ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ50:2023年開幕版


2022年シーズン前半戦終了時点におけるニューヨーク・ヤンキースのプロスペクト(有望株)ランキングTOP100を作成

ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ100:2022年夏版」と同様にトップ100までやろうと思っていたのですが、ヤル気が出なかったのでとりあえずトップ50まで。

ボチボチ継ぎ足していって可能な限りトップ100へ近づけられればと。(やっぱしメンドイからやんねぇ)

投稿は5月まで遅れたとはいえ、あくまでも開幕時点のランキングなので、今シーズン開幕後のパフォーマンスは考慮していません。



41位~50位 21位~30位
31位~40位 11位~20位
1位~10位

50位:ホーズエ・パナクアル

Josue Panacual:35 FV
2002年1月生(21歳2か月):178cm・71㎏:SP
High-A:ベネズエラ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第23位

FB SL CB CH Cmd
60 45 35 35 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 93 82 79 87

シンカーはMLBでも稀に見るほどのクレイジーな変化を見せるものの、その他ツールは何れも平均未満。

2022年シーズンはLow-Aで好成績を残すもHigh-A昇格後にK%が約半減。後半戦の防御率とFIPは共に6.50前後となりました。

更に今シーズンは60日ILで開幕を迎えており、夏ランキングの第23位は言い訳のしようがないほどの過大評価ですが、それでもシンカーのクオリティと年齢、Low-Aでの好成績は35 FVに値するかと思います。

49位:アンヘル・ベニテス

Angel Benitez:35 FV
2000年5月生(19歳9か月):201cm・92㎏:SP

DSL:ドミニカ:2021年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第52位

FB SL CB CH Cmd
60 50 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 94~95 M-80s 88

巨体の豪快な投球フォームから90マイル台中盤の速球と平均以上のチェンジアップを投げ込み、スライダーも上々とのこと。恐らく公表体重92kgは嘘っぱちで3ケタを超えるはず。

プロ1年目の2022年シーズンはDSL開幕から好投を続けるも、たった5登板で肘を痛めトミー・ジョン手術に。

今シーズンは全休となりますが高いポテンシャルは否定しようがありません。

 
 
 
 
 
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48位:シェーン・ボイル

Sean Boyle:35 FV
1996年10月生(26歳5か月):185cm・92㎏:SP
AAA:2018年ドラフト25巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第63位

FB SL CH CT Cmd
40 45 50 40 55
FB/be FB/vel SL/vel CH/vel CT/vel
95 91 80 87 87

変則的かつ厄介な投球フォームから緩いピッチを投げ分ける技巧派で、2022年シーズンは傘下最多となる155.1イニングを記録。

良い日と悪い日の差が大きくコンスタントに炎上を繰り返していますが、取り分けAAAでは一発病を発症。今シーズンも含めFIPが5~6点台を推移。

右打者には10前後のK/BBを叩き出しているものの、裏を返せば左打者相手が×。

47位:エドガー・バークレー

Edgar Barclay35 FV
1998年5月生(24歳10か月):178cm・90㎏:RP

High-A:2019年ドラフト15巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第36位

FB SL CB CH Cmd
40 45 60 60
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
94 91 77 79

詳しいプロファイルについては昨年末に投稿した紹介記事を読んでほしいところですが、今シーズンは再び開幕をILで迎え復帰時期も不明。

2022年シーズン最終盤に先発復帰を果たしていましたが、この感じでは再びブルペンへ戻る羽目になるでしょうね。

46位:ケイレブ・ダービン

Caleb Durbin:35 FV
2000年2月生(23歳1か月):168cm・79㎏:2B
High-A:2021年ドラフト14巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:入団前

Hit Power Run Arm Field
45 35 55 50 60

オフシーズンにルーカス・リットキーとのトレードでブレーブスから入団。

内野守備はヤンキース傘下No.1といっても過言ではないほどの代物で、2022年シーズン前半戦にはLow-Aクラス全体でトップとなるDRS+9を記録。

三振と同数の四球数を記録するなどアプローチに優れ、引張方向にポップを見せています。

高校時代の60ヤード走タイムを見る限り純粋なスピードは大したことなさそうですが、大学時代から盗塁を量産。成功率も優秀です。

45位:ブラス・カスタノ

Blas Castano:35 FV
1998年9月生(24歳6か月):178cm・73㎏:SP
AA:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第69位

