ヤンキースが大砲有望株のコナー・キャノンを獲得

4月27日、ヤンキースはジャイアンツにマイク・トークマンをトレード。見返りとしてリリーフ投手のワンディ・ペラルタと後日発表選手(​PTBNL、Player to be named later)を獲得しましたが、今月に入り後日発表選手が23歳の大砲有望株コナー・キャノンである発表されました。

コナー・キャノンと言えばFanGraphsからクリス・ギッテンズと並びロー・パワー80/80の評価を受けるなどマイナー最高クラスのパワーの持ち主として有名なプロスペクトで、ジャイアンツのプロスペクトに疎い私でも知っているような存在。

MLBにアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、クリス・ギッテンズ、マイナー傘下にジェイソン・ドミンゲス、デルミス・ガルシアアンソニー・ガルシアらなどロー・パワーだけであれば球界で上位に入るような選手を数多く抱えるヤンキース組織に、新しくジャッジやスタントンにすら勝るとも劣らないコナー・キャノンが加わるのは私にとって今季最大の高揚要素です。



コナー・キャノン

23歳1ヶ月/196cm・108㎏/右投右打/カリフォルニア州出身
2019年ドラフト17巡目(ジャイアンツ:全体506位:契約金10万ドル)

ヒッティング   : 20/35
パワー      : 70/80 
ラン       : 30/25
アーム      : 55/60
フィールディング : 25/35
総合       :   25/35


父親は1983~1986年にエンゼルス傘下でプレーしたスコット・キャノン。父スコットはピッチャーとしてプレーしましたが息子のコナーはピッチャーよりも野手として真価を発揮し高校時代には所属リーグで首位打者に。NCAA1部の中堅カンファレンスであるビッグ・ウエスト・カンファレンスに所属する地元のカリフォルニア大学リバーサイド校に進学すると、3年目にはカンファレンスのホームラン王に輝き、数多くのメジャーリーガーを輩出した同校のシーズン及び通算最多ホームラン記録を更新。

ベースボールアメリカのドラフト候補生ランキングで第292位にランクインすると、2019年ドラフトにおいてジャイアンツから17巡目指名を受けました。

ちなみに、ピッチャーとしても父親の才能を引き継ぎ最速95マイルを計測するほどの強肩であり、リバーサイド校でも度々ピッチャーとして起用されましたが、3年間で計11試合・8.2回を投げ25失点を喫するなどからっきしダメだったようです。

Register Batting
Year Age Tm Lg Lev Aff G PA R H HR SB BB SO BA OBP SLG OPS
2017 19 UC Riverside BigW NCAA   42 176 18 40 8 0 8 46 .250 .313 .419 .731
2018 20 UC Riverside BigW NCAA   49 195 28 50 10 0 13 55 .282 .349 .520 .868
2019 21 UC Riverside BigW NCAA   51 223 37 60 18 2 27 51 .319 .426 .660 1.086
2019 21 2 Teams 2 Lgs Rk-A- SFG 37 155 32 45 13 0 11 38 .324 .394 .669 1.063
2019 21 Salem-Keizer NORW A- SFG 2 7 0 2 0 0 0 1 .286 .286 .286 .571
2019 21 Giants Orange ARIZ Rk SFG 35 148 32 43 13 0 11 37 .326 .399 .689 1.088
Mino Mino Mino   Minors   37 155 32 45 13 0 11 38 .324 .394 .669 1.063
NCAA NCAA NCAA   NCAA   142 594 83 150 36 2 48 152 .286 .367 .539 .906

ヒッティング   : 20/35
パワー      : 70/80 

三振が多いだけでなく四球も少ないフリースウィンガー気味のハイリスクなバッターですが、その巨体と大振りなスイングから繰り出されるパワーはマイナーリーグに限らず世界球界全体でもトップクラス。

アッパースイングによっって引張方向の大飛球を放つだけでなく打球初速度でも規格外の数字を残していて、2019年シーズンはハードヒット率が軽々と60%を超え打球初速度最速121マイルを計測。

Statcast時代においてMLBにて119.0マイルを超えたバッターはジャンカルロ・スタントン(最速122.2マイル)、アーロン・ジャッジ(最速121.1マイル)、ゲーリー・サンチェス(最速121.1マイル)の3人のみ。マイナーリーグでもオニール・クルーズ(120マイル)、エロイ・ヒメネス(119.4マイル)、マルコ・ルシアーノ(119マイル)、クリス・ギッテンズ(118~119マイル)、デルミス・ガルシア(118マイル)らが120マイル近い打球を放っていますが、私の知る限り121マイルを計測したバッターはキャノンのみ。

ラン       : 30/25
アーム      : 55/60
フィールディング : 25/35

父親に元マイナリーガーを持つだけにベースの身体能力こそ悪くはありませんが、後述するように非常に故障が多く現状として運動能力は✖。ピッチャーとして最速95マイルを計測するほどの強肩を誇りますが故障歴を考えると指名打者起用が理想で、フィールドを守らせるとしてもファーストが唯一の選択肢でしょう。

ただ、グラブ捌きなどファースト守備自体は悪くないようです。

故障歴について

これまでに左右両方の膝の手術を受けさらに肩と背中を痛めた経歴があるだけでけでなく、今オフには加えて手首の手術を受けるなど超が付くほどのスぺ体質。今季の開幕をAクラスではなくタンパ開催の拡張春季キャンプで迎えている理由もこの手首手術が理由だと考えられますが、今後もまともに守備に就けるようになる可能性は低。

ヤンキース傘下加入後のインタビューを聞く限りでは、今月末のルーキーリーグ(GCL)開幕から実戦に復帰することとなりそうですが、23歳という年齢を考えるとルーキーリーグで遊んでいる暇はありません。


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