試合中継がないから勝手な想像でポジ(ネガ)ったもん勝ちのCPXとDSLが開幕!
Twitter上でプロスペクト玄人面したいファンたちの戦いが今年も始まりました🎉🎉
私も負けずに「目の付け所が違うんです😤」感を出すため、インスタグラムのショート映像だけで勝手にレッテル貼って、ガンガン偉そうに語っていきますよ~
目次
AAA
オズワルド・ペラザ
一時期はAL新人王レースの先頭に迫る勢いを見せるも5月以降はリプレイスメントレベルのパフォーマンスに終わっているアンソニー・ボルピを尻目に、AAAではオズワルド・ペラザがIL復帰明けから大復活。
復帰後ここまで17試合で10本塁打、OPS1.202を残しています。
過去に述べたように春季キャンプからシーズン序盤に賭けてはゾーン内のピッチを仕留めることができず、プルサイドへの強打に苦労していましたが、今では長打のほとんどがレフト方向への打球。
持ち前のハードなプルヒッティングを取り戻したと言えるでしょう。
ただ、昨シーズン後半から大きな向上を見せていたChase%やContact%などアプローチスタッツはパワーナンバー向上と入れ替わる形で大きく悪化。改善を見せていたはずの弱点フリースインガーが強打と共に戻ってきちゃいました。
そして、2枚目の画像を見ても分かるようにゾーン外のピッチに手を出すと軒並みウィークコンタクトに終わっていて、単純にAAAでの活躍をポジっている場合ではありません。
https://scout.texasleaguers.com/players/672724
AA
He’s Baaaack💥
Aaron Palensky socks his first homer with Somerset this season and Yankees organization leading 13th overall💪 pic.twitter.com/SEpgEKVQ0w
— Somerset Patriots (@SOMPatriots) June 7, 2023
アーロン・パレンスキー
2021年シーズンに大卒1年目ながらAAで起用されるもケガに泣き、昨年はA+にて目立つことなくシーズンを終えたパレンスキー。
今年はA+にて開幕から強打を披露し.352/.434/.744、206 wRC+の大活躍を見せていたところ、エバーソン・ペレイラとブランドン・ロックリッジの故障に伴いAA復帰を果たしました。
AAでも勢いはさほど衰えておらず、貴重なこのチャンスを掴み取ってほしいところ。
エドガー・バークレー
肘の炎症により開幕から出遅れていたエドガー・バークレーが5月末にAAで実戦復帰。
復帰前の調整中に95マイルを計測していたとの怪情報もありましたが、実際に実戦登板ではアームアクションをより鉛直方向に傾けた新投球フォームを披露。
Somerset Patriotsのスピードガン(球速表示)はイカれているため、本当にスピードアップしているのかは不明ですが、制球難に苦しみながらも奪三振を量産しています。
当ブログではJP・シアーズの下位互換と称したプロスペクトですが、そう言えば彼も今のバークレーの年齢時に球速バンプを経験しましたね…
Edgar Barclay slams the door in his Double-A debut going 1.1 shutout innings with 3 K’s🚪 pic.twitter.com/1RSJIkycY6
— Somerset Patriots (@SOMPatriots) May 31, 2023
High-A
ジョエル・バルデス
2021年オフにドニー・サンズ&ニック・ネルソンの対価としてT.J・ラムフィールドと共に獲得。
昨シーズンはFCLとAクラスにて先発投手として30%を超えるK%を残しブレイクを予感させたものの、今シーズンはA+にて39イニングを投げ26与四球、12与死球、10暴投、ストライク率56%と制球力が崩壊。
アームアクションが大きく再現性が低いメカニクスとは言え、今後も制球難がまともに改善させるとは考えにくく、早い段階でブルペンに回すべきでしょうね。
ルイス・ヴェラスケス
Aクラスのブルペンで開幕を迎えると、95マイルを超える速球とWhiff%が高いブレーキングボール群を武器に高いK%に加え70%近いGB%を記録し、たった2ヶ月でA+昇格を果たしました。
ただ、178㎝と身長に欠けアームアクション&メカニクスも平凡なため、VAAは中途半端で被EVも褒められた数字ではなく要注意。
体格的に今後大きな成長が見込めるとは思えず、所詮はリリーフピッチャー。
今回のブレイクを考慮してもプロスペクトバリューはたかが知れています。
球種 | 球速 | スピン | IVB | HB |
FF | 95.8 | 2314 | 14.6 | -4.4 |
SI | 92.0 | 1847 | 6.5 | -12.1 |
CT | 88.3 | 2720 | 1.4 | 4.2 |
SL | 85.1 | 2846 | -4.0 | 6.0 |
CB | 84.0 | 2914 | -8.2 | 10.1 |
CH | 88.2 | 1653 | 2.8 | -14.9 |
フアン・カレラ
昨シーズン全く歯が立たなかったA+にてリベンジを果たしてるものの、プラスピッチのスライダーとSVRが異常なシンカーを武器にゴロを量産するはずが、思ったほどGB%は伸びず低迷。
投球割合の半分超を占めるスライダーはゾーン上部高めへの失投も多く、鬼門の夏場に一発病を発症しても驚きではありません。
あと9登板・43.2イニングで16被盗塁・盗塁阻止率11.1%は走られ過ぎ。
21歳のプロスペクトに贅沢言い過ぎかもしれませんけど…。
アレクサンダー・バルガス
いや~、ビビったね。
これまでずっとバカにし続けてきたのに開幕からポンポン打つから、また恥を忍んで手のひら返しかまさないといけないのかと思ってたら、フツーにパフォーマンス落ち着いてきたわ。
