ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ100:2022年夏版



86位~100位 31位~40位
71位~85位 21位~30位
56位~70位 11位~20位
41位~55位 1位~10位

70位:ダウリ―・アリアス

20歳11か月:178cm・78kg:左投左打:センター
FCL:ドミニカ:2019年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
40 45

ビルドアップされた筋肉質なボディとシンプルな打撃フォームから繰り出されるスイングはバットスピード◎。

昨シーズンDSLにてオーバーエイジながらも好成績を残し、今シーズンはFLCでもそのパフォーマンスを継続中。

守備力と走塁は測りかねまずが、取り敢えず守備成績は優秀。

69位:ブラス・カスタノ

23歳10か月:178cm・73㎏:右投先発
Hign-A:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
45 45 40 40 50
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95 93 81 80 87

コロナ休止中に急成長を遂げたプロスペクトで、いたって普通な4種類のピッチを平均レベルのコマンドで投げ込むHign-Aの先発4番手。

超が付くほど左打者を苦手にしているだけでなく先発投手としてはサイズ不足ですが、別にリリーフ適性があるとも思えないし、個人的には傘下において悪い意味で最も中途半端なプロスペクトの1人かと。

68位:ウィリー・モンテロ

17歳11か月:193cm・91kg:右投右打:センター
DSL:ドミニカ:2021年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 45 50

まだまだ粗削りなもののサイズ、パワー、スピードの三拍子?を兼ね備えたハイシーリングなセンター。

早生まれであるため同世代のプレーヤーよりも若く、昨シーズンの低成績には目を瞑っても大丈夫でしょう。

67位:ミッチ・スペンス

24歳2か月:185cm・83㎏:右投先発
AA:アメリカ:2019年ドラフト10巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第42位

FB SL CB CH Cmd
45 45 40 35 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95 91~93 83~84 78~79 85~86

ブレイクを果たした昨シーズンから球速が1~2マイル程度下落しAAで通用せず。

故障が少ないタフなピッチャーであるため球速低下はか不可思議ですが、ここから大きく変化球等が向上するとも思えないし、球威が戻らない限りリリーフに回すのが正解でしょうね。

66位:リチャード・フィッツ

21歳9か月:190cm・97㎏:右投先発
Low-A:アメリカ:2021年ドラフト6巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

FB SL CH CT Cmd
50 45 35 40 50
FB/be FB/vel SL/vel CH/vel CT/vel
98 92 82 87 89

ドラフト年度において故障によるパフォーマンス低下に陥り指名順位を大きく落とした”元トッププロスペクト”。

プラス級のスピンレイト(平均2430rpm)と回転角(12時30分方向)を兼ね備えたノビのあるフォーシームは右打者相手位に威力を発揮するも左打者相手には✖。

決め球のスライダーやカットボールはスピンに欠けるためか強打を許していて、対左打者限定のチェンジアップも平均未満かと。

ただ、本記事投稿直前の登板にて95マイルを連発するなど大復活の兆しを見せており、後半戦に大ブレイクを果たしそうな勢い。

65位:ベン・ライス

23歳4か月:188m・92kg:右投左打:キャッチャー
Low-A:アメリカ:2021年ドラフト12巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 45 30 50 45

マイフェイバリットの1人。

2020年のサマーリーグにてドラフト上位選手(サル・フレリックやドミニク・キーガン)らを抑えMVPに輝くも、所属カンファレンスが2020年だけでなく2021年もシーズン中止となってしまい下位指名に沈んだ”影の実力者”。

Low-Aでは期待以上のコンタクトスキルと選球眼を披露しており、全体的にバッティングはTJ・ラミフィールドに似たイメージ。

また、打球初速度最速110.8マイル、平均88.3マイル、中央値88.7マイル、ハードヒット率39.7%は次のグラント・リチャードソンに劣るものの、打球角度20°前後の理想的な弾道の打球が多くxwOBAの高さは想像に容易いかと。

ただ、左投手とチェンジアップ相手には✖

64位:グラント・リチャードソン

23歳1か月:188m・95kg:左投左打:レフト
High-A:アメリカ:2021年ドラフト17巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
35 55 55 60 45

シーズン途中から急激に打撃成績が向上しHigh-Aへ昇格した昨年のドラフト10巡目指名選手。

打球初速度最速114.0マイル、平均91.4マイル、中央値95.9マイル、ハードヒット率50.5%と打球のクオリティが非常に優秀で、もっと引張方向にそのパワーを発揮できるようになれば長打も一気に増加するはず。

また、平均超のスピードと強肩を外野守備にて活かせるようになれば更なるバリューも見込めますね。

63位:シェーン・ボイル

25歳8か月:185cm・92㎏:右投先発
AAA:アメリカ:2018年ドラフト25巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第44位

FB SL CB CH Cmd
40 45 35 50 55
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95 91~92 80 76 86

相手バッターのタイミングを惑わせる変則的なフォームから多彩な変化球をコーナーに投げ込む技巧派。

球威に欠けるため制球ミスのミートボールをいとも簡単にフィールド外へ持っていかれる一発病は大きなマイナスポイントとなっていますが、今シーズンのゴロ率低下は心配。

62位:ジャック・ニーリー

22歳1か月:203cm・102㎏:右投リリーフ
Low-A:アメリカ:2021年ドラフト11巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
60 50 30 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
100 95 83~84 81

昨年のドラフト前に100マイルを計測するも、制球難による低成績を理由に低順位指名となった巨漢。

ヤンキースの指導のおかげとは断言できないものの、プロ入り後にリリースポイントの安定度が向上。リリーフ投手として最低限のコントロールを披露し、登板試合全てで奪三振を記録するなどLow-Aのバッターを圧倒中。

ただ、平均95マイルのナチュラルシンカーとスピンレイト2000rpmを下回る特殊なスライダーのコンビネーションは威力絶大ですが、左打者にはそれが全く通用しておらず、チェンジアップやカーブなど対左用ピッチの改良は必要不可欠。

61位:ジャスティン・ラング

20歳10か月:193cm・105㎏:右投先発
FCL:アメリカ:2020年ドラフト1巡目(全体34位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第18位

FB SL CB CH Cmd
55 45 35 35
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
102 91~93 mid-80 ?

