2020年MLBドラフト注目選手:その2


2020年MLBドラフト注目選手:その1



ギャレット・ミッチェル

Garrett Mitchell
20歳:190㎝・92㎏:左投左打:CF:UCLA
予想指名順位:全体6~10位

メディア 順位
Baseball America 6位
MLB.com 6位
FanGraphs 10位

2020年MLBドラフト上位指名候補:大学生野手」(2019年8月投稿)

今ドラフト上位指名候補屈指のスピードと身体能力を誇る大学生No.1外野手(オースティン・マーティンがセンターにコンバートされていますが…)。

高校時代からバットコントロールと打撃フォームが懸念材料の選手ですが、大学1年目から今シーズン途中まで順調に三振を減らし続けており、それにつれてプロスペクトとしての評価も上昇。また、体格・身体能力・スイングスピードのわりに長打を残せていませんが、打撃フォーム&スイングを矯正することができればシーズン25本塁打クラスへと成長する可能性も。

昨年8月の記事でも書きましたが、高校3年生時に1型糖尿病と診断された苦労人でもあるミッチェル。野球に限らず1型糖尿病のアスリートは高確率で大成できないわけですから、プロスペクトとしては大きなマイナスポイントなんですけどね。

Register Batting
Year Age Tm Lg G PA H HR SB BB SO BA OBP SLG OPS
2018 19 UCLA P12 44 177 44 0 5 11 40 .280 .337 .331 .668
2018 19 Mankato NWDS 34 146 38 2 5 20 18 .309 .404 .382 .786
2019 20 UCLA P12 62 293 90 6 18 27 41 .349 .418 .566 .984
2020 21 UCLA P12 15 73 22 0 5 6 3 .355 .425 .484 .909


ザック・ヴィーン

Zac Veen
18歳:195㎝・91㎏:右投左打:CF
予想指名順位:全体6~10位

メディア 順位
Baseball America 7位
MLB.com 7位
FanGraphs 5位

昨年の夏から驚異的なパフォーマンスを続け、気が付けば高校生大不作とも呼ばれる今ドラフトのNo.1高校生に。もし、コロナウイルスによるシーズン中断がなければ全体1指名候補の1人となっていたかもしれません。

総じて高い評価を受けるスイングと195㎝・91kg(昨シーズンは191~193㎝・86kgと表記されていましたがさらに成長した模様)の体格からバットコントロール&コンタクトとパワーの両方で高いポテンシャルを秘めるだけでなく、選球眼の完成度も高く評価されている理想的なバッター。ポテンシャルだけならば今ドラフト最高の選手でしょう。

個人的には、動画を見る限りカウントに応じて柔軟なアプローチを行っている印象を受けました。

高校生の中では平均超のスピードを見せているもの、外野守備と送球の評価はいたって平均レベル。現在はセンターとしてプレーしているものの、プロ入り後は高い確率でライトかレフトにコンバートされるはず。



ミック・アベル

Mick Abel
18歳:195㎝・86㎏:右投右打:RHP:オレゴン州
予想指名順位:全体6位~15位

メディア 順位
Baseball America 11位
MLB.com 11位
FanGraphs 8位

2020年MLBドラフト上位指名候補:高校生投手」(2019年8月投稿)

球速、速球の変化、スライダー、チェンジアップ、コントロール、体格を兼ね備えるトータルパッケージ。昨年の夏時点では全体1指名候補に挙げられる目玉選手の一人でしたが、高校の所属リーグが全試合中止となり今年に入って公式戦登板が一度も無いことから評価が下落。

高いポテンシャルを秘め今年の更なる飛躍が期待されていた選手なだけに、パンデミックで最もネガティブな影響を受けたドラフト候補生かもしれません。



マックス・メイヤー

Max Meyer
21歳:183㎝・83㎏:RHP:ミネソタ大
予想指名順位:全体6位~15位

メディア 順位
Baseball America 10位
MLB.com 9位
FanGraphs 13位

小柄な体格から最速101マイル・平均90マイル台中盤の剛速球と90マイル前後のスライダーを投げ込む奪三振マシン。この2種類のプラス(-プラス)ピッチだけでなく豊富なスタミナと平均以上のコマンドも誇り、第3の球チェンジアップも向上中とのこと。とりわけスライダーはエイサ・レイシーすら抑え今ドラフトNo.1との評価も。

日付 投球回 失点 被安打 奪三振 四球 球数
2/14 5.0 2 2 7 3
2/22 5.2 4 4 10 2 108
2/28 9.0 1 5 14 1 112
3/6 8.0 3 4 15 2 118

もし、チェンジアップがこれ以上プロ入り後に向上しなければ先発投手として苦労するのは間違いありませんが、最低でもリリーフ投手としてモノになるはず。

Register Pitching
Year Age Tm Lg W L ERA G GS SV IP H ER HR BB SO WHIP BB9 SO9 SO/W
2018 19 Minnesota BTen 2 3 2.27 26 0 16 43.2 25 11 0 13 54 0.870 2.7 11.1 4.15
2019 20 Minnesota BTen 5 3 2.11 16 11 2 76.2 58 18 5 20 87 1.017 2.3 10.2 4.35
2020 21 Minnesota BTen 3 1 1.95 4 4 0 27.2 15 6 2 8 46 0.831 2.6 15.0 5.75


オースティン・ヘンドリック

Austin Hendrick
18歳:185㎝・88㎏:左投左打:RF
予想指名順位:全体16~20位

メディア 順位
Baseball America 9位
MLB.com 13位
FanGraphs 18位

一時期は高校生野手の中でも最も高い評価を受けていたプロスペクトですが、昨年の夏の各イベントでバットコントロールに粗さを見せ評価は下落中。とりわけU-18野球ワールドカップではエキシビション&本戦の両方で全く結果を残せず、アメリカ代表決勝敗退の戦犯に。

ということで今シーズンに活躍を見せ昨年夏のやらかしを挽回する必要がわったわけですが、今年はシーズン中止で挽回のチャンスも失われてしまっただけに、案外下位での指名になってしまうような気が・・・。