ヤンキースの補強関連ニュース・噂(2019/12/22)



MLB:2019年オフFA注目選手:投手編

MLB:2019年オフFA注目選手:野手編

総額1億ドル以上の契約一覧

ヤンキースの補強関連ニュース・噂(2019/12/07

コール獲得後のヤンキース総年俸&経営状況おさらい



エリック・クラッツ

オースティン・ロマインのFA→タイガース移籍によりAAAA~MLBクラスのキャッチャーが故障の多いゲーリー・サンチェスとカイル・ヒガシオアしかいないヤンキースですが、2019年シーズンにジャイアンツとレイズで計21試合+ヤンキースのAAAで46試合出場したエリック・クラッツ(39歳)とマイナー契約を結びました。

2019年シーズン、クラッツジャイアンツとレイズを渡り歩くも低成績に終わりヤンキースとマイナー契約を結びAAAでプレー。AAAでは平均超の打撃成績を残したもののMLB昇格は果たせず、11月にはプレミア12にアメリカ代表の正捕手として出場すると21打数・2本塁打・OPS1.149を記録。

Register Batting
Year Age Lev Aff G PA BA OBP SLG OPS
2015 35 MLB PHI 16 28 .192 .214 .269 .484
2015 35 AAA PHI 51 202 .256 .351 .471 .822
2016 36 MLB HOU 33 87 .094 .105 .153 .258
2016 36 AAA LAA 31 109 .186 .269 .227 .495
2017 37 MLB NYY 4 2 1.000 1.000 1.500 2.500
2017 37 AAA CLE 86 324 .270 .359 .472 .831
2018 38 MLB MIL 67 219 .236 .280 .355 .634
2018 38 AAA NYY 17 60 .269 .356 .538 .894
2019 39 MLB SFG-TBR 21 53 .102 .170 .204 .374
2019 39 AAA NYY 46 176 .299 .375 .500 .875
Year Age Lev Aff G PA BA OBP SLG OPS
MLB MLB MLB   317 921 .205 .252 .354 .606
Mino Mino Minors   1027 3879 .259 .336 .446 .782

アダム・ウォーレン

ハル・スタインブレナーのお気に入りとして有名なアダム・ウオーレンともマイナー契約を締結。ウォーレンは今年9月にトミー・ジョン手術を受け2020年シーズン全休が決定しているためマイナー契約ながらも2年契約。2021年シーズンはMLB昇格を果たすと年俸80万ドルが保証されるようです。

トミー・ジョン手術以前に2018年シーズンのマリナーズ移籍から投球成績が大きく悪化しているだけに2021年に復活できる可能性は限りなく低いでしょうが・・・。

Standard Pitching
Year Age Tm ERA G IP ERA+ FIP WHIP BB9 SO9 SO/W
2012 24 NYY 23.14 1 2.1 21 15.95 4.286 7.7 3.9 0.50
2013 25 NYY 3.39 34 77.0 118 4.32 1.429 3.5 7.5 2.13
2014 26 NYY 2.97 69 78.2 129 2.89 1.106 2.7 8.7 3.17
2015 27 NYY 3.29 43 131.1 124 3.59 1.165 2.7 7.1 2.67
2016 28 TOT 4.68 58 65.1 91 5.12 1.347 4.0 7.2 1.79
2016 28 CHC 5.91 29 35.0 71 5.83 1.429 4.9 6.9 1.42
2016 28 NYY 3.26 29 30.1 133 4.30 1.253 3.0 7.4 2.50
2017 29 NYY 2.35 46 57.1 193 3.02 0.872 2.4 8.5 3.60
2018 30 TOT 3.14 47 51.2 134 3.93 1.316 3.5 9.1 2.60
2018 30 NYY 2.70 24 30.0 157 3.29 1.267 3.6 11.1 3.08
2018 30 SEA 3.74 23 21.2 110 4.82 1.385 3.3 6.2 1.88
2019 31 SDP 5.34 25 28.2 80 6.91 1.395 3.8 7.8 2.08
8 Yr 8 Yr 8 Yr 3.53 323 492.1 117 4.02 1.231 3.1 7.8 2.50