ルーク・ボイトの対価。

昨シーズンと同様に90マイル台前半を連発し、高校時代に披露した70グレードの剛速球は見る影なし。さらには、与四球数がイニング数をオーバーするなど制球力もボロボロで。

球威低下や制球難が昨シーズンの故障の影響による一時的なものでなければ、ヤンキースのギャンブルは大失敗に。(それ依然に健康体だとしても先発投手としてはノーチャンに近い存在だけど。)

60位:アレクサンダー・バルガス

20歳8か月:180cm・81㎏:右投両打:ショート
Low-A:キューバ:2018年国際FA(契約金250万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第15位

Hit Power Run Arm Field
35 35 65 45 40

平均打球初速度85.0マイル、ハードヒット率26.1%とパワーレスであるにもかかわらず、三振率30.5%、16.1 SwStr%とコンタクトやアプローチも✖。

守備や走塁でも身体能力の高さを感じさせるアクロバティックなプレーを披露してはいるものの、稚拙なプレーにより未熟さを露呈することも多々あり。

今月の試合で自己ベストを大きく更新する打球初速度109.7マイルを計測し、緩やかながらも打撃成績が上向きになっていることはせめてもの救いです。

(何にせよショートは無理だと思う。)

59位:ヘスス・ロドリゲス

20歳2か月:178cm・82kg:右投右打:ファースト/キャッチャー
FCL:ベネズエラ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
45 40 40 40

FCL開幕から50打席でたった1三振しか喫しなかった巧打のキャッチャー。ホームランこそ少ないものの打球初速度も悪くないので、何れは最低限のパワーを発揮するようになるのかなと。

ただ、今シーズンはファースト起用がメインとなっており、将来的なファースト専念は既定路線か。

58位:チェイス・ハンプトン

20歳11か月:190㎝・92㎏:右投先発
ー:アメリカ:2022年ドラフト6巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:入団前

FB SL CB CH Cmd
55 45 40 40 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
99 93~94 83~85 76~77 87~88

今年のドラフト6巡目指名選手。

今シーズンは強豪テキサス工科大にて低成績に終わるもシーズン終盤にパフォーマンが大きく向上しており、アーリーエントリーのため21歳弱と若く伸び代〇。

最速99マイル・常時93~94マイルのフォーシームと標準的な変化球3種の組み合わせは正しく先発投手と言ったところで、弱点のコマンドさえ向上すれば先発4~5番手に到達することでしょう。

57位:ヘンリー・ラレーン

18歳2ヶ月:201cm・95㎏:左投先発
DSL:ドミニカ:2021年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第46位

FB SL CB CH Cmd
55 45 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
high-90

A.J・パクを彷彿させる長身左腕。

長身ピッチャーに制球難は付き物ですが、昨シーズンから今シーズンにかけて与四球が半減。

また、ゴロ率56.8%もDSLの左腕の中ではトップの数字であり、高速シンカーボーラーへの成長を期待。

56位:マット・クルック

27歳8か月:193cm・102㎏:左投先発
AAA:アメリカ:2016年ドラフト4巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第36位

FB SL CT CH Cmd
60 55 40 35 40
FB/be FB/vel SL/vel CT/vel CH/vel
97 91~92 80~82 88~89 83~85

トッププロスペクトのヘイデン・ウェズネスキと並ぶAAAのエースピッチャーであり、ナックルボールのようだとも称される伝家の宝刀シンカー&変化量大のスイーパーのコンビネーションはマイナー屈指。

好不調の波が非常に大きいがためにヤンキースではAAAに幽閉されていますが、このトレードデッドラインで放出され後半戦にMLB昇格を果たす流れになるのでは?

ちなみに、本人曰くこの6月に制球力安定へのカギを掴んだ模様。

コメント

  1. ホルヘ・マテオ より:

    将来的にJuan SotoよりValueを生み出せる選手なんて現在の傘下にいないのだから全力でSotoを獲得するべき、といった主張はどう思われますか?
    そうはいってもワシントンが望んでいる「若手レギュラー格」を満たす選手はTorresしかいませんし、、。

    • 管理人 より:

      別に「ソトのバリュー」≒「NYY側のパッケージのバリュー」になるなら幾らでも放出して構いませんが、A-Rodやスタントン獲得時と打って変わって相当な争奪戦でしょうから、それがニアリーイコールとなる訳ないですよね。その時点でもうダメじゃんと。
      トレード獲得によって”エクステンション権”も得られる訳ですけど、ボラス案件なので旨みがある契約なんて期待できないですし。
      ただ、「どうせヤンキースなんてプロスペクトを大成させられないんだから抱えてるだけ無駄」と言われれば,私には真っ当な反論なんて無理です。まあソトの代わりにハップやらカスティーヨやらロバートソンやらを獲ればいいだけですけど。

      結論としてボラス案件じゃなければオールインも一応は許容範囲だったと思います。