目次
86位~100位 | 31位~40位 |
71位~85位 | 21位~30位 |
56位~70位 | 11位~20位 |
41位~55位 | 1位~10位 |
30位:アンソニー・ガルシア
20歳10か月:196cm・92kg:右投両打:ライト
ROK:ドミニカ:2017年国際FA(契約金45万ドル)
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
Hit | Power | Run | Arm | Field |
20/35 | 40/70 | 50/50 | 45/45 | 35/40 |
ジャッジやスタントンに勝るとも劣らない巨体から年齢離れしたパワーを繰り出す稀有なスイッチヒッター。
2019年シーズンは故障によりシーズンの大半を休養に費やすなどスぺ体質がネックではあるもの、今年は拡張春季キャンプの練習試合にて打球初速度114マイルのホームランを記録。
FCLでは以前と同様に三振を連発していますが、こういうハイリスキーなパワーヒッターはたまらないわ。
5.1回で14奪三振を記録したGlenn Otto pic.twitter.com/m9QRlzgz20
— Fordy Ballgame (@ironhorse0619) May 21, 2021
29位:グレン・オット
25歳3か月:190cm・108㎏:右投先発
AA:アメリカ:2017年ドラフト5巡目
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
FB | SL | CB | CH | Cmd |
55/55 | 40/50 | 40/45 | ー | 40/45 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
97 | 93~95 | 84~86 | 79~81 | ー |
コロナ休止前は制球難とスぺ体質が足を引っ張りA+クラス以下で伸び悩んでいましたが、今季は新しく習得したスライダーが機能するだけでなく別人のようにコマンドが向上。開幕から10先発中5先発で二桁奪三振を記録するなどコンスタントに支配的なパフォーマンスを見せ、奪三振数やK/%はマイナー全体で堂々の右投手No.1。
後半戦にAAAへ昇格することは間違いありませんが、今季終了後にルール5ドラフトの対象とるだけにトレード要員として優先的に放出される可能性も。
28位:ホイジュン・パク
25歳2か月:185cm・79kg:右投左打:ショート/セカンド
AAA:韓国:2014年国際FA(契約金116万ドル)
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
Hit | Power | Run | Arm | Field |
40/40 | 35/35 | 50/50 | 45/45 | 35/40 |
春季キャンプからマイナリーグ開幕までの短期間に打撃フォームの大幅な改造を行った結果バッティングが開花。AAAにて30試合連続出塁を記録し打撃成績はAAA全体トップの数字。
韓国の高校生時代から長らく内野でプレーを続けてきましたが、先月からはMLB昇格を見据え度々外野起用も受けています。
(何度もこのブログで書いてるけどさっさとオドーアを切ってパクを上げてくれ。そもそもオドーアなんて獲得すんな。バカらしい)
Alexander Vizcaino changeups. Typically regarded as one of the best pitches in the Yankees' system. pic.twitter.com/U5Z4EHu4jg
— Lucas (@DBITLefty) February 12, 2021
27位:アレクサンダー・ビスカイーノ
24歳1か月:188cm・72㎏:右投先発
High-A:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
FB | SL | CB | CH | Cmd |
55/60 | 35/45 | ー | 60/65 | 25/35 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
100 | 94~96 | 83~84 | ー | 88~90 |
最速100マイルのナチュラルシンカーとヤンキース傘下No.1のチェンジアップを兼ね備え、昨オフにはルール5ドラフト・プロテクトのためMLBロースターに追加。
これまでマイナーの各クラスにて好成績を残したことは一度もなく、ロースター入りや年齢を考えると今季はAA~AAAクラスである程度の実績を残してもらわないと困るわけですが、シーズン前に腕を痛めFCLで調整中。
Elijah DunhamのA+クラス初HRpic.twitter.com/sEJb1IgOHg
— Fordy Ballgame (@ironhorse0619) June 27, 2021
26位:イライジャ・ダナム
24歳1か月:183cm・96kg:左投左打:レフト
High-A:アメリカ:2020年ドラフト外
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
Hit | Power | Run | Arm | Field |
30/40 | 35/45 | 50/55 | 40/40 | 35/40 |
コロナの影響により5巡目までしか行われなかった2020年ドラフトにて指名を獲得することはできなかったものの、指名漏れの大学生野手の中でトップクラスと評されドラフト外にてヤンキースと契約。
今シーズンは2020年ドラフト組の3人(オースティン・ウェルズ、トレバー・ハウバー、ベック・ウェイ)と同様にAクラスでプロデビューを果たすと、四球数>三振数を記録するなど成熟したバッティングを披露し約1ヶ月でA+クラスに昇格。A+クラスでも引き続き活躍を続けています。
大学時代にファーストと外野の併用を受けていたことからも分かるように打撃走塁と比べ守備は低レベル。Aクラスではセンターで起用されることもありましたが、A+クラス昇格後はレフトに固定。
25位:ヘイデン・ウェズネスキ
23歳6か月:190cm・95㎏:右投先発
AA:アメリカ::2019年ドラフト6巡目