FB SL CH CT Cmd
45 45 50 45 50
FB/be FB/vel SL/vel CH/vel CT/vel
97 93~94 81 89 88

シンカーの球速は平均レベルなものの変化球(特にカッター)を多投。

アーリーカウントからゾーン内に変化球をコマンド良く投げ込みカウントを稼ぐことでストライク率やBB%は優秀ですが、低身長なうえにフォームがデセプションに欠けるためか強打を受け、BABIPは高止まりを続けています。

左打者がフォームにタイミングを合わせやすいのかキャリアを通して対右左成績は大きく乖離しており、左打者の攻略法を見つけられない限り先発投手としてはノーチャン。

クーラク・シュミットをこじんまりさせた劣化版と言ったところでしょうか。

44位:カルロス・ラグランジュ

Carlos Lagrange:35 FV
2003年5月生(19歳10か月):201cm・88㎏:SP
DSL:ドミニカ:2022年国際FA(契約金1万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第43位

FB SL CB FS Cmd
70 45 45 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel FS/vel
101 97

100マイル、2500rpmを超えるフォーシームは傘下最高級の一品。

スライダー(カーブ?)とスプリッターのクオリティも悪くありません。

ただし、2022年シーズンDSLにて33.0イニングを投げ19与四球・13暴投を記録した点や、インターナショナルFA市場で売れ残っていたためDSL組の中で比較的高齢な点は懸念材料。

43位:マット・クルック

Matt Krook35 FV
1994年10月生(28歳5か月):193cm・102㎏:RP

AAA:2016年ドラフト4巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第56位

FB ST CH CT Cmd
60 60 40 40 35
FB/be FB/vel ST/vel CH/vel CT/vel
97 89 81 83 86

シンカー、スイーパーと2種類のプラスピッチを持ち合わせ、シンカーボーラーとして理想的なVAAも兼ね備えたマイナー屈指のグラウンドボーラー。

2022年シーズンはAAA2年目ということでMLBデビューが有力視されていたものの、肝心の制球力がシーズンを通して乱高下を続け、高めに浮いた甘いピッチをAAAのバッター達に見逃してもらえず被本塁打急増。

9月にMLBデビューを見据えリリーフ起用を受けるもバビって好成績を残せずシーズン終了。

ただ、オフシーズンにはルール5ドラフト・プロテクトのため40人ロースターに追加されており、リリーフに専念することとなった今シーズンはコマンドが安定しない中で奪三振を量産しています。

左打者には滅法強いためクラーク・シュミットと組み合わせれば面白いかも。

42位:ヘンリー・ラレーン

Henry Lalane:35 FV
2004年5月生(18歳10ヶ月):201cm・95㎏:SP
DSL:ドミニカ:2021年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第57位

FB SL CB CH Cmd
55 45 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96

DSL2年目となる2022年シーズンは2021年シーズンと比べBB%を6%以上も向上させ、その他スタッツも総じて良化。

高身長のスリークォーターから投じられるナチュラルシンカーは高いゴロ率を生み出し、2022年シーズンの被本塁打はゼロ。

高身長のスリークォーターということでランディ・ジョンソンというテキトーなコンプを受けていますが、理想像はSean Marshallでしょう。

41位:アグスティン・ラミレス

Agustin Ramirez35 FV
2001年9月生(21歳6か月):183cm・95kg:C
Low-A:ドミニカ:2019年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年夏ランキング:第71位

Hit Power Run Arm Field
40 50 30 55 40

FCL2年目の2022年シーズンは前年から着実に数字を伸ばし、BB%とISOを両立する巧打者への成長が期待できる素材。

ただ、走力は平均を大きく下回りキャッチャー守備も平均未満のため、将来的なファーストへのコンバートが有力視されています。

(前回のランキング記事でも書きましたが)打撃フォームや体格はマイナー時代のゲリー・サンチェスを彷彿させ、端的に言えば彼の劣化版のようなプロスペクト

コメント

  1. ドライス射精る より:

    待ってました
    生き甲斐です