2018年:MVP・サイヤング賞・新人王(1~3位):当サイト選出

新人王


アメリカンリーグ(AL)

1位:ジョーイ・ウェンドル(TB・2B)

試合数 打率 出塁率 長打率 OPS
139 .300 .354 .435 .789
wOBA wRC+ xwOBA BSR SS
.338 116 .301 3.0 28.3
DRS UZR rWAR fWAR WARP
5 5.2 4.3 3.7 4.0

シーズン前はノーマークでしたが走攻守にわたって活躍を見せAL新人トップの成績を記録。シーズン後半戦に好成績を残し一気に大谷、トレース、アンドゥハーらを追い抜きました。

成績だけでなくセカンド、サード、ショート、レフト、ライトの内外野5つのポジションを守ったことやフルシーズンでプレーしたことも評価できます。ただ、xwOBAがイマイチなのが唯一の欠点。

以下の記事でさらに詳しく書いています。

ジョーイ・ウェンドル:新人王レース大谷翔平最大のライバル

2位:大谷翔平(LAA・DH/SP)

試合数 打率 出塁率 長打率 OPS
104 .285 .361 .564 .925
wOBA wRC+ xwOBA BSR SS
.390 152 .376 1.1 28.4
DRS UZR rWAR fWAR WARP
2.7 2.8 2.4
登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
10 51.2 3.31 11.0 3.8
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
1.16 .277 .284 3.57 98
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
3.46 3.65 1.2 1.0 1.1
rWAR投打合計 fWAR投打合計 WARP投打合計
3.9 3.8 3.5

怪我してなければ間違いなく1位でした。

3位タイ:グレイバー・トレース(NYY・2B/SS)

試合数 打率 出塁率 長打率 OPS
123 .271 .340 .480 .820
wOBA wRC+ xwOBA BSR SS
.349 120 .338 -1.0 27.1
DRS UZR rWAR fWAR WARP
-1 -10.3 2.9 1.9 3.2

グレイバー・トレース、ミゲル・アンドゥハー、シェーン・ビーバーが他の3位候補として挙がり、最後はトレースとケラーのどちらかで迷いましたが決めきれませんでした。

MLBデビューを果たした前半戦に打ちまくり一時期はセンセーションを起こしましたが、好不調の波が大きく怪我もあり最終成績は微妙なところに落ち着きました。スピードは平均レベルで守備は平均以下。まだ21歳とはいえ多くの欠点が見えた1年目でした。

3位タイ:ブラッド・ケラー(KC・SP)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
41(20) 140.1 3.08 6.2 3.2
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
1.30 .290 .297 3.55 99
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
4.87 4.51 3.6 2.5 0.8

開幕戦でMLBデビューを果たすと5月26日まではリリーフ起用。しかし、5月30日に初先発すると最終的に20試合で先発。AL新人最多の140.1イニングを投げました。

ただ、防御率などの旧指標はそこそこ良かったんですがcFIP、DRA、SIERAなどの新指標の数字は軒並み悪く来シーズンも同様に活躍できるとは思えません。そもそも新指標をもっと評価してトレースを単独3位にすべきだったのかも。


ナショナルリーグ(NL)

1位:ロナルド・アクーニャ(ATL・CF)

試合数 打率 出塁率 長打率 OPS
111 .293 .366 .552 .917
wOBA wRC+ xwOBA BSR SS
.388 143 .366 2.8 29.6
DRS UZR rWAR fWAR WARP
4 -3.4 4.1 3.7 4.1

AAAでは23試合でOPS.564と不調でしたがMLBをデビューを果たすと期待通りの活躍。8月ごろに打撃フォームを調整するとそれ以降はMLB全体でもトップクラスの成績を残しました。

俊足もトップクラス。UZRはマイナスとなっていますがOAAは+4だったので守備力も平均以上と考えて良さそうです。

2位:フアン・ソト(WSH・LF)

試合数 打率 出塁率 長打率 OPS
116 .292 .406 .517 .923
wOBA wRC+ xwOBA BSR SS
.392 145 .366 2.0 27.2
DRS UZR rWAR fWAR WARP
-5 -4.2 3.0 3.7 4.5

21世紀では11人目となる10代でMLBデビュー。20歳のアクーニャと打撃成績はほぼ互角でしたが守備で大きな差を付けられましたために2位に。

10代の選手としてwRC+145は歴代最高記録(100打席以上)。

21世紀以降に10代でMLBデビューした選手たち

3位:ウォーカー・ビューラー(LAD・SP)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
24(23) 137.1 2.62 9.9 2.4
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
0.96 .247 .256 3.04 85
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
3.21 3.31 3.5 3.4 3.6

3位はこのビューラーと成績がほぼ互角であるハリソン・ベイダー(STL)、ブライアン・アンダーソン(MIA)と迷ったんですが、リリーフ多投のチーム方針やシーズン終盤に優勝を争うCOL相手に好投したことなども考慮してビューラーとしました。