・イントロダクション
ファースト&DH:2019年MLBポジション別選手ランキング
リリーフ(救援投手)
10位:シェーン・ドゥーリトル
ナショナルズ:32歳:2018年=ランク外
rWAR | fWAR | WARP |
2.5 | 1.9 | 1.0 |
BABIPが.196と運に恵まれた感もあるものの被OPS+6、被wOBA.172、被xwOBA.203、WHIP0.60と驚異的な数字を記録。被OPS+6はMLB歴代3位(40イニング以上)、WHIP0.60はMLB歴代2位(40イニング以上)とMLB史に残る好成績でした。
投球内容の質だけならもっと上位の選手ですが2018年は45イニング、2017年は51.1イニング、2016年は39イニングと労働量が少なくこの順位に。
9位:ブラッド・ハンド
インディアンズ:29歳:2018年=ランク外
rWAR | fWAR | WARP |
0.8 | 1.2 | 1.4 |
この3年間でのリリーフ登板240.2イニングはMLB全体でトップ。3年連続での70イニング以上登板はMLB全体で3人しかいません。
昨シーズン開始前には3年1975万ドル+球団オプション1年で契約延長を結びましたが、シーズン途中にインディアンズへ放出。キャリア初となるPS出場も果たしましたが、アストロズを相手にしたパフォーマンスはイマイチでした。
8位:アロルディス・チャップマン
ヤンキース:31歳:2018年=5位
rWAR | fWAR | WARP |
1.7 | 1.9 | 1.7 |
2014年~2017年はフォーシームの平均球速が100マイルを超え世界最速投手として君臨しましたが、2018年は加齢と故障のために平均球速が98.7マイルまで大幅下落。世界最速投手の座をカージナルスのジョーダン・ヒックスに奪われています。ただ、投球内容はスランプ気味だった2017年から向上。PSでも好投を見せました。
今季オープン戦では投球内容こそ良いものの球速は低調で、前回登板にいたっては最速がたった94マイル。来年にはTop10圏外という可能性も十分。
7位:チャド・グリーン
ヤンキース:27歳:2018年=ランク外
rWAR | fWAR | WARP |
2.3 | 1.7 | 1.4 |
この2年間、同チームに実績抜群のリリーフ投手が多かったため起用法が流動的でしたが、2年連続で高水準なパフォーマンスを披露。出来すぎだった2017年と違って2018年の成績が実力を反映したもののように感じますが、今シーズンはスプリットボールの投球割合増加が予想されこれまでとは一足違ったピッチングを見せてくれるはず。
更に今シーズンは既にチームの先発陣に故障者(セベリーノやサバシア)が続出しており他にもパクストンや田中など故障歴のある先発投手も多いだけに、場合によってはグリーンが再び先発やオープナー起用を受ける可能性も0ではないはず。
6位:フェリペ・バスケス
パイレーツ:27歳:2018年=ランク外
rWAR | fWAR | WARP |
1.5 | 2.1 | 1.8 |
スリークォーターから投げ込まれる剛速球とリリーフ投手には珍しく3種の変化球(チェンジアップ、スライダー、カーブ)を織り交ぜ、チャップマンを超えて球界最高の左投クローザーに。
今季オープン戦でも圧倒的なピッチングを見せており、故障さえなければランクダウンはないはず。