トレードの噂

カイル・シュワーバー

今オフに入ってヤンキースはカブスとカイル・シュワーバーのトレードについて話し合ったとのこと。

左の強打者不足に悩むヤンキースにシュワーバーは一見フィットするように思えますが、左打者が不足しているのは外野陣ではなくグレゴリウスが抜けた内野陣なのでシュワーバーは補強ポイントと少しずれてるかなと。

ちなみに、シュワーバーの来季年俸は800万ドル程度と予想され2021年オフにFAとなります。

ジョシュ・ヘイダー

言わずと知れた現役最強左リリーフのジョシュ・ヘイダーについてもブリュワーズと交渉を行ったとのこと。ただ、交渉内容は本腰の入ったものではなく、今オフにヤンキースも含めてヘイダーが移籍する可能性は低いようです。

フランシスコ・リンドーア

そもそも所属チームが今オフに放出する気があるのかよく分からないシュワーバーとヘイダーと違い、現役最高のショートであるフランシスコ・リンドーアのトレード移籍は可能性大。

インディアンズはすでにレンジャーズへコリー・クルーバーを放出した上にマイク・クレベンジャーも放出候補に。クルーバーとの交換要員を見ると即戦力として期待できる若手選手を欲しているように見えますが、ヤンキースにはミゲル・アンドゥハーやクリント・フレイジャーなどMLBで実績のある若手選手がダブついてますよね。

まあヤンキース入りの可能性は限りなく低いけど。

マット・クラウス

ヤンキースのS&C監督(ストレングス&コンディショニング・コーチのトップ)を6年間務めたマット・クラウスが残り2年の契約を残し解雇されました。

クラウスは9シーズンにわたりシンシナティ・レッズのS&Cコーチを務めたのちにヤンキース入り。2017年にはNSCA(National Strength and Conditioning Association)から年間最優秀S&Cコーチに選ばれるなど業界でもトップクラスの人物だったよう。

ただ、皆さんご存知の通り2019年シーズンのヤンキースは故障者が多発。クラウスがこの責任を取らされたことは明確ですね。

コメント

  1. 土屋 勇治 より:

    シュワバーはキャッシュマンが以前から名指ししてますけど、1塁手として獲得するんですかね?40発は期待出来ますけどシフトの餌食になって打率が低い左打者を取ってもなあと思います。リンドーアを獲得できれば打撃・守備力全てにおいてグレードアップするけど、フレイジャーとアンドュハーじゃあクリーブランドは納得しないですよね。ドジャースに取られる気がします。

    • 管理人 より:

      ドジャースがどこまで本気か分からないですけど、Gavin Luxを差し出すようなことがあればヤンキースに勝ち目はないですよね。

  2. 妄想家 より:

    スペ体質が多い原因だったのでクラウス
    解雇は当たり前。
    トレントンで活躍し先発候補と言われた
    ザ・ヤンキーメガネ君(クリッパード)が
    ツインズ、貴殿はどう思うかわかりませ
    んが、ウォーレンが来期契約出来ホッと
    しています。
    ところで、捕手は補強?できましたが
    守備力問題の遊撃手、バッティングの
    穴が多く守備下手の一塁,スペ体質の
    多い外野手、ルメイヒューの負担が
    増えそうですが、大丈夫ですか?

  3. 管理人 より:

    最低年俸~年俸1000万ドル前後の選手を適材適所に獲得して弱手の穴埋め&選手層に厚みを持たせるような補強が好きなのですが、今オフはコールに大金を積んでしまったので妄想家さんのおっしゃるような弱点の解消にまで手が回らないのは(コール獲得には反対ですが)仕方がないのかなと割り切っています。