Split | G | PA | H | HR | SB | BB | SO | BA | OBP | SLG | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
April | 14 | 64 | 15 | 4 | 4 | 7 | 16 | .263 | .344 | .561 | .905 |
May | 22 | 98 | 22 | 2 | 3 | 4 | 26 | .237 | .276 | .376 | .652 |
June | 4 | 20 | 1 | 0 | 0 | 3 | 6 | .063 | .200 | .125 | .325 |
Low-A
ブロック・セルヴィッジ
開幕戦で平均91.5マイル・2590rpm程度だったフォーシームは前回登板にて平均94マイル・2730rpm程度を計測。Statcastが導入されているMLB、AAA、AのFSLにおいて平均2700rpmを超えるフォーシームを投げるピッチャーなんて彼1人だけです。
この2登板のStatcastデータを更に比較するとリリースポイントが大きく異なっており、投球フォームを弄ったことは確か。
さらにシーズン序盤に投げていたフォーシームは変化が安定せずナチュラルシンカー気味でしたが、最近は投球フォームの変更によりスピン効率が向上したのかIVBが大幅に上昇し真のフォーシームへより近づいています。
高校時代から制球力が最大の懸念材料とされてきたプロスペクトですが、今シーズン全登板で与四球を2個以下に抑えている点も好印象。
チェイス・ハンプトンやらクレイトン・ビーターやらウィル・ウォーレンの見栄えが良いパワーピッチが話題になっていますが、セルヴィッジの急成長の方が色んな意味でヤバいと思う。
Rk | Date | IP | H | R | ER | BB | SO | HR | Pit | Str |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2023-04-07 | 5.0 | 7 | 5 | 4 | 1 | 6 | 0 | 74 | 52 |
2 | 2023-04-14 | 5.2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 5 | 0 | 81 | 55 |
3 | 2023-04-21 | 4.0 | 3 | 1 | 1 | 2 | 5 | 0 | 79 | 49 |
4 | 2023-04-27 | 5.0 | 7 | 2 | 2 | 0 | 4 | 0 | 85 | 58 |
5 | 2023-05-04 | 5.0 | 5 | 3 | 3 | 2 | 5 | 1 | 85 | 51 |
6 | 2023-05-11 | 5.0 | 4 | 3 | 2 | 1 | 4 | 0 | 90 | 62 |
7 | 2023-05-18 | 4.0 | 6 | 1 | 1 | 0 | 7 | 1 | 88 | 56 |
8 | 2023-05-26 | 6.0 | 4 | 2 | 1 | 0 | 4 | 0 | 91 | 56 |
9 | 2023-06-01 | 6.0 | 4 | 1 | 1 | 2 | 8 | 0 | 95 | 60 |
シェーン・ハーマン
セルヴィッジでポジり倒したので、バランスを取るために誰かディスっておこうということで、ハーマン君をピックアップしました。
話は簡単で、各球種の球速・ムーブメントが一貫性に欠き、持ち前の制球力を発揮できず炎上を続けています。
さらに最近の登板では全球種の球速が落ち込み、経験不足を露呈しているイメージ。
BABIPが高くK%、BB%、HR/9は何れも昨シーズンから向上しているので、今後並みの成績へ収束していくかと思われますが、取り敢えず球速低下は心配ですね。
アンソニー・ホール
故障により開幕から出遅れ、復帰後もチンタラ低空飛行を続けていましたが、5月以降の25試合中22試合でヒットを放つなどプロの水にも慣れ、ドラフト4巡目指名の及第点に到達。
Chase%はFSLでも75パーセンタイル程度の数字で、Contact%やEVもリーグ中央値をクリア。GB%が高めですがLA分布は卑下するような状態ではなく、ファストボールヒッターのはずが変化球のコンタクトクオリティも悪くありません。
だけど守備は思ってた以上にマズいかもしれない。
FCL
ロデリック・アリアス
開幕2番起用を受け2試合・11打席で三振ゼロ。2試合目にはグラスラを放つなど最高のスタートを切りました。
すでにショート守備でエラー2つはどうかと思うけど…
デルガド&テハダ
昨シーズンのDSLにてトップクラスの打撃成績を残したカイナー・デルガドとエマニュエル・テハダはそれぞれ1番セカンドと4番サードで起用。上位打線での起用からチームの期待度が計り知れます。
2人ともアプローチスタッツがウリのプロスペクトですが、2試合で計8四球を稼ぎ出していて、このままFCLでも優れたアプローチを期待。
カルロス・ラグランジュ
平均年齢が高いFCLタイガース相手に4回1失点の好投を披露。
XSTの投球映像を見る限り第2の変化球であるスプリッターが向上した印象で、やはり今後を握るのはコマンドか。
DSL
ブランド・マイエア
プロ初打席で二塁打を放つも、その直後の三盗企画時に足首を捻挫し交替。
症状はDay-to-Dayレベルとのことですが、コロナ禍によりシーズンが中止となったジェイソン・ドミンゲスといいシーズン開幕前に手首を痛めたロデリック・アリアスといい、ヤンキースのIntFAトッププロスペクトはスタートダッシュが上手くいきませんね。
ガブリエル・ララ
足が速いだけだと聞いてたんですけど、2/3番・RF/LF起用を受けWalk-Offホームランも放ちました。
ヤンキースは俊足のプロスペクト少ないですからね。こういう一芸タイプはアクセントになって有難い。