2019年のシーズン前半戦も終了したということで、ヤンキースのプロスペクトランキング・TOP50を作成しました。
1ページ目:41位~50位 2ページ目:31位~40位 3ページ目:21位~30位 4ページ目:11位~20位 5ページ目: 1位~10位
OA:全体(オーバーオール)、〇/〇:現在/将来、リスク:育成難度、
Hit:バットコントロール+選球眼、Power:パワー、Run:走塁、Arm:送球、Field:守備
FB:速球、SL:スライダー、CB:カーブ、CH:チェンジアップ、Cmd:制球力(コマンド)
FB/be:最高球速、FB/vel:平均球速(速球)、SL/vel:平均球速(スライダー)、
CB/vel:平均球速(カーブ)、CH/vel:平均球速(チェンジアップ)、
FC:カットボール、FS:スプリット
90s:90マイル台前半、90m:90マイル台中盤、90h:90マイル台後半
OA:全体(オーバーオール)は、
80=8.0 WAR:MVP、サイヤング賞
70=6.0 WAR:スター選手、先発エース
60=4.0 WAR:オールスター、先発1番手~2番手
50=2.0 WAR:平均レベルのレギュラー、先発3番手
40=0.0 WAR:リプレイスメントレベル
35 : AAAクラス
30 : AAクラス
25 : A-~A+クラス
20 : ROKクラス
目次
50位:ジェイク・サンフォード
21歳:188cm・96㎏:右投左打:レフト:A-
カナダ:2019年ドラフト3巡目
OV | リスク |
30 | 特大 |
Hit | Power | Run | Arm | Field |
20/35 | 35/60 | 50/50 | 30/40 | 25/40 |
ジェイク・サンフォード:ヤンキース・3巡目(2019年MLBドラフト)
先日紹介したばかりの大砲。
打撃スキルと守備面に大きな不安を抱えるものの持ち前のバットスピードと大学での成績は一級品。
ドラフト契約後はA-でプレーしていますが不安通り三振を連発中。
49位:ホイジュン・パク
23歳:183cm・79㎏:右投左打:ショート:AA
韓国:2015年インターナショナルFA
OV | リスク |
30 | 小 |
Hit | Power | Run | Arm | Field |
30/40 | 25/30 | 50/50 | 45/50 | 30/40 |
高校生時代にKBOをスルーしてヤンキースと契約した韓国人内野手。(韓国ではそこそこ問題になったそう)
飛び抜けた成績を残したことはありませんが毎年最低限の成績を残し続け気付いてみればAAまで昇格。アベレージとパワーに欠けるものの優れた選球眼により高い出塁率を残すところは加藤豪介とも被ります。
走力と肩は平均レベルでショート守備も一定の評価を受けていますがこれは過大評価。将来的にはレフトへのコンバートもありえるでしょう。
With another double last night for @ChasRiverDogs, OF Brandon Lockridge now has 21 XBH on the season (14 doubles, 2 triples, 5 homers), which leads all Yankees Minor Leaguers. His 28 runs scored are tops among Yankees farmhands as well. pic.twitter.com/TSIPm4VZxt
— NYYPlayerDev (@NYYPlayerDev) 2019年5月21日
48位:ブランドン・ロックリッジ
22歳:185cm・84㎏:右投右打:センター:A
フロリダ州:2018年ドラフト5巡目
OV | リスク |
30 | 大 |
Hit | Power | Run | Arm | Field |
25/35 | 35/50 | 65/60 | 40/50 | 45/65 |
ブランドン・ロックリッジ:ヤンキース5巡目(2018年MLBドラフト)
大学時代から俊足と外野守備を高く評価されるプロスペクト。恐らく外野守備はヤンキース傘下でNo.1でしょう。
高い身体能力と体格に恵まれパワーのポテンシャルも平均レベル。バットコントロールに大きな難を残すもののハマれば走攻守の揃ったバリューアブルなセンターに。
47位:ミゲル・ヤホレ
21歳:185cm・79㎏:右投右打:RHP:A+
ベネズエラ:2015年インターナショナルFA
OV | リスク |
30 | 中 |
FB | SL | CB | CH | Cmd |
45/50 | 35/50 | 35/45 | 20/30 | 30/45 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
94 | 90~91 | ー | ー | ー |
2015~2016年にかけてルーキーリーグで好成績を残していたものの2016年のシーズン途中に肘を痛めトミー・ジョン手術。2017年は全休に終わりますが、2018年にAで復帰すると今日まで好成績を記録。
質の高いスライダーとカーブを大きな魅力で、トミー・ジョン手術復帰後に球速が向上するなど手術の悪影響は見受けられず。球種の質&バリエーションと体格、コマンドの安定度から上位クラスでも先発投手として期待できる選手です。
Nuestro Harold Cortijo sigue lanzando fuego 🔥
Lanzó ayer 6 entradas en las cuales permitió solo 1 carrera y ponchó a 3 bateadores. Bajó su ERA a 1.93 la temporada
Juega para los Charleston RiverDogs (@ChasRiverDogs), equipo Clase A de los New York Yankees (@Yankees)
🎥: MiLB pic.twitter.com/m9eXvvDo8M
— Béisbol de Puerto Rico (@beisboldepr) 2019年7月4日
46位:ハロルド・コルティーオ
21歳:185cm・82㎏:右投右打:RHP:ROK
プエルトリコ:2017年ドラフト14巡目
OV | リスク |
30 | 中 |
FB | SL | CB | CH | Cmd |
40/50 | 35/40 | ー | 40/60 | 30/45 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
95 | 92 | ー | ー | ー |
14巡目指名とドラフト時は評価の低い無名選手でしたが、プロ入り後は年齢以上に完成された安定感のある投球を披露。
速球とスライダーは球威に欠けるもののチェンジアップはヤンキース傘下内でもトップクラスのクオリティ。投球フォームはクリーンでコマンドの将来性も〇。
45位:オズワルド・ペラザ
19歳:183cm・79㎏:右投右打:ショート:Aー
ベネズエラ:2016年インターナショナルFA
OV | リスク |
30 | 中 |
Hit | Power | Run | Arm | Field |
20/40 | 20/35 | 45/50 | 35/45 | 30/50 |
打撃のシーリングは低いもののショート守備の評価は👍
成績こそ目立たないものの毎年のように順調にクラスを上げてきており、今シーズンは拡張春季キャンプ後にAーでプレーしています。
SS Oswald Peraza showed off his defense in the same game. pic.twitter.com/wTh4mpyFHw
— NYYPlayerDev (@NYYPlayerDev) 2019年3月26日
44位:ネスター・コルテズ Jr.
