ミゲル・ヤホレ
21歳/185cm・79㎏/右投先発/ベネズエラ出身/AA
2015年国際FA(契約金3万ドル)
MLB.comチーム内:17位
Fangraphsチーム内:26位
MiLB.com選手ページ
Fangraphs選手ページ
フォーシーム : 45/55 (平均91~94マイル、最速97マイル)
カットボール : 25/35 (平均88~89マイル)
カーブ : 30/40 (平均80~83マイル)
チェンジアップ : 40/55 (平均87~88マイル)
コマンド : 45/60
総合 : 25/35
Year | Age | Lev | Aff | ERA | G | IP | HR | BB | SO | WHIP | H9 | BB9 | SO9 | SO/W |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 17 | FRk | NYY | 1.42 | 14 | 57.0 | 1 | 20 | 36 | 1.298 | 8.5 | 3.2 | 5.7 | 1.80 |
2016 | 18 | Rk | NYY | 2.87 | 9 | 31.1 | 1 | 5 | 21 | 0.926 | 6.9 | 1.4 | 6.0 | 4.20 |
2018 | 20 | A | NYY | 3.90 | 14 | 64.2 | 3 | 15 | 56 | 1.222 | 8.9 | 2.1 | 7.8 | 3.73 |
2019 | 21 | A+-AA | NYY | 2.14 | 24 | 138.2 | 5 | 30 | 133 | 1.075 | 7.7 | 1.9 | 8.6 | 4.43 |
2019 | 21 | AA | NYY | 0.82 | 2 | 11.0 | 0 | 2 | 11 | 1.000 | 7.4 | 1.6 | 9.0 | 5.50 |
2019 | 21 | A+ | NYY | 2.26 | 22 | 127.2 | 5 | 28 | 122 | 1.081 | 7.8 | 2.0 | 8.6 | 4.36 |
All | All | 2.47 | 61 | 291.2 | 10 | 70 | 246 | 1.135 | 8.1 | 2.2 | 7.6 | 3.51 |
ヤンキース:プロスペクトランキング:1位~50位:2019年夏
ヤンキース:プロスペクト・リポート:第6回(2019/8/24)
2015年にたった3万ドルでヤンキース入りした元無名のプロスペクト。
トミー・ジョン手術により2017年シーズンを全休するなど故障歴は酷いものの投球内容は毎シーズン安定。今シーズンにはAA昇格も果たし各メディアのプロスペクトランキングでもランクインするように。
シーズン前半終了時に書いた「ヤンキース:プロスペクトランキング:1位~50位:2019年夏」では47位にランクインさせていましたが、その時点で最速が94マイルだったフォーシームが8月の登板では97マイルを計測。来シーズン終了前のランキング更新時には20位前後にランクインさせることになると思います。
Miguel Yajure’s six strikeouts in his Double-A debut tonight. I see three curveballs, two changeups, and a fastball. pic.twitter.com/dttcbMFG72
— Lucas Apostoleris (@DBITLefty) 2019年8月27日
ショートアーム&上体投げオーバースローのコンパクトな投球フォームは故障リスクこそ高いもののリピート性が抜群のためコマンド&コントロールは高レベル。球種ごとのクセやリリースポイントの大きなズレもほとんど見受けられず、投球内容&スタイルも含めて野球IQの高さを感じさせるピッチャー。
先ほども書いたようにフォーシームは短期間で最速97マイルまで一気に高速化。動きに乏しく棒球気味のため真ん中に集まると恐ろしいですが、優れたコマンドにより低めに集めることができるため現状としては問題なし。AAクラス以下と比べて公式球が飛びやすいAAAクラス以上になると現在のような低い被本塁打率をキープできるかは疑問ですが・・・。
変化球はカットボール、カーブ、チェンジアップの3種類。その中でも最も高い評価を受けるのはチェンジアップ(サークルチェンジ)。(本人が本当に意図して投げているわけではなくただ単に変化量が安定してないだけかもしれませんが)変化量が大きなものと小さなものに分かれており、変化量大は縦にストンと、変化量小はシンカーのような変化を見せます。ゴロ率が高いのもこのチェンジアップが最大の理由で、MLB時代の黒田博樹や田中将大のスプリットの使い方を彷彿とさせますね。
カーブは他の3球種から大きく球速帯は離れているものの、カーブのわりには球速は速め。空振りを奪うというよりは外角のコーナーに投げカウントを稼いだり、タイミングをズラすといった意図で投げている印象。
カットボールは今シーズンから取り入れたばかりのためクオリティは低く全球種の中でもコマンドはワースト。ただ、元々左投手が苦手ですから、コマンドが向上してこのカットボールで左打者の内角を攻められるようになれば面白いですし、球速帯が同じで変化方向が反対のチェンジアップとミックスすることで相乗効果も期待できるピッチではありますね。
今シーズンオフにルール5ドラフトの対象となるため、ルール5ドラフト前に40人ロースターへ追加される可能性が大。
今シーズンは無事ローテーションを守ったものの本来はスぺ体質。ロースター整理時に放出されなければ来シーズンはAAスタートでしょうが、とりあえず健康を保ってくれれば御の字。