ヤンキース:プロスペクト・リポート:第10回(2022/10/10)

2022年「ヤンキース:プロスペクト・リポート」の第9弾

前回の直後にHigh-AとLow-Aは閉幕となったので今回はAAAとAAのみ。

アリゾナ・フォールリーグの総括を行う予定の第11回で今年は終了となります。


目次


アリゾナ・フォールリーグ

約1週間ほど前に毎年恒例のアリゾナ・フォールリーグが開幕。

ヤンキース傘下から参加したプロスペクトは以下の7人。

 ドミンゲスが参加しているとはいえ、例年と比べると全体的に薄っすいメンバー。

AAA

83勝57敗(勝率.553)の好成績を残し、AAAインターナショナルリーグ第2位でフィニッシュ。

アンソニー・ボルピ

AAA昇級6試合目で1試合2本塁打を記録するなどAA昇級時とは異なり幸先いいスタートダッシュを切ったものの、その後はOPS.505・wRC+35・三振率35.2%の低成績に喘ぎ、後味悪いシーズンとなりました。

ジョシュ・ブロー

アンソニー・ボルピと同様にAAA昇級直後はイケイケのパコパコでしたが、ラスト1ヶ月はOPS.477・wRC+24の大ブレーキ。

フレーミング以外は低レベルなキャッチャー守備においてもAAAでは盗塁阻止率7.9%(3/38)。

一時期はシーズン終了後のルール5ドラフトプロテクト当落線上を行き来していたかと思いますが、今となってはもう完全にそのラインから外れましたね。

マット・クルック

シーズン最終盤のMLB昇格を見据え9月2日の先発登板を最後にブルペンへ回されましたが、チチ・ゴンザレスジェイコブ・バーンズアンソニー・バンダなどの捨て駒たちを横目に声はかからず。

これはルール5ドラフト直前フライングトレードの流れですね。

スティーブン・ライディングス

当方のお気に入りプロスペクトがとうとう復帰。

97~98マイルを連発するなど故障前から球威は衰えておらず、40人ロースターに残す価値はあるかと。

AA

2位に6.5ゲーム差(83勝53敗・勝率.610)を付けてAAイースタン・リーグ北東地区の地区優良を果たし、リーグチャンピオンシップでも最終戦にノーヒットノーラン・ゲームを達成するなど圧倒的な強さを見せ優勝。

ジェイソン・ドミンゲス

シーズン最終盤にAAへ昇格し、リーグチャンピオンシップのラスト2試合で5安打・3本塁打と大ハネ。特に最終戦の初速度110mphバックスクリーン弾は圧巻。

走塁ではいつも通りのやらかしをカマしていましたが、センター守備においても好プレーを連発。

来年の各媒体プロスペクト・ランキングではトップ100に返り咲くことでしょう。

アンドレス・シャパーロ

AAにて8月に月間OPS.991、9月に1.145の強打を披露し、ジョシュ・ブローに成り代わりルール5ドラフトのプロテクト当落線上に浮上してきたシャパーロ

サード守備が課題の選手ではありますが、昨シーズンと比べファーストでの起用割合が減少していることから、チームがサード守備に対し一定の評価を与えている可能性も。

ヨエンドリス・ゴメス

昨シーズン受けた肘手術からの復帰を果たした6月以降は球速低下(92~93マイル程度)に苦しんでいましたが、9月に入ると一転95マイル前後へ復活。

何時までもケガでちょこまかされると40人ロースター上で邪魔くさいので、これを機にさっさとMLBまで突き抜けて下さい。第2のクラーク・シュミットを囲い込む余裕など常勝球団にはありません。