24歳:178cm・95㎏:左投左打:LHP:MLB
キューバ:2013年ドラフト36巡目
OV | リスク |
35 | 特小 |
FB | SL | CB | CH | Cmd |
35/35 | 40/40 | 40/40 | 35/35 | 30/45 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
93 | 89 | 82 | 76 | 82 |
36巡目指名ながらもMLBデビューを果たした苦労人。
多彩な変化球と3つのアームスロットを使い分けるMLBでも稀有な技巧派で、今シーズンは起用法が固定されていないながらもリプレイスメント超のパフォーマンスを披露中。
1B/OF Ryan McBroom (@swbrailriders) is batting .307 with 13 HR and 19 doubles in 2019. Here are a few of his homers from this season: pic.twitter.com/JYyZY4C2vB
— NYYPlayerDev (@NYYPlayerDev) 2019年6月19日
42位:ライアン・マクブルーム
27歳:191cm・107㎏:右投右打:ファースト/ライト:AAA
バージニア州:2014年ドラフト15巡目
OV | リスク |
35 | 小 |
Hit | Power | Run | Arm | Field |
35/35 | 50/50 | 35/35 | 40/40 | 40/40 |
すでに27歳なだけにプロスペクト(有望株)と呼んでもいいのか分かりませんが、今シーズンはAAAで上位の好成績を記録。
ヤンキースのAAAには同じ一塁手のマイク・フォードもいるだけに今回のトレードデッドラインで放出される可能性が大。
42位:ダイロ・ペレス
17歳:188cm・82㎏:右投右打:ショート:ROK
ドミニカ:2018年インターナショナルFA
OV | リスク |
30 | 特大 |
Hit | Power | Run | Arm | Field |
20/35 | 20/35 | 40/55 | 35/50 | 30/55 |
守備力を評価されている17歳のプロスペクトですが188㎝と体型にも恵まれておりバッティングのポテンシャルも悪くないかも。
ここまでDSL(ドミニカ・サマーリーグ)において19試合で10盗塁&盗塁成功率100%を記録するなど走塁面の期待も大。
ICYMI: Chance Adams might have made the most incredible play of the year to end the top of the fourth. @SportsCenter #SCtop10 pic.twitter.com/MarzQNs7WO
— SWB RailRiders (@swbrailriders) 2019年7月5日
41位:チャンス・アダムス
24歳:185cm・122㎏:右投右打:RHP:MLB
アリゾナ州:2015年ドラフト5巡目
OV | リスク |
35 | 中 |
FB | SL | CB | CH | Cmd |
45/45 | 45/45 | 45/45 | 35/35 | 40/40 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
94.6 | 92 | 84 | 79 | 86 |
かつてはヤンキースNo.1の投手プロスペクトであったものの2017年オフの右ひじ手術により大きく劣化。現状のレベルならばMLBで先発投手としてプレーするのは不可能でしょう。
しかし、カーブやスライダーはMLBトップクラスのスピンレイトを計測しており大学時代はリリーフ投手だったことを考えると、先発は諦めリリーフに固定してもう一度チャンスを与えてほしいところ。
コメント
1位が今年入団の16歳とはいいのか悪いのか…
超ポテンシャル重視のランキングですね
恐らくほとんどのメディアのランキングは1位&2位がガルシアとドミンゲスになると思いますね。
その中でもFanGraphsはドミンゲス>ガルシア、ESPNとBaseball Prospectusはガルシア>ドミンゲスになってます。
速球投手はリリーフ回さず先発でしょドミンゲスとかあたりだろRリーグで結果残せばコマンドいいとか投手は日本人好きみたいだけど今の時代いらないよ