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
FB | SL | CH | CT | Cmd |
50/55 | 40/45 | 30/35 | 35/40 | 30/40 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CH/vel | CT/vel |
98.7 | 93~94 | 80~82 | 84~86 | 88~90 |
プロ1年目の2019年シーズンはリリーフ起用を受け最速95マイルを計測していましたが、昨オフのトレーニングにて90マイル台後半を連発すると今季は先発に復帰。
A+クラスでは支配的なピッチングを見せていた同僚のケン・ワルディチャックとルイス・メディーナの陰に隠れ話題性は低かったものの、開幕から7先発全てを自責点2点以下に抑えるなど安定したピッチングを披露し早々とAAに昇格(AAでは打って変わって苦戦中)。
四球率やストライク率は優秀ですがコマンド自体は平均未満。各球種がストライクゾーンへ無駄に集まりすぎ、AAのバッターからは軽々と強打されてしまっています。特にフォーシーム、ツーシーム、スライダの3球種と比べクオリティの低いチェンジアップとカッターがミートボールとなることが多く、チェンジアップを左打者外角・カッターを右打者内角へとコマンドできない限りは先発として厳しいかと。
個人的にはリリーフに転向し速球の強度を上げ変化球の用途を絞ることで、コントロールの良いパワーリリーバーとしてMLBでも通用するかと思います。
24位:タイロン・ユーリエ
19歳10か月:198cm・82㎏:右投先発
ROK:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
FB | SL | CB | CH | Cmd |
50/60 | 25/40 | ー | ー | 25/45 |
FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
99~100 | 95 | 83 | ー | ー |
まだ10代にもかかわらず198㎝という巨体から最速100マイル前後、平均95マイルのフォーシームを繰り出す剛腕。また、若き巨体のハイヒーターには非常に珍しくコマンドにも優れBB/9では10%未満、通算ストライク率では70%近くを記録中。
反対に変化球の評価は低く80マイル台前半のスライダー以外のレパートリーは不明ですが、FCLで好投を続けているだけに今シーズン中にAクラスへ昇格しても驚きではありません。
23位:ライダー・グリーン
21歳1か月:183cm・90kg:右投右打:ライト
Low-A:アメリカ:2018年ドラフト3巡目
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
Hit | Power | Run | Arm | Field |
20/35 | 25/60 | 55/55 | 40/50 | 20/40 |
2018年ドラフトクラス高校最高級のパワーの持ち主と評され、ヴァンダービルド大学進学を蹴りオーバースロットでヤンキースと契約。早生まれのためコロナ休止前はほとんどの打席が年上との対戦だったものの各クラスにて平均以上の打撃成績を記録し、今季はFCLで開幕を迎えると以前とは反対に年下のプロスペクト達相手に格の違いを見せつけています。
ヤンキース傘下でも上位に入るパワーだけでなく、走塁や肩の強さも平均以上。流石にこれ以上センターでのプレーは厳しいでしょうが、ライトに留まるには十分なスペック。
また、コロナ休止中には地元のトレーニング施設で打撃インストラクターを務めるなど野球IQの高さも魅力の1つ。
※本記事執筆中にAクラスへ昇格。
22位:トレバー・ハウバー
22歳7か月:183cm・92kg:右投左打:セカンド
Low-A:アメリカ:2020年ドラフト3巡目
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
Hit | Power | Run | Arm | Field |
25/40 | 40/50 | 40/40 | 40/45 | 30/40 |
Aクラスで開幕を迎えると開幕5試合で6本塁打を放ち一大センセーションを起こすもその後は1本だけ。とは言え、大学時代と同様にプラスレべルの選球眼を遺憾なく発揮し、四球数>試合数を記録するなどAクラスでも上位の成績を残しています。
また、身体能力に欠けアリゾナ州立大学時代はレフトをメインに起用されていましたが、今季からはセカンドにコンバート。同ポジションを守るのは高校時代以来となるものの、守備成績は可もなく不可もない数字。
CABRERA AGAIN!! 💣💣
Oswaldo Cabrera is now 2-for-3 today with 2⃣ home runs and 5⃣ RBI! A two-run 𝙨𝙝𝙤𝙩 as a left-handed bat and now a three-run 𝙗𝙡𝙖𝙨𝙩 from the right side! pic.twitter.com/cSAI8UdmST
— Somerset Patriots (@SOMPatriots) July 7, 2021
21位:オズワルド・カブレラ
22歳4か月:178cm・65kg:右投両打:セカンド
AA:ベネズエラ:2015年国際FA(契約金10万ドル)
選手ページ:MiLB公式・Baseball Reference・FanGraphs
Hit | Power | Run | Arm | Field |
30/35 | 30/40 | 45/45 | 45/50 | 55/60 |
優れた打撃成績こそ残すことはなかったものの年齢以上の成熟したバッティングを誇り、2017年に18歳でAクラス、2019年に20歳でA+クラスでレギュラー起用を受けた若きスイッチヒッター。
小柄な体格によるパワー不足を補うかのように常にフルスイングを繰り出し打球初速度は上々。今シーズンは三振率が悪化する代わりにホームラン数や長打率が大幅な向上を見せ、ようやくバッティング・スタイルがハマった印象、
守備力もポテンシャルが高く内野の3ポジションを(ショート、セカンド、サード)を卒なくこなすことができますが、本職のセカンドであればプラスツールへの成長も期待できます。