Dylan Cease
放出がマストではないものの、現状としてトレード市場のNo.1ピッチャー。
争奪戦においてはBALとNYYがいち早く前向きな姿勢を見せている模様ですが、トレードバリューが$50~60mのCeaseを獲得するとなると、50FVプロスペクト2人+αがベースラインに。
さらに、今オフ中にわざわざ主力を放出するニーズが低いCHW相手ならば、”+α”も相当なスケールとなり得ます。
ただ、ファンベースがサジェストしているようにYoan Moncadaのサラリーダンプを組み込むのは妙案ですね。
左打席が得意なのでLeMahieuとのプラトーン起用に適しているだけでなく、AAVは$14Mと安価で、万が一復活すれば球団オプションを行使してTorresの後釜に据えることができます。
トレードでは他にJeff PassanがNYYとJesus Luzardoのリンクについてメンションしていましたが、ロングショットが過ぎるねと。
Blake Snell
当然ながらNYYのレーダーにかかっているようですが、特に具体的な交渉を行っているとの報道無し。
耐久性が懸念されているため、Opt-out権の代わりに年数を抑えた契約も検討しているとの噂もあり、そうなると金満球団以外がしゃしゃり出て来る可能性もあるのかな?
Borasが吹っ掛けているとの話もありますが、山本 由伸が異常だっただけでAaron Nola、Sonny Gray、Eduardo Rodriguezは大方予想通りの契約規模に収まっているので…。
Jordan Montgomery
元生え抜きにもかかわらずBlake SnellよりNYY入りの可能性が低いと考えられており、TEXと相思相愛との噂。他にも山本 由伸争奪戦に敗れた金満球団が候補に挙がっています。
キャリアエンドまでに約13WARが見込まれており、約14WAR見込み&0.5歳年下のAaron Nolaが7年$172Mだったことを踏まえると、$150~160M程度がリーズナブルかと思われますが、古巣に対しある程度のディスカウント受け入れたであろうNolaに対し、MontgomeryはBoras案件。
今永 昇太
$100M超の大型契約を見込まれていますが、NYYはターゲットにしておらず、争奪戦参加チームはSFG・BOS・LAA・CHCに限られた模様。
本来ならNYYも含めSnellやMontgomeryを逃したチームを待ちたいところですが、ポスティング期限は残り5日と差し迫っています。
まあ、今永に$100M+ポス料$20M払うぐらいならSonny GrayかEduardo Rodriguezに手を出すべき話だったってわけで。
Billy McKinneyの放出
今オフ開始時にアウトライトを受けるも再びNYYとMiLB契約を結んだMcKinney。
同時期のJuan Soto、Trent Grisham、Alex Verdugo補強によって、完全な余剰要員となっていましたが、Int FA 2023年クラスにおいてボーナスプールを余らせていたPITとのトレードが実現。
NYYは対価としてボーナスプール$500Kを獲得し、すぐさまにドミニカの17歳捕手Justin Capellan(契約金$450K)、17歳外野手Yael Zapataと契約。
Jake Bauersのトレードに続き有意義なムーブですね。
Estevan Florialの放出
McKinneyと近しい存在だったFlorialはCLEへトレード放出。
対価としてAAAAリリーバーのCody Morrisを獲得し、40人ロースター上のプレーヤー同士の交換となりました。
期待される貢献度はFlorial>Morrisかもしれませんが、MiLBオプションを切らしているFlorialに対し、Morrisはオプション有り。
また、Florialは2023年シーズン開幕時にDFAを受けているので(ウェイバーをクリアし残留)、実質的には2度目の放出となります。
その他小ネタ
- 今年がTJSからの復帰シーズンとなるCody Poteetとスプリット契約。
- CINがウェーバーにかけていたBubba Thompsonをクレーム。
- CINと$16Mで契約したFrankie MontasへのNYYのオファーは$10M弱。
コメント
いつも楽しく拝見してます。山本由を取れず、モンゴメリーにも嫌われ気味で、スネルは高すぎてリスクあるし、この際、ヤンキースに入団したがってるストローマンと、元ブリュワーズのエースのウッドルフの2枚を廉価(二人で30億ドル位)で取った方が、シーズンを考えれば良いのでは?ロドンも、コルテスにも不安がつきまとう状況なのでこの方が計算出来るし固い?
野手補強が完了している上に、せっかくスローなオフシーズンとなっているのだから、(Stromanに限らず)短期の非フロントスターターを焦らずじっくりと狙う形で構わないと思います。