春季キャンプ最終戦となった本日の試合直前に開幕前最後のトランザクションが行われ、ヤンキースの2022年シーズン開幕ロースターが決定。
ちなみに、今シーズンは労使協定の締結遅延により春季キャンプが短縮されたため、特別ルールとして4月中のみアクティブ・ロースター枠が26人から28人に拡大されています。
マーウィン・ゴンザレスの勝利
OPS1.192の活躍を見せたゴンザレスが他のマイナー契約招待選手(エンダー・インシアーテやフィリップ・エバンス、ブレイク・パ―キンス)に加え、MLBロースター上のティム・ロカストロやエステバン・フロリアル、ミゲル・アンドゥハーさえも抑え開幕ベンチ入りを勝ち取りました。
ミゲル・カストロ獲得
2日前にジョエリー・ロドリゲスとのトレードでメッツからミゲル・カストロを獲得。
この2人を比べるとカストロよりロドリゲスの方が本来は成績期待値が高いものの、ロドリゲスは春季キャンプで球速低下等の不調に陥っており、タフで頑丈かつピッチングデザイン改良のアップサイドを残すカストロへの入れ替えは個人的に好印象。
投手18人体制
野手陣にDJ・ラメイヒュー、アイザイア・カイナー=ファレファ、マーウィン・ゴンザレスなどユーティリティが揃っているためか野手のベンチをたった3人に設定。よって投手陣は総勢18人に上ります・
恐らく4月中はリリーフ陣の層の厚さを活かし、先発を早々に降板させリリーフを多用する起用法を活用するでしょうが、初の開幕ロースター入りを果たしたクラーク・シュミットの起用法が未だ不透明。
アーロン・ブーンは70~75球程度のロングリリーフ起用を示唆しており、恐らくオープナー後の2~5回を担当することになるのではないでしょうか。
リードオフヒッターは誰に?
春季キャンプでは最終的にDJ・ラメイヒューとジョシュ・ドナルドソンの2人をリードオフに起用。
どちらが開幕戦の1番を務めるのか全く見当が付きません。
2人のMLB初昇格
オフシーズン中にルール5ドラフトのプロテクトのため40人ロースターに追加されていたJP・シアーズとロン・マリナチオが晴れてMLB昇格。
特にマリナチオはマイフェイバリットの1人なので期待。
開幕ロースター入りを逃した選手達
開幕ロースター入りを逃した主な選手は以下となります。
特筆すべきは野手ならミゲル・アンドゥハー、ティム・ロカストロ、エステバン・フロリアル、投手ならデイビー・ガルシアとルイス・ヒルでしょう。
野手
・ミゲル・アンドゥハー
・ティム・ロカストロ
・エステバン・フロリアル
・エンダー・インシアーテ
・フィリップ・エバンス
・ブレイク・パーキンス
・ライアン・ラマー
・ロナルド・グーズマン
・ホセ・ペラザ
投手
・デイビー・ガルシア
・ルイス・ヒル
・スティーブン・ライディングス(故障)
・ビニー・ニットーリ
ブレット・ガードナー???
再契約が未だ発表されません。
アーロン・ジャッジとのエクステンション
開幕後は交渉を行わないとジャッジ本人が明言していますが、報道の限りではジャッジ側がディスカウントを受け入れる気がなく交渉が難航中。
年平均3500万ドル×7年程度の大型契約が予想されていますが、このまま合意に至らず開幕を迎えても別に構いません。
アクティブ・ロースター
野手(12人)
1:2B:DJ・ラメイヒュー
2:RF:アーロン・ジャッジ
3:3B:ジョシュ・ドナルドソン
4:DH:ジャンカルロ・スタントン
5:1B:アンソニー・リゾー
6:LF:ジョーイ・ギャロ
7:CF:アーロン・ヒックス
8:SS:アイザイア・カイナー=ファレファ
9: C :カイル・ヒガシオカ
ベンチ
C :ホセ・トレビーノ
UT:グレイバー・トーレス
OF:マーウィン・ゴンザレス
投手(18人)
先発
1:ゲリット・コール
2:ルイス・セベリーノ
3:ジェイムソン・タイロン
4:ジョーダン・モンゴメリー
5:ネスター・コルテス Jr.
リリーフ
1:アロルディス・チャップマン
2:ジョナサン・ロアイシガ
3:チャド・グリーン
4:クレイ・ホームズ
5:ルーカス・リットキー
6:ミゲル・カストロ
7:マイケル・キング
8:ワンディ・ペラルタ
9:クラーク・シュミット
10:JP・シアーズ
11:ロン・マリナチオ