP受賞）は、この100年間MLBのショートが残した成績の中ではTop３に入るものです。また、この年はPSでも活躍しており、これを含めればショート史上最高のシーズンだったかもしれません。
一応このランキングを作るに当たって200位ぐらいまで考えておいたんですが、ギリギリ100位内を逃した選手は以下の通りです。
トム・グラビン、キッド・ニコルズ、ホアン・マリシャル、ジム・パーマー、デニス・エカーズリー、ウィリー・マッコービー、エドガー・マルチネス、王貞治、デューク・スナイダー、ティム・レインズ、クール・パパ・ベル、マーティン・ディーゴ、ホセ・メンデス、ポール・モリター、バリー・ラーキン、ビル・ディッキー、ハーモン・キルブリュー、ルーブ・フォスター、ミッキー・カクレーン、ハリー・ヘイルマン、ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザー、サム・クロフォード、ロビンソン・カノー、ジョーイ・ボット、アラン・トランメル、ルー・ウィテカー、ウラジミール・ゲレーロ、スコット・ローレン、ウィリー・スタージュル、ミュール・サトルズ、ダン・ブルーザーズ、マニー・ラミレス、クレイグ・ビジオ
