MLB:2019年シーズン:MVP・サイヤング賞・新人王(1~3位):当サイト選出

サイ・ヤング賞


アメリカンリーグ(AL)

1位:ゲリット・コール(HOU)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
33 212.1 2.50 13.8 2.0
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
0.895 .249 .238 2.64 60
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
2.36 2.48 6.8 7.3 7.7

MVPの章で述べた通り。

2位:ジャスティン・バーランダー(HOU)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
34 223.0 2.58 12.1 1.7
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
0.803 .246 .248 3.27 74
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
2.51 2.95 7.8 6.3 7.9

流石に2年連続でフォーシームの球速は低下しているわけですが、今シーズンは一気に変化球の割合を増やすなど工夫を凝らしまたもやサイ・ヤング賞級の成績に。

通算3000奪三振を最終登板で達成したことが話題となりましたが、rWARとfWARでも通算70WARを達成。21世紀の投手でrWAR70以上は他にグレインキーのみで、fWAR70以上はバーランダーしかいません。

3位:ランス・リン(TEX)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
33 208.1 3.67 10.6 2.5
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
1.219 .297 .286 3.13 74
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
3.15 2.83 7.6 6.7 5.5

ヤンキースがランス・リンを獲得+アダム・ウォーレンを放出

昨シーズンのトレードデッドライン前にピッチングスタイルを大きく変更。その変化をキャッシュマンが見抜きヤンキースがトレードで獲得。ヤンキース移籍後は好成績を残しましたが、シーズン後にFAとして3年3000万ドルで契約したレンジャーズでは球威が復活するなどしてさらなる飛躍を見せています。

防御率とかはイマイチなので過大評価と思われる方もいるかもしれませんが、投手振りの球場で投げる機会が多くシーズン全体で見ると平均の1.1倍得点が出やすい環境で投げていることには留意してください。



ナショナルリーグ(NL)

1位:ジェイコブ・デグロム(NYM)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
32 204.0 2.43 11.3 1.9
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
0.971 .252 .252 2.67 65
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
2.27 3.29 7.9 7.6 7.9

MVPの章で述べた通り。

2位:マックス・シャーザー(WSH)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
27 172.1 2.92 12.7 1.7
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
1.027 .273 .251 2.45 58
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
2.48 2.93 5.8 6.6 6.0

シーズン前半戦は圧倒的な成績を残し4度目のサイ・ヤング賞おろかキャリアベストすら残しそうな勢いでしたが7月に2度の故障者リスト入り。かろうじて規定投球回はクリアしたものの積み上げ系の指標は伸びませんでしたね。一時のカーショウみたい。

実はチームメイトのストラスバーグが上のような気もしますが・・・。

3位:スティーブン・ストラスバーグ(WSH)

登板数 投球回 防御率 K/9 BB/9
33 209.0 3.32 10.8 2.4
WHIP wOBA xwOBA FIP cFIP
1.038 .268 .262 3.25 68
DRA SIERA rWAR fWAR WARP
2.13 3.49 6.5 5.9 8.5

シーズン前半戦のマックス・シャーザーやリュ・ヒョンジュン、後半戦のジェイコブ・デグロムやジャック・フラハティなどと比べあまり話題にはなりませんでしたが(7月に月間最優秀投手に選ばれていますけどね)、リーグトップの209イニングを投げDRA2.13、WARP8.5はMLB全体で投手トップの数字。

キャリア全体で見るとドラフト史上最高の投手として恥ずかしくない成績を残していますが、この2年間でフォーシームの平均球速が95.4→94.6→93.9マイルと大きく下落しており、30代を迎え最早剛腕投手とは言えない存在になってますね。


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