昇格目前・次なるヤンキースのスター候補 No.2

チャンス・アダムス  先発・右投げ  22歳   AAA所属

2015年の5巡目でリリーフとして指名されたそれほど期待度も高くなかった選手ですが、大学時代に90マイル前後だった速球が、プロ入り後に平均93~94マイル、最速97マイルまでに急成長しました。実際に2016年には先発転向を果たし、この2年間で先発として防御率1.95、被打率.173という驚異的な成績を収め、今月にはAAAに昇格し5回を無失点に抑えました。
先ほど述べたように平均93~94マイル、最速97マイルの2シームは動きもよく彼のベストピッチ、80マイル前半のスライダーは右左打者関係なく簡単に空振りを奪います。またカーブとチェンジアップも投げ平均レベルですが、今年は向上に努めているとインタビューで語っています。課題点はコマンドで今年は与四球率が悪化しています。
40人ロースターに入っていませんが、モンゴメリーの成績を考えれば早期昇格もありえるように思えますが・・・

マイク・フォード  24歳  1B  AAA所属

秀才プリンストン大学(アイビーリーグ所属・レベルは低いリーグである)からドラフト外でヤンキースと契約した全く無名の選手でしたが、プロ入り後は毎年強打を発揮し、とうとう今年AAAのレギュラーでプレーするまでになりました。
太めの体格ですが長打力よりはコンタクト力が魅力の選手で、左打席からブライアン・マキャンのようなブレのないスムーズなスイングで(マキャンのようにプルヒッターです)、三振も少なく選球眼も平均以上のようです。しかしAAA昇格5試合で3本塁打を記録するなど、今年は長打力の向上が感じられます。
課題は守備力で、プリンストン大学ではエースとしても活躍したので肩は弱くはないですが、一塁以外は守れずバード、オースティン、カーター、レフスナイダーのいるヤンキースでは使いようがないかもしれません。
とにかく成績は素晴らしいので、AAAで好成績のキープできれば少なからず昇格のチャンスはあるかも・・・
↑本当に美しいスウィング