リリーフ:2018年MLBポジション別選手ランキング

・イントロダクション

(1)怪我をしないのも実力のうち(アクシデントによる怪我は別)
(2)セイバーメトリクスを重視
(3)最近のシーズンほど重みをつけて評価
(4)無意識にヤンキースの選手を優遇しているはず
(5)ポテンシャルとか伸びしろは評価せず
(6)不調に陥らないのも実力のうち
(7)運も実力のうち・・・ではない
 
 

 
 
リリーフ(救援投手)
 
 
 
1位:ケンリー・ジャンセン(ドジャース・30歳)
 
2017年:rWAR=3.0:fWAR=3.6
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 これほどのピッチャーが打たれるワールドシリーズって怖いですね。
 

 
 
 
2位:アンドリュー・ミラー(インディアンズ・32歳)
 
2017年:rWAR=3.1:fWAR=2.3
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 2016年ポストシーズン&2017年WBCでのフル回転が負担になったのか、2度故障者リストに入り成績も少し下降しましたが、それでも超一流の成績。本拠地や起用法の違いを考えればジャンセンより上かもしれませんね。今シーズン後にFAとなります。
 
 
 
3位:クレイグ・キンブレル(レッドソックス・29歳)
 
2017年:rWAR=3.6:fWAR=3.3
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 29歳にしてストレートの球速が平均・最速共に自己ベストを更新。さらに投球コース・組み立て・配球を修正して好成績に繋げました。今シーズン後にFAとなります。
 

 
 
4位:ウェイド・デービス(ロッキーズ・32歳)
 
2017年:rWAR=1.9:fWAR=1.1
 

 急激に衰えが進んでおり、2017年シーズンは防御率以外がイマイチな成績で得意のポストシーズンでも打たれました。来年にはもうTop10にいないかもしれませんね。今オフにロッキーズが3年5200万ドルでFA契約していますが、大失敗になるでしょう。ロッキーズはアホです。
 

 

 
5位:アロルディス・チャップマン(ヤンキース・30歳)
 
2017年:rWAR=1.0:fWAR=1.6
 

 
 シーズン途中まで不調でしたが、8月にロスチャイルド投手コーチの助言で速球の握りを修正。すると9月は12回、無失点、奪三振17、被安打8、与四球2という文句なしの成績でレギュラーシーズンを締めくくり、ポストシーズンでも8回、1失点、奪三振16、被安打7、与四球2と活躍を見せました。2018年は例年通りの成績に戻るんじゃないでしょうか。
 
 
6位:ロベルト・オスーナ(ブルージェイズ・23歳)
 
2017年:rWAR=1.5:fWAR=3.0
 

 2017年はまだ22歳ながら2016年から速球の球速が2マイル近く落ちましたが、与四球率などの投球内容は自己ベストでした。また、防御率は悪かったものの、運に恵まれなかった部分も多かった感じ。

 
 
 
7位:ケン・ジャイルズ(アストロズ・27歳)
 
2017年:rWAR=1.9:fWAR=1.9
 

 これほどのピッチャーがポンコツ化するポストシーズンって怖いですね。
 

 
 
 
8位:クリス・デベンスキーアストロズ・27歳
 
2017年:rWAR=1.8:fWAR=1.4
 

 これほどのピッチャーがポンコツ化するポストシーズンって怖いですね。
 

 
9位:コディ・アレン(インディアンズ・29歳)
 
2017年:rWAR=1.7:fWAR=1.5

 
 良くも悪くも毎年予想通りの成績を残す選手ですが、2017年の例年と比べてに変わりは無し。今シーズン後にFAとなりますが、ここまで4年連続で球速が低下し続けているので、意外と突然にガタが来るかもしれませんね。
 
 
 

 

 
10位:デリン・ベタンセス(ヤンキーズ・30歳)
 
2017年:rWAR=1.5:fWAR=1.2
 

 

 ここ数年で最も酷使されてきたリリーフ投手ですが、とうとうガタが来たのか2017年は与四球率6.6と軽いイップス状態になりました。ただ、球の質自体に劣化はなく、ヤンキースのリリーフ陣の充実によりベタンセスの負担も減るでしょうし、復活する可能性も十分にあるんではないでしょうか。
 

 


 
 
 リリーフピッチャーって一部の超一流の選手以外はとくに大きな成績の違いがなく、1シーズンだけ好成績の選手も多いのでランキングするのが難しいポジションでした。よって、他ポジションよりも複数シーズンにわたる活躍をより重視しています。
 まあ、フェリペ・リベロやコリー・ネーベル、チャド・グリーン、ブラッド・ハンド、ライセル・イグレシアスなどが来年の新ランクイン候補ですかね。